友だち関係に悩む小学生に贈る“新しい友だち付き合い”の指南書が発売
多くの人の悩みを聞き、さらに自身も友だち関係に悩んできた香山リカ先生が、明日友だちと会うのが楽しみになるようなコツや方法をわかりやすく伝授
「小学館クリエイティブ」から、「明日がちょっと楽しみになるコツ 友だちのひみつ(以下、友だちのひみつ)」が発売中。
親が子どもに知っていてほしい・教えるのが難しいテーマを、著名人や専門家がこたえる子ども向け実用書「小学生のコツ」シリーズの第二弾となる。
「学研教育総合研究所」が公開している「小学生白書2019年」によると、小学生が学校生活で困っている・悩んでいることは「忘れ物」「宿題」に次いで、「友だち」がランクイン。とくに小学4・5年生の女子の悩み事1位は「友だち」で、約3割が悩んでいることがわかった。
さらに同白書の2020年版では、新型コロナによる休校で困ったこととして、2位以下を大きく引き離し、過半数が「友だちに会えないこと」と回答。多くの小学生にとって、生活の中で「友だち」が占める割合が多いことがわかる。
そこで「友だちのひみつ」では、学生時代に友だちとうまく付き合えないと悩んでいたという精神科医の香山リカ先生が、自身の経験や豊富な臨床事例をもとに、「友だちのつくり方」「友情をはぐくむコツ」「友だち関係のトラブルの対処法」などを、わかりやすく解説。
・友だちの数で人の価値は決まらない
・友だちはめんどうくさいもの
・友だちがいなくたって生きていける
・友だちができるのは偶然
・友だちができにくいのも個性
・友だち関係は無理をしない
・知りすぎないことが長続きの秘訣
といったさまざまな「付き合い方」を提示し、 「友だちをたくさんつくるコツ」ではなく、「友だちがいないことで悩まなくてもいい」「ひとりひとり、友だちのつくり方や付き合い方は違うんだ」と、読者自身が「友だち付き合いの答え」を導き出せるようなコツを、見開きにひとつずつ丁寧に紹介する。
また、友だち関係に悩むくまくんといっしょにコアラ姿になった香山先生から、友だち付き合いのヒントを教えてもらうマンガページも掲載。
コロナ対策で、対面での会話が制限されていたり、密なコミュニケーションがとりづらくなっていたりと、友だちとの付き合い方が変化している今、必要とされるアドバイスが満載だ。
さらに「小学生のコツ」シリーズでは、百ます計算で有名な隂山英男先生が教える第三弾「明日がちょっと楽しみになるコツ 頭がよくなるひみつ」が、8月下旬に発売を予定しているほか、美文字王子の愛称で知られる青山浩之先生の「きれいな字を書くコツ」など、続々と刊行予定となっている。
「友だちとの付き合い方に正解はない」というメッセージが込められた一冊を、この機会にぜひチェックしてみては。
明日がちょっと楽しみになるコツ 友だちのひみつ
著/香山 リカ
小学館クリエイティブ刊 1,320円(税込)
問い合わせ先/小学館クリエイティブ マーケティング部
tel.03-3288-3761