こちらの記事も読まれています
お食い初めの歯固め石の準備の仕方。入手方法や石の意味や大きさ、石がないときの代用品など
赤ちゃんのお食い初めの歯固め石について気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、歯固め石の意味や大きさ、何個用意するかなどの準備するときのポイント、お食い初めのやり方や石の使い方、使用後の石は洗うのか、石がないときの代わりになる代用品について、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
お食い初めの石とは
お食い初めの石の意味
お食い初めは、子どもが食べるものに困らずに健やかな成長をするようにと願って、赤ちゃんに食べ物を食べる真似をさせる伝統行事とされています。お食い初めの際にはお祝い膳の他に歯固め石と呼ばれる石を準備することもあるようです。
歯固め石には「石のように丈夫な歯が生えて、長生きできるように」という意味や願いも込められるようなので、準備してあげたいと考えるママもいるかもしれません。
歯固め石はどこで入手できる?
「お宮参りをした神社で宮司さんにお願いしていただいてきました。境内の人があまり歩かない場所の石を選びました」(20代ママ)
「近くの河原に行って拾いました。川の水でなめらかになった、きれいな石を選びました」(30代ママ)
歯固め石は、お宮参りのときに神社からいただいたり、河原や自宅の庭などのきれいな石を使うこともあるようです。神社から石をいただく場合、宮司さんや社務所にいる方に「お食い初めに使う石をもらいたい」と伝え、許可を得てから持ち帰るようにしましょう。
ママのなかには、インターネットで探したところ、乳歯を入れるケースもセットになっている歯固め石があったので、記念になると思って購入したという声もありました。
歯固め石を準備するときのポイント
ママたちは歯固め石を準備するときにどのようなポイントを考えて選んでいるのでしょう。用意した方法とともに聞きました。
大きさや形
「お食い初め用に準備したお皿に乗る大きさを考えて、直径3cmほどの丸い石を選びました」(30代ママ)
「手に握れるくらいの大きさの、少し角ばったきれいな石を選びました」(30代ママ)
歯固め石の大きさや形に特別な決まりはなく、ママたちは持ち帰りやすい大きさの石を選んでいるようです。神社で授かる場合は、宮司さんに相談したり、選んでもらってもよいかもしれませんね。
準備する数
「石は何個準備したらよいか母に相談したところ、2個か3個がよいのではないかと言われたので3個用意しました」(20代ママ)
「友だちにお食い初めの石を何個準備したか聞くと、1個だけだったと言われたので、お散歩のがてら河原のきれいな石を1つ拾ってきました」(30代ママ)
石の数に特別な決まりはなさそうですが、1個から3個ほど準備しておくとよいようです。家庭や地域の習わしによっては決まった数があるかもしれないので、祖父母や親戚を交えてお食い初めをするときは用意する際に確認しておくとよいかもしれません。
色
「友だちに、白と黒と赤い色の歯固め石があるとよいと教えてもらいました。家の周りを探しても見つからなかったので、インターネットで購入しました」(30代ママ)
歯固め石の色は赤白黒の三色が揃うとよいともいわれているようですが、手に入らなければ白や黒だけでもよいようです。ママのなかには、庭に白と黒の混じったきれいな石があったので、それを拾って使ったという声もありました。
歯固め石の使い方
歯固め石の使い方としては、祝い箸で石にさわり、その箸を赤ちゃんの歯ぐきの辺に軽く当てるやり方があるようです。そのとき「丈夫な歯が生えてきますように」と願いをこめるとよいとされています。
歯固め石を直接赤ちゃんの口元に当てるといった使い方もあるようですが、赤ちゃんの口に入らないように注意しましょう。
使用後の歯固め石はどうする?
歯固め石は使用後どうしたらよいか迷うこともあるようです。実際にママたちがどのようにしたのか聞いてみました。
元の場所に返す
「神社でいただいてきた石なので、洗ってから宮司さんに返しに行きました」(20代ママ)
「河原で拾った石だったので、お食い初めが終わったら河原に返しておきました。汚れはなかったので、特に洗うことはしませんでした」(30代ママ)
お食い初めの儀式が済んだあとは、歯固め石を元々あった場所に返していたようです。他には、神社でいただいた石だったので、使用後はきれいに洗うよう意識したといったママの声がありました。
記念に残した
「赤ちゃんのお食い初めの記念に残しました。河原で石を探すときから記念として残せそうな大きさや形を選びました」(20代ママ)
「インターネットで購入した石なので、使用後は洗ってケースにしまいました。乳歯もいっしょに入れられるようなので、成長の記念になると思います」(30代ママ)
お食い初めは赤ちゃんの大切なお祝いの儀式なので、歯固め石を記念にとっておくこともあるようです。お食い初めをしている写真などといっしょにしまっておけば、赤ちゃんが大きくなって見たときに喜ぶかもしれません。
歯固め石がないときの代用品
歯固め石がない場合、代わりになるものはあるのでしょうか。ママたちに歯固め石なしの場合の代用品について聞きました。
碁石
「我が家では、ちょうどよい石がなかったので、石なしでお食い初めをしようとしたところ、夫から碁石で代用することもあると聞き、我が家でも碁石を使うことにしました」(30代ママ)
歯固め石が手に入らない場合の代用品として碁石を使うこともあるようです。白と黒の碁石は、お皿に並べるのにちょうどよい大きさなので、石なしの場合のよい代用品かもしれません。
碁石を使うときも赤ちゃんのためにきれいに洗ったというママの声もありました。
くるみや栗
「歯固め石の代わりになるものを母に聞いたところ、丈夫な歯になるようにという意味なので、くるみや栗などの固いものならよいと教えてもらいました。地元産のくるみがあったので使いました」(30代ママ)
歯固め石の使い方は、赤ちゃんの歯が丈夫になることを願うということなので、くるみの殻のような固いものを代わりにすることもあるようです。他には、石なしで困っていたら、ちょうど栗をいただいたので歯固め石の代用にしたというママの声もありました。
たこ
「夫の母に、我が家では歯固め石の代わりにたこを使うと教わったので、私も石ではなく茹でだこを用意しました」(20代ママ)
地域や家庭によっては歯固め石の代わりとしてたこを使うこともあるようです。たこには「多幸」という意味もあり、縁起を担いで歯固め石の代わりに使ったというママの声もありました。
お食い初めに歯固め石を用意して健やかな成長を願おう
お食い初めに使う石の大きさや何個用意するのかはさまざまなようでした。歯固め石を使ったお食い初めのやり方、使用後に洗うのか、石がないときの代わりになる代用品をどうするのかなど、お食い初めの意味や歯固め石の使い方を確認し、家族で赤ちゃんのお食い初めをお祝いできるとよいですね。