子どもたちが学童保育をつくる「“ソウゾウリョク”を育むプロジェクト」が始動
子どもにとって身近な保育施設をゼロから開発することによって、子どもならではの自由な発想力をより広げ、ものづくりの楽しさに触れてもらう取り組み
東京・神奈川で民間学童保育施設を運営する「株式会社 東急キッズベースキャンプ」は、職場体験やさまざまなワークショップを通して“仕事”や“社会”に関心を持ち、夢や目標を育むことを目的とした小学生向けキャリア教育プログラム「キッズMBA」を実施している。
その一環として、今年9月の「キッズベースキャンプ用賀」の移転に伴い、子どもたちの“オモイ=想像力”を“カタチ=創造力”にした新しいキッズベースキャンプ用賀をつくり上げる、「“ソウゾウリョク”を育むプロジェクト」を4月よりスタートした。
「キッズベースキャンプ」は、「放課後の時間を“消費”から“投資”へ」をテーマに、小学生の子どもたちに安全な放課後を提供し、遊びや学びの体験の中から“社会につながる人間力”を育む、従来にはなかった新しい形の学童保育。
子どもたちにとって身近な例を用いて、ゲームや紙芝居などで楽しみながら仕事や経済の仕組みについて学び、自分と社会の“つながり”を知っていく「キッズMBA」では、さまざまなグループワークや発表などを通して、コミュニケーション力・論理的思考力・情報編集力などを養うことも狙いとしている。
これまでには、1年間の集大成として、全店舗の子どもたちが集まって街をつくり、商品やマーケティングを子どもたちが考えたお店を出店する「KBCタウン」や、大人が働いている現場を見学し、さまざまな職業や経済のしくみを学ぶ、お仕事見学などの取り組みを実施している。
今回のプロジェクトは、店舗開発に係る一連の流れ(設計、工事、開業準備など)から多くのことを学び、ものづくりに対する興味・理解を促す取り組み。
子どもにとって身近な保育施設をゼロから開発することによって、子どもならではの自由な発想力をより広げ、ものづくりの楽しさに触れてもらう内容となっている。
プロジェクトのスケジュールは4部構成。
「1. 設計編(4月~5月中旬)」では、建築士の先生から店舗が完成するまでの全体の流れを学習。その中で、店舗内装に関する設計図の描き方を教わり、実際に描いてみる体験をしたり、クロスや床の色・デザイン、各種設備の素材などを建築士といっしょに決めたりしていく。
「2. 工事編(5月中旬~6月下旬)」では、工事現場には欠かせない安全掲示物を子どもたちの手で作成。もともと区画内に敷き詰められていたカーペットをはがす作業を手伝うほか、職人さんが壁等を解体する現場の見学を行う。造作工事では、壁面等に使用するタイルを作ってみる体験も。また、店舗を作ってくれる職人さんに感謝の気持ちを込めて、子どもたちから差し入れをするといった内容も予定している。
「3. 開業準備編(7月~8月)」では、工事完了後のオープンに向けて、店舗の装飾や家具の組み立てを実施。店舗のオープンをお知らせするため、近隣のお店・施設への挨拶回りや、保護者向けの内覧会も予定し、その際には「1. 設計編」で子どもたちが描いた設計図等も保護者に公開する。
「4. 営業開始編(9月)」では、ついに新しい店舗がオープン。オープン記念として、子どもたちがパーティを企画し、プロジェクトの振り返りや学びの発表を行う。
家族と子どもたちの未来のために地域から社会を変える変革に挑戦し、「子育てが楽しい、子どもを産み育てたい」と思える社会の実現に貢献していく「キッズベースキャンプ」の活動を、この機会にぜひチェックしてみては。
問い合わせ先/東急キッズベースキャンプ
tel.03-5797-3566
pr@kidsbasecamp.com