赤ちゃんがミルクをこぼしながら飲む!原因と対処法を解説

赤ちゃんがミルクをこぼしながら飲む!原因と対処法を解説

空気穴や乳首の大きさを確認しよう

2020.01.04

哺乳瓶で赤ちゃんにミルクをあげるとき、こぼしながら飲むことはありませんか?「今まで上手に飲めていたのに、突然こぼしながら飲むようになった」ということもあるようです。そこで今回の記事では、ママたちの体験談とともに原因や対処法を解説します。少し工夫をしてあげるだけで、赤ちゃんもミルクが飲みやすくなるかもしれませんよ。

赤ちゃんがミルクをこぼしながら飲むことはある?

赤ちゃんに哺乳瓶でミルクを飲ませるとき、口から漏れてしまったという経験をしたことがあるママは多いようです。生まれたばかりの赤ちゃんはまだミルクを飲むのがあまり上手ではないことが多いため、残念ながらある程度はしょうがないと言えます。ただ、ミルクが漏れてしまうと、ママはお着替えや片付けなどが大変ですよね。そこで、ミルクが漏れてしまった経験があるママに、そもそもミルクはどこから漏れたのか、どのように対処したのかを聞きました。

ミルクはどこから漏れるの?

哺乳瓶から漏れたミルク
iStock.com/matt_benoit

哺乳瓶のミルクが漏れるのはどこからなのでしょうか。気付いたら、赤ちゃんの口の横からミルクが漏れてびしょびしょになっていたというママの声もありました。

どこからミルクが漏れていたのか、ママたちに聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

哺乳瓶の乳首穴が大きかったせいか、赤ちゃんの口からあふれて漏れていました

30代ママ
30代ママ

子どもの口からよく漏れるなと思っていたら、ちくびのゴムがゆるくなっていたのか、パッキンの隙間から漏れていたことがありました

20代ママ
20代ママ

キャップの締めが甘かったようで、キャップから漏れていることがありました

哺乳瓶でミルクをあげたことがあるママのほとんどがミルクが漏れる経験をしているようでした。乳首穴のサイズや哺乳瓶の空気圧など原因はさまざまですが、赤ちゃんの口から漏れている場合もあれば、哺乳瓶の隙間から漏れている場合もあるようでした。ミルクが漏れている場所によって対処法を変える必要があるようです。

赤ちゃんのミルクの吐き戻しに注意

赤ちゃんの口の横からミルクが漏れていることに気づいたら、漏れているミルクの量には注意が必要です。というのも、ミルクが赤ちゃんの口の横からよだれのように出る「溢乳(いつにゅう)」であれば問題ありませんが、ミルクを大量に吐き出してしまう「吐乳(とにゅう)」や「吐き戻し」の場合、赤ちゃんが苦しい思いをしている可能性があるからです。

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30代ママ
30代ママ

母乳とミルクの混合で授乳していたのですが、生後2カ月頃から母乳が出る量が増えたようで、授乳後に噴水のように吐乳するようになりました。予防接種のときに小児科の先生に相談したところ、授乳の量が多いのでミルクはやめるよういわれました

20代ママ
20代ママ

哺乳瓶の乳首をクロスカットタイプに変えたところ、出る量が増えてうまく飲めていないようで、口の横からタラーとよだれのように溢乳していました。健診のときに聞いたところ、特に心配ないといわれました

生まれたばかりの赤ちゃんはまだミルクを飲むのがあまり上手でないため、溢乳や吐乳は珍しくありません。過度の心配する必要はありませんが、ミルクをあげるたびに吐乳する、飲ませた量のほとんどを吐乳している場合などは注意が必要なことがあるようです。

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ミルクが漏れるのを防ぐ方法

ミルクが漏れたときに実際に行った対処法をママたちに聞いてみました。


ガーゼを使う

30代ママ
30代ママ

どこから漏れているか確認しても分からなかった場合は、取り急ぎ、授乳のときに赤ちゃんのあごの下にガーゼを挟み込んで対処していました。ミルクを飲み終える頃にはガーゼがびしょびしょになっていました

ミルクが漏れても首や体が濡れないように、授乳のときにガーゼを当てているママたちが複数いました。授乳の際、よだれのようにミルクや母乳が口から出てしまうことはよくあるため、首など拭きづらい場所が汚れてしまわないようにガーゼを当てておくのはいい方法ですね。


ゆるみがないよう哺乳瓶の蓋を締める

哺乳瓶
iStock.com/Yhounie
20代ママ
20代ママ

蓋の締め具合がゆるかったので、哺乳瓶でミルクをあげる時は必ずゆるみがないように哺乳瓶を傾けて、漏れないかの確認をしていました

哺乳瓶の蓋をゆるみがないように締めるのは初歩的なことですが、ミルクを準備するときは夜間などで部屋が薄暗かったりママやパパが寝起きでぼんやりしていたりすることも珍しくありません。加えて赤ちゃんが空腹で泣いているときは焦ってミルクを準備することもあると思います。しっかり蓋がしまっていないと、授乳の際大量にミルクがこぼれてしまうため、改めて確認するようにしましょう。


哺乳瓶の乳首を交換する

30代ママ
30代ママ

クロスカットのタイプのものを使っていて、乳首穴が大きすぎたようです。ミルクが漏れることが多かったので、月齢に合ったシリコーンゴム製乳首に変えました。乳首穴が大きいときはミルクが一度にたくさん赤ちゃんの口に入ってしまうようで、むせることも多かったように思います

30代ママ
30代ママ

哺乳瓶の乳首が劣化していたので、新しいシリコーンゴム製乳首に交換しました

30代ママ
30代ママ

哺乳瓶を違うメーカーのものに替えたら、漏れなくなりました

哺乳瓶の乳首のサイズは、赤ちゃんの成長に応じてSS~LLサイズがあります。また、穴の形状も丸穴やY字などさまざまな種類があり、メーカーによって固さや材質も異なります。赤ちゃんの口や成長具合に合わないものを使用してしまうと、赤ちゃんがミルクを飲みづらく、こぼしながら飲むことにつながってしまう場合もあるようです。それまで使用していたものでも、いつのまにか乳首の穴が避けていることもあるため、改めてしっかり確認してみましょう。


空気穴の位置を確認する

30代ママ
30代ママ

ミルクをあげはじめたときは、空気穴を気にしていませんでしたが、ミルクが漏れることが多かったので、空気穴を上にしてあげるとミルクが漏れるのが改善しました

哺乳瓶の空気穴は赤ちゃんがミルクを飲みやすくするためのものですが、空気穴が下に向いていると、そこからミルクが漏れてしまうことがあるようです。メーカーによっては空気穴がないタイプのものもあるようですが、空気穴の位置に配慮してミルクをあげると漏れることを防ぐことができるかもしれません。


調乳後に空気を抜く

30代ママ
30代ママ

調乳後は蓋を一度開けて膨張した空気圧を抜いてからミルクをあげていました

ミルクはお湯を使って調乳するため、哺乳瓶内の空気が膨張してしまうことがあります。この状態で赤ちゃんにミルクをあげようとすると、哺乳瓶を傾けた際ミルクが飛び出てしまうケースがあるようです。調乳後、赤ちゃんが飲める温度までミルクを冷ましたら、一度蓋をゆるめてみると解決できそうです。


飲むときの姿勢を確認する

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30代ママ
30代ママ

赤ちゃんの姿勢を立たせて、哺乳瓶を横にせずに上に上げて飲ませていました

30代ママ
30代ママ

哺乳瓶を吸わないときは、一度哺乳瓶を離して、赤ちゃんの口角まで深く哺乳瓶をくわえ直させるようにしていました

授乳時の姿勢を寝かしすぎていると、ミルクが漏れてしまうことがあるようです。赤ちゃんの姿勢だけでなく、哺乳瓶の角度、口角辺りまで深くくわえさせることなどにも気を付けてみましょう。少しの工夫でミルクの漏れを防いで、赤ちゃんがしっかり哺乳瓶から吸引してくれるかもしれません。


別の容器を試してみる

30代ママ
30代ママ

離乳食がだいぶ進んできていたので、哺乳瓶の卒業を見据えてスパウトマグでミルクを飲ませるようにしました。はじめは飲み方がわからないようでしたが、慣れたらスパウトマグでも上手に飲んでいました。今では飲みもの全般をスパウトマグで飲んでいます

離乳食がある程度進んでいる場合は、スパウトマグなどの別の容器で飲みものを飲ませているというママの声もありました。スパウトマグをはじめて使用する場合、飲み方がわからず子どもが困ってしまうケースがあるようなので、親子で一緒に練習してみましょう。

赤ちゃんがミルクをこぼしながら飲むときは、原因を確認してみよう

赤ちゃんに哺乳瓶で授乳するママ
iStock.com/monzenmachi

ママたちの体験談をもとに、ミルク漏れを防ぐ方法をご紹介しました。母乳やミルクなどの授乳の時間は赤ちゃんにとって、幸せな時間ですよね。ママたちはいろいろな工夫をして、ミルクが漏れないように気を付けているようでした。ミルクが漏れることを防げると、赤ちゃんもママも授乳の時間を気持ちよく過ごせるでしょう。

多くの対処法を紹介しましたが、赤ちゃんがミルクをこぼしてしまうのはある程度はしょうがないもの。ミルクが漏れてしまっても大丈夫なように、ガーゼを挟むなど被害が最小限にすむような工夫をしてみるのもおすすめです。

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