教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
2021.08.31
「こども六法」を手にした保護者、教育現場に携わる方をはじめ、すべての大人に向けた「これからの法教育」を考えるために必読の1冊
「弘文堂」から、「こども六法の使い方」が9月1日(水)に刊行。2019年に刊行し、大きな反響を呼んだ「こども六法」をどう活用すればよいのか、ユーモアを交えながらやさしい語り口で解説し、多様な人たちが共存できる社会のあり方を考える1冊となっている。
2019年8月に刊行された「こども六法」。いじめが犯罪行為であることを子どもたちに知ってほしいという著者の願いは、予想をはるかに超える支持を得た。
しかし、「いじめは犯罪だからダメ!」と子どもに教えるだけでは、いじめを防止する効果はないと著者は断言。
いじめをなくすためには、なぜ法律があるのか、法律と道徳はどこが違うのか、刑罰はなんのために科されるのかといった、法律の根底にある精神を理解したうえで、お互いにルールを守り、相手を尊重する気持ちを育てていくことが必要だ。
「こども六法の使い方」では、いじめ・虐待・ネットリンチ・ブラック校則など、子どもたちを取り巻く社会問題について、ユーモアを交えながら法律特有の考え方を紹介。
また、「法律は何のためにあるの?」「法律と道徳はどこが違うの?」といった根本的な疑問にも、やさしい語り口でていねいに答える。
一向に減らないいじめや、いじめを苦にした自殺をなくすためにはまず大人たちが変わることが必要だ。
人権の価値を知り、多様な人たちが共存できる社会を実現させるためのヒントが満載の1冊。ぜひ子どもといっしょに読みながら、親子で考え、話し合うきっかけにしてみては。
こども六法の使い方
著/山崎聡一郎
絵/伊藤ハムスター
弘文堂刊 1,430円(税込)
問い合わせ先/弘文堂
tel.03-3294-4801
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