東京でSDGsを楽しく学ぶ「木こり体験ツアー」が檜原村で開催
間伐体験や枝打見学、火起こし体験、オリジナル丸太イスづくり体験ができるほか、日本の滝百選に選ばれた払沢の滝の見学も。親子で森の大切さを感じられる、SDGsに貢献したツアー
「東京でSDGsを楽しく学ぶ」をテーマに体験型ツアーを提供する「東京マウンテンツアーズ」が、東京都檜原村にて「木こり&火起こし体験ツアー」を6月26日(土)に開催。
木を切り倒す「間伐」の大切さを教えてくれるのは、若者だけの林業家集団「東京チェンソーズ」。新緑に包まれた森の中、親子で汗を流して木を切って楽しくSDGsについて学べるツアーとなっている。
「木こり&火起こし体験ツアー」の舞台となる東京都檜原村は、総面積の約9割が森林の緑豊かな地域。
島しょ部を除くと東京都で唯一の村であり、かつては林業が盛んだったが、時代とともにだんだんと林業を志す人が少なくなっている。
誰が森林を守るのかという問題に対して立ち上がったのが、青木亮輔氏が代表を務める「東京チェンソーズ」。2006年に檜原村の森林組合から独立後、2015年には社有林で参加者と共に木を植え、30年をかけ森林をつくるプロジェクト「東京美林倶楽部」を発足した。
「林業はただ木を切るだけではない。木を植えて、育て、伐採し、商品として出荷する。このサイクルを守ると森林は再生し、次の世代へと受け継いでいける。林業とは、持続可能な資源を守り、生み出す仕事だと思います」と青木氏は語る。
森林環境保全に配慮しながら、経済的にも持続可能な林業を体現している、その姿勢や取り組みが評価され、2017年には国際的な森林認証制度「FSC®認証」を取得。2018年には環境省の「グッドライフアワード」で優秀賞を受賞した。
今回の「木こり&火起こし体験ツアー」は、親子でいっしょに楽しみながら木に触れ、森の大切さを感じられる素敵な時間を提供したいという思いから企画。SDGsの17の目標のうち、「No. 4 質の高い教育をみんなに」「No.15 陸の豊かさも守ろう」の2項目の実現に貢献するツアーとなっている。
行程として、集合後に「東京チェンソーズ」所有林へ移動し、間伐体験や枝打見学などの木こり体験を実施。
参加者みんなで火を起こして檜原産食材をつかったお弁当やスープを味わう「火起こし体験&ランチ」のあとは、自分で切った木材を使って親子でオリジナル丸太イスをつくる体験を行う。
その後、リラックス効果のあるセラピーロードを歩き、日本の滝百選の払沢の滝を見学して終了となる。
林業とはどのような仕事かを自ら体験して学び、SDGsにも貢献できるツアーへ、ぜひこの機会に参加してみては。
木こり&火起こし体験ツアー
開催日/6月26日(土)
開催地/東京都西多摩郡檜原村 東京チェンソーズ所有林
集合場所/払沢の滝駐車場
集合時間/10:40
移動手段/徒歩
食事条件/昼食付き
受付人数/2名から
最小人員/5名
所要時間/6時間
※ツアーにはガイドのほか、現地スタッフが同行
問い合わせ先/グッドライフ多摩
tel.042-508-5007
office@tokyomountain.jp