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離乳食にサバ缶で時短調理。離乳食後期・完了期の人気レシピ
離乳食にサバ缶を使うときのポイント
離乳食にサバ缶をどのように取り入れればよいのか知りたいママもいるでしょう。乳食に使うときはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。今回は離乳食にサバ缶を使うときのポイントや、冷凍保存方法についてお伝えします。サバ缶を使った離乳食の簡単レシピを離乳食後期と完了期にわけて紹介します。
離乳食にサバ缶はいつから使える?
離乳食にサバ缶を使えるのか考える方もいるかもしれません。サバ缶には味噌煮などあらかじめ味つけされているのもありますが、離乳食にはサバ本来の味が楽しめる水煮缶を使う保護者が多いようです。
離乳食にサバ缶をいつから使っていたのかを聞いてみました。
40代ママ
30代ママ
離乳食後期に細かく切った野菜とサバ缶をいっしょに煮込んで、煮物を作りました。
離乳食後期から煮物料理にサバ缶を使っていたというママの声が複数ありました。サバ缶は加熱調理済みなので、下ごしらえの時間を短縮できそうですね。
サバは青魚なので、サバ缶を使うときは白身魚や赤身魚に慣れてから与えるとよいでしょう。
サバ缶にアレルギーの危険性はある?
サバ缶など青魚は、離乳食としては後期以降に少しずつ取り入れることが推奨されていますが、アレルギーのリスクは注意が必要な食材に比べるとそこまで注意喚起はされていないようです。
しかし、サバなどの魚で注意したいのは「ヒスタミン中毒」と言われるものです。ヒスタミンはサバやイワシ、マグロなどの青魚に保存状態が悪いと発生しやすくなります。主な症状としては、くちびるや舌先に刺激を感じることが多いようです。
これはアレルギーではなく食中毒の一種で、体内での反応も異なります。2006年から2015年の統計では、0歳から9歳までの子どものヒスタミンによる食中毒は全体の41.4%と非常に多い割合を占めています。なかでも、1歳から4歳が23.8%と高い数字になっています。
ヒスタミンによる食中毒を防止するためには、衛生管理の徹底が重要と言われています、調理時に加熱しても分解されないため、与える際にはサバ缶の選び方にも注意が必要でしょう。
保存状態が需要ですが、保育園や幼稚園の給食でも魚の缶詰などの大規模な回収事例が発生していることが分かっており、市販の缶詰であっても、解凍や加工においては魚の低温管理を徹底することなど十分な注意が必要であることが呼びかけられています。
サバに含まれる栄養素
離乳食にサバ缶を使う際には、いくつかの栄養素を知っておきたいという保護者も多いでしょう。
サバには、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった、コレステロールや中性脂肪を減少させる効果や血液をサラサラにする働きが期待できる栄養素が含まれています。
これらの成分は、赤ちゃんの成長期だけでなく大人ににとっても欠かせないものです。また、サバはビタミンDも豊富で、カルシウムの吸収を助けるため、丈夫な骨を育てるのにも役立ちます。
こうしたポイントを意識しながら、サバ缶を取り入れることで、手軽に栄養価の高い食事を提供でき、赤ちゃんの健やかな成長をサポートできます。
離乳食にさばの水煮缶を使うときのポイント
サバ缶は栄養価が高く、青魚をおいしく簡単に食べられるため活用している保護者は多いようです。そんな便利なサバ缶を使用する際に、気をつけているポイントについて聞いてみました。
原材料を確認する
20代ママ
サバ缶の選び方には気をつけています。市販のサバ缶にはさまざまな種類があるので、原材料表示をしっかり確認します。特にアレルギーがある子どもの場合は注意が必要です。水煮缶を選ぶことが多いですね。
サバ缶を選ぶときは、どのような材料で作られているのか、原材料表示を確認して購入するとよいでしょう。
サバ缶の中には、塩以外の調味料や増粘剤などの添加物が含まれるものもあるようです。サバと食塩のみで作られている水煮缶の方が、サバ本来の風味が感じられ、子どもも安心して食べられるかもしれません。
塩分を取り除く
30代ママ
離乳食後期から鯖缶を使い始めました。最初は塩抜きに苦労しましたが、ざるにあけてお湯をかけるだけでなく、水に浸して冷蔵庫で一晩おくと、より塩抜きができることを発見しました。
サバ缶には食塩が多く含まれている場合があるようです。サバ缶をざるにあけてお湯をかけたりお湯に浸すなどし、サバ缶に含まれている塩分を取り除いてから調理するとよいでしょう。
塩抜きをしてもサバ缶に塩分が残っていることもあるかもしれません。サバ缶を子どもに与えすぎないよう、離乳食に使う量に注意しましょう。
小骨やヒレを取り除く
20代ママ
サバ缶を使う前には必ず小骨やヒレがないか確認します。特に皮の部分に小骨が残っていることがあるので、皮を取り除くこともあります。安全第一で調理しています。
サバ缶に小骨やヒレが混ざっていることがあるかもしれません。サバ缶を使う前に骨が入っていないか確認するとよいでしょう。骨が残っていると子どもの喉や口の中を切ってしまうことがあるので注意が必要です。
食べやすい大きさにほぐす
20代ママ
離乳食後期では、サバ缶をフォークでしっかりほぐします。完了期に近づくにつれて、少し大きめにほぐすようにしています。子どもの咀嚼力に合わせて調整するのがコツですね。
子どもの食べやすい大きさにサバ缶を細かくほぐしましょう。子どもの様子を見ながらサバをほぐす大きさを調整し、子どもの食事をサポートできるよう進めていくとよいでしょう。
最初は少量にする
40代ママ
初めてサバ缶を与えるときは、アレルギーの心配もあったので本当に少量から始めました。スプーン1杯くらいを他の野菜と混ぜて与え、様子を見ながら徐々に増やしていきました。
初めてサバ缶を与える場合は、子どもの様子をみながら少量ずつ与えるようにしましょう。最初はスプーン1杯から進めるとよいかもしれません。子どもがサバの味に慣れてきたら、少しずつ量を増やしていくとよいでしょう。
離乳食で使うサバ缶の冷凍保存方法
サバ缶は塩抜きして下ごしらえをしたあと、冷凍保存もできるようです。
20代ママ
サバ缶を塩抜きしたあと、小分けにして冷凍保存しています。製氷皿を使うと、1回分ずつ取り出せて便利です。解凍も早いので、忙しい朝の離乳食作りにも重宝しています。
30代ママ
私は冷凍用保存袋を使っています。サバ缶をほぐして平らに広げて冷凍すると、必要な分だけ折って取り出せるんです。解凍も早くて、急いでいるときにとても助かります。
製氷皿に入れて1回分ずつ冷凍保存しておくと、使いたいときに量を量らずにすぐ使えて便利かもしれませんね。またほぐしたものを保存袋で冷凍しているというアイデアもありました。
解凍したサバ缶は再冷凍すると風味が落ちてしまうかもしれません。一度解凍したサバは使いきるようにするとよさそうです。
サバ缶で作る離乳食後期の簡単レシピ
サバ缶を使って作る離乳食の簡単レシピを、時期別に紹介します。サバはあらかじめ缶から取り出し塩抜きをしておきましょう。
玉ねぎとサバ缶のとろとろ煮
30代ママ
玉ねぎとサバ缶のとろとろ煮は我が家の定番レシピです。玉ねぎの甘みとサバの旨味が相性抜群で、子どもも喜んで食べてくれます。
- 玉ねぎをみじん切りに細かく切る
- 鍋にお湯を沸かし、玉ねぎがやわらかくなるまで煮る
- 2に細かくほぐしたサバ缶を加えてさらに煮る
- 3に水溶き片栗粉を加えてとろみをつける
玉ねぎは子どもが食べやすいよう、みじん切りにして甘みが出るまで煮込むのがポイントのようです。最後にすり胡麻や少量の醤油を加えてもおいしく仕上がりそうですね。
豆腐入り鯖缶ハンバーグ
30代ママ
鯖缶ハンバーグに豆腐を入れるとふんわりとして子どもも食べやすいレシピになります。野菜を加えるときは、茹でたブロッコリーやにんじん、じゃがいもなどをみじん切りにして混ぜ込むこともあります。
- 細かくほぐしたサバ缶と豆腐を混ぜ合わせる
- 1にみじん切りにしたねぎを加えて揉みこむ
- 熱したフライパンに丸く形を作った2を並べる
- 3の両面に焼き色がつくまで弱火で焼く
お肉の代わりにサバ缶を使った豆腐のハンバーグです。手づかみ食べができるメニューなので、子どもの食べる意欲が増すかもしれませんね。
サバ缶のトマト煮
30代ママ
サバ缶のトマト煮は栄養満点で、子どもにも人気です。トマトの酸味がサバの臭みを和らげてくれるので、魚が苦手な子どもでも食べやすいみたいです。
- トマト、玉ねぎ、ブロッコリーを小さく切る
- 鍋に油をひき、玉ねぎを炒める
- 2にトマト、ブロッコリー、サバ缶を加えて煮込む
- 塩少々で味を調える
トマトの酸味とサバの旨味が絶妙に調和するこのレシピは、離乳食後期の子どもにぴったりです。野菜もたっぷり摂れるので、栄養バランスも良好です。トマトはリコピンが豊。富で、サバの良質なタンパク質と組み合わせることで、栄養価の高い一品になります。
ひじきとサバ缶のお焼き
40代ママ
ひじきとサバ缶のお焼きは、鉄分たっぷりで栄養価の高いレシピです。ひじきの食感が苦手な子どもでも、お焼きにすることで食べやすくなります。冷凍保存もできるので、作り置きにも便利ですよ。
- ひじきを戻し、細かく刻む
- ボウルにひじき、ほぐしたサバ缶、小麦粉、溶き卵を入れて混ぜる
- フライパンに油をひき、2を小判型に整えて両面を焼く
このレシピは、ひじきとサバ缶を組み合わせることで、鉄分やカルシウムなどのミネラルが豊富な一品になります。離乳食後期の子どもにとって、これらの栄養素は成長に欠かせません。また、お焼きの形にすることで、手づかみ食べの練習にも適しています。冷凍保存も可能なので、忙しい日の離乳食としても重宝するでしょう。
サバ缶で作る離乳食完了期の簡単レシピ
サバ缶を使って作る離乳食完了期の簡単レシピを紹介します。幼児食につながる完了期のメニューで青魚に慣れるレシピを取り入れてみましょう。
サバ缶のそぼろご飯
20代ママ
サバ缶のそぼろご飯は、完了期の子どもの大好物です。サバの風味がご飯によく合い、野菜も一緒に摂れるので栄養バランスも良好です。作り置きして冷凍保存もできるので、忙しい日の食事作りに重宝しています。
- フライパンでみじん切りにしたにんじんを炒める
- 2にほぐしたサバ缶と少量の煮汁を加え、汁気がなくなるまで煮る
- 2を軟飯の上にかける
調理料の代わりに、サバ缶の煮汁を少量加えて味を整えるレシピです。塩分が多くならないよう加える量に注意しましょう。
子どもの離乳食の進み具合に合わせ、仕上げに少量の味噌や醤油などを加えてもよいでしょう。
サバ缶入り卵焼き
30代ママ
サバ缶入り卵焼きは、完了期の子どもにぴったりのレシピです。卵とサバの相性が抜群で、タンパク質も豊富。冷めても美味しいので、お弁当のおかずにも重宝しています。ピーマンの代わりに人参や玉ねぎを使うこともあります。
- ピーマンのみじん切りを耐熱容器に入れ、電子レンジで加熱する
- 1にほぐしたサバ缶と少量の煮汁、卵を加えて混ぜ合わせる
- フライパンに2を流し入れ、卵焼きになるよう形作る
卵焼きが好きな子どもに、サバの風味を楽しめる卵焼きを作ってみてはいかがでしょうか。冷蔵庫の残り野菜を加えてさまざまなアレンジもできそうですね。
サバ缶と大根の煮物
30代ママ
サバ缶と大根の煮物は、和食の定番メニューです。大根がサバの脂を吸って、とても美味しくなります。子どもも喜んで食べてくれるので、我が家では頻繁に作っています。冬は根菜を多めに入れて、体が温まるようにしています。
- 皮をむいた大根を一口大に切り、下茹でする
- 鍋にサバ缶と1の大根を入れ、だし汁を加えて煮る
- 醤油少々で味を調える
サバ缶と大根の煮物は、日本の伝統的な味わいを楽しめる完了期の離乳食レシピです。大根はサバの脂を吸収し、まろやかな味わいになります。また、大根に含まれる消化酵素は、サバの消化を助ける効果があります。醤油で味付けをすることで、和食の基本的な味覚を育むこともできるでしょう。さらに、大根は食物繊維が豊富で、腸内環境を整える効果も期待できます。季節や好みに応じて、他の根菜を加えるなどのアレンジも可能です。
サバ缶のトマトパスタ
30代ママ
サバ缶のトマトパスタは、完了期の子どもに人気のレシピです。パスタは細かく切って食べやすくしています。トマトソースとサバの相性が抜群で、野菜もたっぷり摂れるのが嬉しいですね。
- パスタを細かく折って茹でる
- フライパンで玉ねぎを炒め、トマト缶とサバ缶を加える
- 2に茹でたパスタと細かく刻んだブロッコリーを加えて混ぜる
- 塩少々で味を調える
このトマトパスタは、完了期の子どもにぴったりの栄養バランスの良いメニューです。パスタの炭水化物、サバのタンパク質と脂質、トマトとブロッコリーのビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。トマトの酸味がサバの魚臭さを和らげ、子どもが食べやすい味わいになります。また、パスタを細かく切ることで、咀嚼力がまだ発達途中の子どもでも安全に食べられます。
ゴロゴロ野菜のサバ缶カレー
30代ママ
野菜のをたっぷり入れたサバ缶カレーは、完了期から幼児食への橋渡しになる大好きなレシピです。野菜をたっぷり使うので栄養満点で、サバの旨味がカレーによく合います。市販の子ども用ルーを使うことが多いです。
- 皮をむいたじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、を一口大に切る
- 鍋で玉ねぎを炒め、1の野菜とサバ缶を加える
- 水を加えて野菜が柔らかくなるまで煮る
- 子ども用のカレールー、トマトピューレを加えて煮込む
- 仕上げに小さく切ったブロッコリーを加える
サバ缶カレーは、完了期から幼児食への移行期に最適なレシピです。ゴロゴロと大きめに切った野菜は、咀嚼力の発達を促します。サバ缶を使うことで、魚の苦手な子どもでも美味しく青魚を摂取できます。じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、トマト、ブロッコリーとさまざまな野菜を使用しているので、ビタミンやミネラルが豊富です。カレー粉は少量から始め、徐々に量を増やしていきましょう。
離乳食にサバ缶を取り入れてみよう
離乳食の煮物にサバ缶を活用しているママが複数いました。煮物などはもちろん、鯖缶ハンバーグや卵焼き、ご飯ものなどいろいろな料理に使えるようです。
サバ缶は調理済みなので下ごしらえの手間を減らせて、調理時間を短縮できるかもしれません。
アレルギーや食中毒にも気をつけながら、サバ缶を使って離乳食のレシピの幅が広がるとよいですね。
離乳食後期にサバ缶よく使っていました。和風スープを作ったときにサバ缶を少量加えて味を整えました。サバ缶はあらかじめ調理されているので、下ごしらえの手間が少なくて便利でした。