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赤ちゃんに与える粉ミルクの種類やタイプと選び方
赤ちゃんの粉ミルクを選ぶときに、種類やタイプはどのようなものがあるかや、選び方が知りたいママやパパもいるのではないでしょうか。初めての出産の場合は、粉ミルク選びに悩むこともあるかもしれません。今回は、粉ミルクの種類やタイプ、選び方についてママたちの体験談を交えてご紹介します。
粉ミルクとは
粉ミルクとは、牛乳などを原料とし赤ちゃんに必要な栄養素を加えて、粉末状にした製品のことのようです。育児用調製粉乳と呼ぶこともあるでしょう。
粉ミルクは母乳の代わりとしてママ以外の人でも赤ちゃんに与えることができるので、パパや祖父母にも育児に参加してもらいやすくなりますよね。新生児期に母乳の出が安定しないときや、ママの体調がわるく薬を服用するとき、保育園へ預けるときにも役立つでしょう。
粉ミルクにはどのような種類やタイプがあり、ママたちはどのような選び方をしているのでしょうか。
粉ミルクの種類
粉ミルクにはいくつかの種類があるため、選ぶときは注意するとよいようです。粉ミルクの種類についてご紹介します。
育児用粉ミルク
育児用粉ミルクは、母乳に近い栄養を赤ちゃんに与えることを目的として作られているようです。主な成分は、厚生労働省の基準により定められているため、メーカーによって成分に大きな差はないでしょう。
基本成分以外に、DHAなど母乳を参考にした成分を含んだ育児用粉ミルクもあるようです。
アレルギー用粉ミルク
ミルクアレルギーがある赤ちゃんのために開発された粉ミルクもあるようです。通常の粉ミルクより値段が高い場合もあるかもしれません。
アレルギー用粉ミルクが本当に必要なのか迷う場合は、出産した病院やかかりつけの小児科へ相談すると安心できそうですね。
フォローアップミルク
フォローアップミルクは、離乳食や幼児食だけでは足りない栄養を補うための粉ミルクです。そのため、離乳食が始まっていない赤ちゃんの育児用としては使用できないでしょう。
離乳食が1日3食へ進む生後9カ月頃から、3歳頃を対象としたものが多いかもしれません。2歳の子どもに毎日コップ1杯のフォローアップミルクを飲ませているというママの声もありました。
粉ミルクのタイプ
粉ミルクにはタイプもさまざまあり、それぞれに異なる特徴があるようです。粉ミルクのタイプについてご紹介します。
缶タイプ
缶タイプの粉ミルクは、使いたい分を付属の計量スプーンですくって使うもので、一般的によくある定番のタイプのようです。たっぷり入ってコスパがよいので、完全ミルク育児などミルク中心の場合に経済的かもしれません。
やや重さがあるため持ち運びには向かず、哺乳瓶や容器へ移す際にこぼれてしまうこともあるでしょう。メーカーによっては大缶の他にも、量が少なめの小缶を販売しているところもあるようです。
開封してから1ヵ月以内に使い切る必要があり、赤ちゃんの飲む量が少ないときに使いきれず余ってしまったというママの声もありました。余るときは、牛乳の代わりに離乳食の材料として使うのもよいかもしれません。
プラスチックケースタイプ
缶タイプの粉ミルクだと、使い終わる度に大きい空き缶のゴミが出て悩むママもいるでしょう。ゴミを増やしたくない場合に、プラスチックケースに詰め替えできる粉ミルクは役に立つかもしれません。
フタつきのケースに開封した詰め替えパックを入れ、すりきるパーツをかぶせて簡単にセットできるようです。缶タイプよりも量が少ないので、使い切りやすい点もうれしいですね。
キューブやスティックタイプ
計量が不要なキューブやスティック状の粉ミルクもあるようです。個包装されており、未開封なら長期保存もできるので「どうしても母乳があげられない日がある」「外出時だけ使いたい」「万が一に備えて備蓄したい」など、粉ミルクの使用頻度が少ない場合に役立つでしょう。
キューブタイプの粉ミルクは40ml、スティックタイプは100mlで小分けされているものが多いようです。
キューブタイプは、ポンと哺乳瓶に入れるだけで飛び散らず、何個入れたか一目で分かるので、ミルク作りが簡単になるかもしれません。しかし、決まった分量以外でミルクを作りたい場合に、割ったり砕いたりする手間がかかることもあるでしょう。
液体タイプ
開けたらそのまま哺乳瓶に注いで使える液体タイプのミルクもあるようです。常温のまま使用でき調乳の手間がないので、外出時や夜間授乳の際に役立ちそうですね。
災害時に水道やガス、電気が止まり、お湯が作れない場合の備蓄としても活躍するでしょう。
粉ミルクの選び方
新生児期など初めて粉ミルクを選ぶときに、どのようなポイントで選ぶとよいのか気になるママもいるでしょう。粉ミルクの選び方についてママたちに聞いてみました。
産院で使われていたもの
30代ママ
30代ママ
病院での産後講習で、粉ミルクメーカーの方からサンプル品をもらいました。それがきっかけで、その商品を普段から使うようになりました。
産院で使われていたり、紹介された粉ミルクを選んだというママの声がありました。病院で選んでいる粉ミルクなら、育児が初めてのママでも安心して使い始めることができそうですね。
甘すぎないもの
30代ママ
甘すぎる粉ミルクは赤ちゃんの体を考えて心配になったので、さらっとした味の粉ミルクを選ぶようにしました。甘すぎないものは、母乳の味にも近い気がします。
甘すぎない粉ミルクを選んだというママの声がありました。粉ミルクの試供品をメーカーから取り寄せたり、小容量タイプを用意したりするなどしていろいろな商品を飲み比べできると、安心できる味が見つかるかもしれませんね。
使いやすいもの
30代ママ
缶タイプは、フタの手前部分だけ折って片手で開けられる、フタ一体型のものをいつも選んでいました。フタを外すタイプに比べて、フタの置き場所に困らないのもよいです。
30代ママ
スプーンで擦りきりしやすい粉ミルクの缶を使っています。
30代ママ
調乳するときに、哺乳瓶の底に溶け残りがない粉ミルクを選んでいました。
計量時に擦りきりやすいフタがついているものは、急いでいるときでも丁度よい濃度のミルクを飲ませてあげることができそうですね。
粉ミルクが溶けにくいと、味の薄い部分と濃い部分ができてしまったり、溶かそうと強く振ると泡立って赤ちゃんが飲みにくくなったりすることもあるでしょう。
新生児期などミルク作りの回数が多い時期は特に、少しでもママが疲れないよう溶けやすいものを選びたいですね。
家庭に合った粉ミルクを選ぼう
粉ミルクには、さまざまな種類やタイプがあり、メーカーごとに使いやすさや味なども異なるようです。新生児期など粉ミルク選びに迷うときは、産院で使っていたものを参考にしたり、サンプル品や少量タイプを使っていろいろと試してみたりするとよいかもしれません。
普段は大容量の缶タイプ、お出かけのときはキューブやスティックタイプなど使い分けるのもよさそうですね。
粉ミルクを活用して、パパや祖父母など他の家族もいっしょに授乳を楽しみ、赤ちゃんがおいしくミルクを飲んでくれるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2020年3月31日時点で作成した記事になります。
出産した病院で使われていた粉ミルクと同じものを、自宅でもそのまま使っていました。