ある日突然、大切な人の心が病んでしまったら
【精神科医Tomy & 高橋真麻】
Twitterフォロワー数37.2万人と絶大な支持を誇る精神科医Tomy先生とフリーアナウンサー高橋真麻さんの対談企画。身近な人のメンタルの不調に気づいたら、周囲の人はどうすればよいのでしょうか。今回は、大切な人の心を病んでしまったときにできることは何か、お二人にお話を伺いました
悩みや不安を誰にも相談できず、抱え込んでしまう人もいるのではないでしょうか。いつも明るく気丈な人だと思っていても、ある日突然、心がポキっと折れてしまうこともあるかもしれません。
身近な人が急に心の病になってしまったらどうすればよいのか、真麻さんがKIDSNA読者を代表して、精神科医Tomy先生に相談してみました。
「うつ病」は脳の機能がうまく働かなくなった状態
「うつ病」とは、脳みそを使いすぎて脳の機能がうまく働かなくなってしまった状態をいいます。そうなると、物事に対する視野が狭くなったり、正常な判断ができなくなったり、言葉が出てこなくなったりするんですね。いわば、充電が切れてしまっている状態。しっかりと充電ができるように、頭を使う場面を減らしてあげるとよいでしょう。
相談する相手がいない時
全て自分でため込んでしまうタイプの人も多いと思います。その場合、どのように心身の健康を保てばよいのでしょうか?
まずはやっぱり、自分の悩みを吐き出して欲しいんですよね。その時に自分の悩みを話しても、どう思われているか気にしないで済む相手に話すということが大切です。
なるほど。私はマネージャーさんに何度も同じ悩みや愚痴を相談してしまいます…とはいえ、完全に気が許せる相手を見つけるのは、なかなか難しいですよね。
そうですね。どうしても誰にも相談できないという人は、自分の悩みを紙に書き出してみてください。そうすると、今まで漠然としていた悩みや不安の輪郭が見えてくるんですね。自分で自分の悩みを客観視することができるのです。
続きは動画でCheck!
お二人のお話から、うつ病の症状についてや周囲の人が意識したいこと、自分自身のメンタルの不調に気づくためのポイントなどをご紹介します。
Tomy先生の連載記事はこちらからご覧いただけます。
家族や友だちなど、近くにいる大切な人が「うつ病」になってしまったら、どのように接すればよいのでしょうか?