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やってほしいことを、具体的に伝える。Eテレ「おかあさんといっしょ」元ダンスのおねえさん・いとうまゆさんにきく育児分担
Eテレ「おかあさんといっしょ」元ダンスのおねえさんとして活躍していた、いとうまゆさん。プライベートでは、2015年にご結婚とご出産を経験。いつも笑顔と元気を絶やさないイメージの、いとうまゆさん。前回の記事では出産前後にご経験された、切迫早産や乳頭混乱についてお伺いしました。2回目の今回は、1歳4ヵ月のお子さんとの向き合い方とご主人との関係性について語っていただきます。(次回の記事は3月9日(木)公開です。)
「とにかく健康であればいい」
――インタビュー中、こちらまで楽しい気分にさせてくれるいとうさんの娘さん。子育てをするうえで大切にしていることはありますか。
いとうまゆさん(以下、いとう):「とにかく健康であればいい!」と思っています。早産でGCUにいて保育器に入っていた期間もあるし、正期産の赤ちゃんと違って2ヵ月ほど入院していたのもあると思いますね。
――確かに早産だと、体が小さくて未熟ですし、親としては「とにかく健康に」と願いますよね。前回出ていた「乳頭混乱」を克服しようとしたのも、娘さんの健康のことを考えたからですか。
いとう:それもありますね。できることなら母乳で育てたいって思ってましたね。
夫と一緒に育児
どんどんやって、まずは慣れてもらう
――前回の記事で、ご主人の協力があって産後のトラブルを克服したとおっしゃっていましたが、ご主人はもともと子どもが好きな方なのですか?
いとう:いや、まったくそういうタイプではないです。夫は9歳年下で「結婚も恋愛もめんどくさい…」という感じの非リア充タイプ(笑)。でも、男っぽくない分、いい意味で「育児=女性がやること」という固定概念もあんまりなかったんだと思います。それから、夫の仕事は時間の融通がきくというのも大きかったですね。
――ご主人には、どんなことをやってもらっているんですか?
いとう:おっぱいをあげること以外は家事と育児を半分(以上?笑)やってもらってます。
――見ていて歯がゆい時とかもありますか?
いとう:ありますよー、「私がやった方が早いな」と思うこと。でもそこはグッとこらえ、夫にやってもらうことでどんどん慣れていってもらいました。そしてとにかく、ほめる。「オムツ替えやっぱりうまいね~」とか言ってたら、進んでやってくれるようになりました。
やってほしいことを、具体的に伝える
――いいですね。夫婦の育児分担で、よく「やってほしいことがあるけど、夫が察してくれない」というママの悩みをよく聞きますが、そういうのはなかったんですか。
いとう:うちもありましたよ。何回か話し合いをした時に、夫から「でもやっぱり言葉で伝えてもらわないとわからない」って言われました。なのでそれからは、やってほしいことを具体的に伝えるようにしています。その方がお互いにとっていいみたいです。
――つい、相手が察してくれることを期待してしまいますが、やっぱり話し合うことが大切なんですね。
うまく手を抜いて、がんばりすぎない
――他に、子育てで心がけていることはありますか?
いとう:そうですね。全てを完璧にこなすのは無理なので、うまく手をぬくようにしています。たとえば私の場合、家事の中から掃除は外しています(笑)。最初からないから、できてなくてもあまりストレスにならないです。
――思い切りがいいですね(笑)。でもそれ、ちょっといい考え方かもしれません。
いとう:もちろん、子どもが誤飲しちゃうようなものが落ちているのはまずいですが、あまり神経質に考えないようにしてますね。
編集部より
「健康でいてくれればいい」というシンプルな考え方で育児をしているいとうさん。でも、大切なポイントはしっかりとおさえていて、いいバランスだなと感じました。ご主人ともいいご関係で子育てを楽しんでいるように見えました。次回は、ライフワークとして取り組んでいる「ベビーサイン」と、「ベビーサイン」を子育てにどう活かしているかについて聞いてみます。お楽しみに。