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生後9カ月の離乳食レシピ。味つけの工夫やパン、卵、納豆を使ったレシピ
生後9カ月の頃に離乳食を考えたとき、パンや卵を使ったレシピや味つけをどのようにしたらよいか気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、生後9カ月の離乳食の進め方や量、卵や納豆を使った主食やおかず、手づかみ食べしやすいおやきレシピについてママたちの体験談を交えてご紹介します。
生後9カ月の離乳食を作ろう
生後9カ月になり離乳食の回数や食事量が増えてくることで、時期にあわせた離乳食の形状や、手づかみ食べレシピを工夫して離乳食を作りたいと思うママもいるようです。実際に、この時期にママたちが作っていた主食やおかずのレシピを聞きました。
生後9カ月の離乳食とは
生後9カ月の離乳食の進め方
厚生労働省の資料によると、生後9カ月から11カ月頃が離乳食後期とされています。この時期の離乳食は、1日3回食に進めながら、子どもの食欲に応じて離乳食の量を増やしていくとようです。
調理形態は歯茎で押しつぶせる固さ(指でつぶせるバナナくらい)がよいようです。また、生後9カ月以降になると鉄を不足しやすいことから、赤みの魚や肉、レバーなどを必要に応じて取り入れる工夫ができるとよさそうです。
離乳食の量の目安
厚生労働省の資料によると、生後9カ月頃の離乳食の1回あたりの食事量の目安は以下の量と言われています。
穀類:全がゆ90g ~軟飯80g
野菜・果物:30g~40g
魚:15g
肉:15g
豆腐:45g
卵:全卵1/2個
乳製品:80g
生後9カ月の主食レシピ
離乳食後期の主食レシピにはどのようなものがあるのでしょう。ママたちに、生後9カ月頃に作っていた主食レシピについて聞いてみました。
ひじきと小松菜のおやき
「水で戻したひじきと小松菜はそれぞれ煮て細かく刻み、やわらかいご飯と混ぜます。少量の油をひいたフライパンで両面焼くとできあがりです。手づかみ食べもしやすく、主食にもなるのでおすすめのレシピです」(30代ママ)
ひじきや小松菜を使うことで鉄分を意識したレシピのようです。柔らかめに炊いたご飯も、少し焼くことで手づかみ食べしやすくなるかもしれません。ママのなかには、食事の栄養バランスを考えてご飯に混ぜる食材を変えてアレンジしたという声もありました。
パプリカのパングラタン
「パプリカを茹でて細かく切ります。グラタン皿に少量のバターを塗り、一口大に切ったパンを敷きつめパプリカをのせます。豆腐と牛乳を混ぜて作ったホワイトソースをパンの上にかけて、ベビーチーズをのせてオーブンで焼くと完成です」(30代ママ)
ホワイトソースがパンと馴染むことで赤ちゃんも食べやすく、離乳食後期の主食として取り入れやすいレシピかもしれません。パプリカのしゃきしゃきした食感や色あいも楽しめそうですね。他には、粉ミルクや豆乳を使ってホワイトソースを作っていたというママの声もありました。
納豆パスタ
「スパゲッティをやわらかく茹でて、1~2センチに刻みます。納豆と出汁を混ぜ、パスタに絡めると完成です。うちの子は、納豆の粘り気を嫌がる様子だったので、納豆を1度洗ってから出汁を多めに調理しました」(20代ママ)
赤ちゃんによっては、納豆を食べにくいと感じる赤ちゃんもいるようです。粘りを落としたり、小粒やひきわり納豆を使うことで赤ちゃんも食べやすくなるかもしれません。
他には、具とあえたパスタに片栗粉を混ぜて一口大にし、フライパンで焼いておやきのようにアレンジしたというママの声もありました。
生後9カ月のおかずレシピ
離乳食後期のおかずレシピにはどのようなものがあるのでしょう。ママたちに、生後9カ月頃に作っていたおかずレシピについて聞いてみました。
野菜入り卵焼き
「にんじんやほうれん草などを茹でて細かくします。卵を牛乳で溶いて野菜を加え、フライパンで焼きます。一食で使う食材のバランスを考えてひじきやしらすを加えることもありました」(20代ママ)
野菜の他にも、魚をほぐしたものやひき肉を卵焼きに混ぜると、アレンジの幅も広がりそうなレシピです。ママのなかには、離乳食で卵料理を作るときは、しっかり火を通すように意識しているといった声もありました。
納豆つくね
「鶏ひき肉とひきわり納豆を混ぜ、片栗粉を加えて練ります。赤ちゃんが食べやすい大きさにして、フライパンで焼くと完成です。平べったい形にすると、赤ちゃんが手づかみ食べしやすいようでした」(30代ママ)
ひき肉は、つくねやハンバーグなどにすると手づかみ食べしやすいようです。他には、すりおろしたごぼうや葉野菜を混ぜることで、食感にも工夫したというママの声もありました。
ツナとじゃがいものミルクスープ
「ツナの水煮缶を水切りしたものと、じゃがいもを一口大に切ったものを鍋に入れて、牛乳で煮ます。粉チーズを少し加えて風味をつけると赤ちゃんが喜んでくれました」(30代ママ)
ツナは水煮缶を使うと油切りしなくてよいので、手軽に調理できるようです。じゃがいもを細かくせずに煮て、ブレンダーを使ってポタージュのようにしてもよいかもしれません。ママのなかには、少量のバターや粉チーズで味つけをしたという声もありました。
味つけをするときの工夫
生後9カ月の離乳食を作るときの味つけはどのようにしたらよいのか、気になるママもいるのではないでしょうか。ママたちに、この時期の味つけの工夫について聞いてみました。
出汁の味を活かす
「味つけはかつおやこんぶ、煮干しなどの出汁をしっかりとることで、薄味でも素材の味がしっかり味わえるよう心がけました。干ししいたけなどの乾物の戻し汁も風味が出るので、煮物を作るときによく使っていました」(30代ママ)
離乳食を作るときに、出汁の味を活かして、素材の味が引き立つような味つけをしていたママがいました。出汁には、かつおやこんぶ、煮干しや野菜スープなどさまざまな種類があるようなので、メニューによって使いわけながら離乳食作りをしてもよさそうです。
調味料を少量使った味つけにする
「離乳食後期は、少量のバターや味噌、醤油などの調味量で味つけしました。少量でも調味料を使うことで、風味が変わるのか赤ちゃんの食べ進む量も増えた気がします」(20代)
離乳食後期の味つけに、少量の調味料を使うのもよいかもしれません。ママのなかには、調味料を使うことで濃い味つけにならないよう気をつけていたという声もありました。
生後9カ月の離乳食は味つけを取り入れながら
ママたちは生後9カ月の赤ちゃんに離乳食を作るとき、パンやご飯などの主食レシピや、おやきなどのおかずレシピに使う食材に卵や納豆を工夫して取り入れているようでした。素材の味が引き立つ味つけやアレンジをして、赤ちゃんが喜ぶ離乳食メニューを増やしていけるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年8月23日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。