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離乳食後期のかつおだしを使ったレシピ。基本の取り方や冷凍保存の仕方
粉末だしはいつから使っていた?
離乳食後期のかつおだしを使ったレシピを知りたいママもいるかもしれません。基本のかつおだしの取り方やかつおだしを使ったレシピをご紹介し併せて、かつおだしの冷凍保存の仕方、少量だけ作る方法をママたちの声をもとにお伝えします。覚えておくと便利な2種類のだし汁をあわせた合わせだしのレシピもご紹介します。
離乳食後期にかつおだしを取り入れていた?
離乳食後期、ママたちはどのようにかつおだしを取り入れていたのでしょうか。
30代ママ
30代ママ
うどんやそうめんのスープにかつおだしを取り入れていました。
30代ママ
お粥を食べてくれないときにかつおだしを混ぜると食べてくれることもありました。
離乳食後期は、食材の煮汁や食べやすくするための水分としてかつおだしを使っていたというママの声が多くありました。
離乳食後期について
厚生労働省の資料によると離乳食後期は、生後9カ月から11カ月頃を指すようです。
授乳が少なくなり、1日3回食に進めていくなど、大人に近い食生活が始まる時期となります。食べられる食材も多くなり、いろいろなメニューを楽しむことができるようになる一方で、好き嫌いや食べムラが始まったり新たな悩みが出てくるかもしれません。
同資料には離乳食についての困りごととして、食べるものの種類が偏っていることや、どういうレシピで作ればよいのか悩んでしまうという意見があげられています。
手作りのかつおだしは、赤ちゃんに苦手な食材を食べさせたいときや気分を変えてあげたいときにとても便利な調味料です。手作りは手間がかかり、面倒に思うママもいるかもしれませんが、基本の取り方や冷凍保存の方法を覚えると、離乳食作りは時間がかかるなどの悩み事が少しだけ解消されることもあるようです。
基本のかつおだしの取り方
かつおだしの取り方を改めて知りたいというママもいるのではないでしょうか。かつおだしの取り方をご紹介します。
おいしいだし汁があればママの離乳食作りの手間が少しだけ楽になるかもしれないですね。
材料
かつおぶし 10g
水 2カップ(400cc)
作り方
1.鍋に水を入れて沸騰させる
2.かつおぶしを入れて、再び沸騰したら火を止める
3.かつおぶしが鍋の底に沈んだら、クッキングペーパーを敷いたざる、またはこし器などでこしてでき上がり
赤ちゃん用のかつおだしを作るときは、塩分が多くなりすぎないように水に対するかつおぶしの割合が2.5%~3%程度にするのがよいようです。ママが味見してみてほんのり風味を感じる程度を目安としましょう。
手作りかつおだしの保存方法
手作りのかつおだしは、冷凍保存ができます。作った後に完全に冷ましてから、製氷皿1マスに大さじ1程度ずつ流し入れ、ラップをして冷凍庫で保存します。蓋つきの製氷皿、離乳食用の小分けパックを使って保存するママもいるようです。
完全に凍った後、いったん取り出し、フリージングパックに入れ替えておくと、取り出しやすく匂い移りを防ぐことができます。冷凍保存したかつおだしは、早めに使いきりましょう。
離乳食後期のかつおだしを使ったレシピ
離乳食後期のかつおだしを使ったレシピをママたちの声をもとにご紹介します。
季節野菜のトロトロだし煮
- 白身魚(もしくはサケやまぐろ)を熱湯でやわらかく茹で5~7mm角にカットする
- 野菜はそれぞれやわらかく茹でたものを5~7mm角にカットする
- 小鍋にかつおだしを入れを沸騰させ、魚、野菜を入れひと煮立ちさせる
- 少量の醤油を加えて混ぜ、水溶き片栗粉でとろみをつける
季節や赤ちゃんの成長に合わせて食材を変えてあげると、献立のバリエーションが増えそうですね。とろみをつけて食材にかつおだしの味が絡むようにしてあげましょう。
根菜のきんぴら風
- にんじん、さつまいも、大根などの野菜をそれぞれ2cmくらいの短冊切りにする
- フライパンに少量のサラダ油を熱し、野菜を炒める
- かつおだし、少量の砂糖と醤油を入れ汁気がなくなるまで蒸し煮る
3回食が定着してきた頃には、少量の油や醤油などの調味料が使えるようになります。この時期から炒め煮という調理法にもチャレンジしていきましょう。調理に使う野菜をその日によって変えてみてもよいかもしれません。
離乳食後期の合わせだし
だし汁には、かつおだしの他にも昆布を使った昆布だし、野菜からとった野菜だしなどたくさんの種類があり、2種類の食材を組み合わせ作るだし汁を合わせだしといいます。
離乳食後期に使える合わせだしのレシピをご紹介します。2種類のだし汁から作る合わせだしを使うと離乳食のレシピのバリエーションも増えるかもしれません。
昆布とかつおの合わせだし
和食メニュー全般に使える昆布とかつおの合わせだしは、離乳食の万能調味料です。
汚れを拭きとった昆布を水に入れ、そのまま20分程度置いておきます。弱火にかけ、鍋の内側にフツフツと泡が付きはじめめたら昆布を取り出し、一度沸騰させてから、かつおぶしを入れ火を止め、かつおぶしが鍋の底に沈んだら、クッキングペーパーを敷いたざる、またはこし器などでこしてでき上がりです。
基本の昆布だしの取り方は、昆布水を火にかけ、沸騰する前に昆布を取り出すだけです。前日に準備できるときは、昆布を水につけ一晩冷蔵庫で寝かせておくとおいしい昆布だしができるとのママの声がありました。
和風コンソメだし
かつおだしに野菜から取っただしを合わせたものです。キャベツ、玉ねぎ、にんじんを適当な大きさに切り、水をいっしょに火にかけます。沸騰したら弱火にして30分煮込み、クッキングペーパーを敷いたざる、またはこし器などでこしてでき上がりです。
完成した野菜だしにかつおだしを合わせたら和風コンソメだしとなります。野菜を柔らかく煮る調理工程でのこる野菜のゆで汁で代用するのもよいでしょう。
和風コンソメだしは、野菜本来の甘味やうまみが溶け込み、離乳食の味に深みをプラスしてくれます。どんな離乳食とも相性がよさそうですが、お粥に食べ飽きしたときに和風コンソメだしと牛乳、少量の粉チーズを混ぜると簡単にリゾットが完成します。
粉末だしはいつから使う?
市販のかつおだし粉末は、手軽で使いやすいですが、かつお節やその他の天然だしを濃縮したものに塩、砂糖、保存料などを加えて作られた風味調味料です。離乳食後期の赤ちゃんが使用する際は、赤ちゃん用のだし粉末を選んであげましょう。
離乳食後期はかつおだしを上手に活用しましょう
離乳食が進むにつれ、味がしないものを食べてくれなくなる赤ちゃんもいるようです。味つけのバリエーションや献立のレパートリーを増やしたとい思っていても、難しいこともありますよね。
粉末だしは少量でも塩分量が高いことがありますが、手作りの天然だしは、冷凍保存もでき、基本の取り方を覚えるだけで離乳食の万能調味料として活躍してくれそうです。
離乳食後期はかつおだしや合わせだしを上手に活用し離乳食のお悩みを解決してみてくださいね。
かつおだしで野菜を煮たり、パサついて食べにくいメニューの水分調節のために使っていました。