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生後9ヶ月の離乳食の献立。ママが考える1週間分の献立メニューやポイント
生後9ヶ月頃になると、1日3回食になり、献立作りに悩むママもいるかもしれません。今回は、生後9ヶ月の離乳食の進め方、献立を考えるときのポイント、1週間分の献立例やメニューについて、厚生労働省の資料やママたちの体験談を交えてご紹介します。
生後9ヶ月の離乳食の進め方
厚生労働省の資料によると、生後9ヶ月から11ヶ月頃が離乳食後期とされています。この時期の離乳食の食べ方や形状、量の目安について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。
食べ方の目安
厚生労働省の資料によると、食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていく時期のようです。いろいろな食品の味や舌ざわりを楽しむ、家族といっしょの食卓を楽しむ、手づかみ食べで自分で食べることを楽しむといったように、食べる楽しさの体験を増やしていくとよいようです。
形状、量の目安
厚生労働省の資料によると、調理形態は歯ぐきでつぶせる固さがよいようです。穀類は全がゆ90g、軟飯80gまで、野菜や果物は30~40g、魚や肉は15gほどが1回当たりの目安量のようです。
生後9ヶ月の献立を考えるときのポイント
離乳食後期に入るこの時期、ママたちはどのようなことを意識して献立を作っているのでしょう。実際に、ママたちが献立を考えるときのポイントを聞きました。
新しい食材を取り入れる
「いろいろな味を覚えて欲しかったので、離乳食中期の頃には食べさせていなかったマグロを取り入れました。刺身を茹でて食べさせてみたところ、喜んで食べてくれました」(30代ママ)
「いつものメニューに新しい食材を取り入れるようにしました。同じメニューも食材を変えるだけで、赤ちゃんは飽きずに食べてくれたようです」(20代ママ)
生後9ヶ月の赤ちゃんに、新しい味を楽しんで食べてもらいたいと考え、いろいろな食材を取り入れるママがいるようです。新しい食材を取り入れるときは、赤ちゃんの様子を見ながら1日1種類ずつ、1さじずつを目安にあげていたというママの声もありました。
手づかみ食べをしやすい食事にする
「離乳食後期になり、そろそろ手づかみ食べをしてもらいたいと思い、おにぎりなどは手に持ちやすいサイズにしました」(40代ママ)
「生後9ヶ月頃になると、子どもが自分で食べたいという意欲が出てきたようでした。野菜スティックを作って、手づかみ食べをしやすい食事を取り入れていました」(20代ママ)
厚生労働省の資料でも、手づかみ食べを重要としています。子どもの食べたいという気持ちを大事にして、手づかみ食べを支援しやすい食事にしてあげるとよいかもしれません。ママのなかには、子どもが手づかみ食べしやすいように硬さや形を工夫するほか、手の汚れにくいものを作ってあげたという声もありました。
味付けを工夫する
「この時期から、しょうゆなどの調味料を使うようになりました。なるべく薄味にしたかったので、風味付け程度になるよう意識していました」(20代ママ)
「野菜を茹でたときのスープや、鰹でだしを取ったものを使い離乳食の味付けをしていました。毎回作ると手間がかかるので、1度にたくさん作って製氷皿で冷凍保存していました」(30代ママ)
生後9ヶ月頃には、しょうゆなどの調味料を少量使っているママもいるようです。ママたちは、できるだけ素材の味を大事にしたいと思い、調味料を使う場合には風味付け程度にしていたそうです。また、鰹や昆布、煮干しなどのだしを合わせて味付けすると風味がより濃いだしになるようで、赤ちゃんが喜んで食べてくれたというママの声もありました。
1週間分の離乳食献立スケジュール例
生後9ヶ月に作った離乳食メニュー
そら豆のチーズ和え
「そら豆は、さやから出して茹で、薄皮を剥いて軽く潰します。カッテージチーズ、砂糖を少量と混ぜ合わせたら完成です」(30代ママ)
今までの離乳食の味付けに飽きてきた赤ちゃんも、チーズなど新しい食材を取り入れると、いつもと違った味に喜んで食べてくれるかもしれません。砂糖などの調味料も、風味付け程度に加えていってもよいかもしれませんね。
じゃがいもとしらすのおやき
「じゃがいもの皮を剥き水にさらしてアクを取り、しらすは熱湯に入れて塩抜きしておきます。じゃがいもを柔らかく茹で、しらすと青海苔、片栗粉を入れて混ぜ、持ちやすいサイズに成形し、フライパンで両面焼いたらできあがりです」(40代ママ)
おやきは子どもが手づかみしやすく、手づかみ食べの練習に取り入れやすいかもしれません。しらすはそのまま使うと塩気があるので、しっかり塩抜きをして使うとよいようです。
生後9ヶ月の離乳食を工夫しよう
生後9ヶ月の離乳食は、1日3回食になることで、献立を工夫するママがいることが分かりました。献立を作るときは、手づかみ食べメニューや新しい食材を取り入れられるとよいようです。ママたちの献立例を参考に子どもが喜ぶ献立を作ってあげられるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年8月24日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。