【産婦人科医監修】妊娠22週(妊娠6ヶ月)のお腹の赤ちゃんの様子

【産婦人科医監修】妊娠22週(妊娠6ヶ月)のお腹の赤ちゃんの様子

お腹の大きさやエコー写真で性別がわかる?

妊娠6ヶ月である妊娠22週目は、胎動をよりはっきり感じたり、超音波(エコー)検査で赤ちゃんの性別が分かる時期です。元気よく動き回るためこの時期逆子となることも。お腹の大きさ、赤ちゃんの様子を医学博士で産婦人科医、田園調布オリーブレディースクリニック院長の杉山太朗先生監修のもと解説します。

杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)

妊娠週数22週目とはどんな時期?

妊娠22週は週数でいうと、妊娠6ヶ月の3週目です。

妊娠中期の折り返し地点を過ぎたところです。

妊娠22週目の妊婦さんの特徴

食欲が増加する妊婦さん
Africa Studio/Shutterstock.com

妊娠週数22週目の妊婦さんについて詳しく見ていきましょう。

体調

ほとんどの妊婦さんは、つわりが終わり、食欲が増します。食べられることが楽しみになり、つい食べ過ぎてしまう人も多いようです。

妊娠中期は、お腹が大きくなって胃や腸が圧迫されるので、便秘の症状が悪化したり、赤ちゃんが育つために妊婦さんの血液の量が多くなるので、貧血になりやすいです。

お腹の大きさ

遠目からでも妊娠していることがはっきりわかるくらいお腹が大きくなります。

妊娠6ヶ月である妊娠22週くらいになると、歩くのも大変に感じてきます。

妊娠22週目の妊婦さんの身体

赤ちゃんと胎盤を結ぶへその緒が成長して太くなり、赤ちゃんに栄養を送るため、血液循環が勢いよく行われます。

お腹がどんどん大きくなり、今まで問題なく行えていた動作が大変になってきます。子宮が大きくなるために、筋肉が引っ張られてお腹が突っ張る感覚や、足の付け根がチクチク痛んだりすることもあります。また、女性ホルモンの分泌の関係でおりものが増えます

また妊娠22週になると、胎動をはっきり感じられるようになります。子宮や腟に響くような痛みや軽い衝撃は胎動であることが多いです。とくに骨盤内は、臓器、筋肉、骨が集まっているため赤ちゃんが動くと痛みを感じます。

胎動による痛みは、逆子の状態のときに起こることが多く、超音波(エコー)検査や健診中に逆子と診断されると心配をするママも少なくありません。しかし、この時期に逆子になっていても、臨月には元に戻ることがほとんどといわれています。

妊娠22週目の赤ちゃん

胎内での様子

妊娠22週になると、肺の成長が進み、男の子は精巣、女の子は卵巣ができ、ホルモン分泌が始まります。

お腹のなかで眠ったり、動き回ったり、まばたきをしたり、より人間らしい動きをするようになります。超音波(エコー)検査では、赤ちゃんらしいしぐさや動作が確認出来て健診が楽しみになる時期です。3D検査で見ると、細かい表情が見られるかもしれませんよ。

お腹の中をぐるぐる動き回るため逆子になることも多いですが、この時期に逆子になっても出産するころには正常に戻っている場合が多いです。超音波(エコー)検査などで逆子が発見されても過剰に心配せずに、医師の話をよく聞くようにしましょう。

身体の形

妊娠22週の赤ちゃんの身長は、22㎝程度です。個人差や健診時の赤ちゃんの向きにもよりますが、性別もほぼ正確に判別できるようになります。

妊娠22週目のうちにやっておきたいこと

経腟エコーに備えた服装で健診に行く

妊娠6ヶ月になると、経腹エコーに比べて子宮頸部を細かいところまで見ることができる経腟エコーを使用することがあるでしょう。妊娠22週の経腟エコー検査では、胎盤の位置や頸管長を確認します。内診台にあがるため、検査がスムーズに行えるように、健診時には上下に分かれている服や、ワンピースにレギンスを履くなど検査しやすい服装を心がけることが重要です。

お肌のケア

妊娠6ヶ月である妊娠22週は、お腹が一気に大きくなります。


お腹が急激に大きくなると、皮膚が伸びてひび割れ、妊娠線ができやすくなります。妊娠線は、ほとんどの場合、痛みやかゆみなどを伴わないため、ケアをしない人もいるようですが、一度できると完全にはきえないため日々の保湿ケアが大切です。

おりもの対策

妊娠中期になると、女性ホルモンが多く分泌され、腟炎を防ぐためにおりものの量が倍近くまで増えることがあります。

おりものが増えることは妊娠中によく見られる症状ですが、蒸れて気持ちが悪いと感じる場合は、通気性のよい下着を選んだり、おりもの用のナプキンを使ってもよいでしょう。おりものが多いときにはシャワーを浴びたり、下着を清潔に保つことが大切です。

赤ちゃんグッズの準備

赤ちゃんグッズ
Africa Studio/Shutterstock.com

妊娠7ヶ月ともなると、ほとんどの人が超音波(エコー)検査で赤ちゃんの性別がわかったのではないでしょうか。男の子か女の子か性別が分かると、赤ちゃんグッズを揃えることもできそうですね。

またこの時期にはママの入院グッズは揃えておけるとよいですね。臨月に慌てて用意するということがないよう、余裕をもって準備しましょう。

母親学級に参加する

地域や産院によって開催している時期は変わってきますが、妊娠22週ごろから母親学級が始まったり、申し込みが開始されることが多いようです。

母親学級では、出産の流れや産後の赤ちゃんのお世話について教えてくれるので、これから出産し、ママになるのに役に立つでしょう。事前に申し込みが必要なことが多いため、それぞれお住まいの地域や産院に確認してみましょう。

赤ちゃんの名前を考える

妊娠22週になると、超音波(エコー)検査で性別が分かる人も増える時期です。生まれてくる赤ちゃんの名前を考える時間もワクワクしますよね。性別が分かったら名前を考えてもよいでしょう。


一生子どもが付きあっていく名前。ぜひ素敵な名前をつけたいですよね。妊娠6ヶ月ごろから考えても早すぎる、ということはありません。

生まれた季節や漢字や読み方、画数、響きなどママやパパたちは、さまざまな由来から子どもの名前を考えているようです。下記の記事も参考にしてくださいね。

妊娠22週目の妊婦さんが注意すること

胎動が感じられないとき

妊娠22週になると、胎動があまり感じられなくなったという妊婦さんもいるようです。今まで胎動があったのに急に感じられなくなると不安になりますよね。

この時期の赤ちゃんは寝たり、起きたりを繰り返しているので胎動が感じられるときとおさまっているときに差が出ます。様子をみて今までの強さを感じられなかったり、だんだん弱くなってきていると感じたときには早めに受診しましょう。

食事に注意

妊娠6ヶ月の妊娠22週は、赤ちゃんの骨や皮膚の形成が進んでいます。赤ちゃんの成長を補うため、たんぱく質を積極的に摂取することが大切です。しかし、リンを多く摂取するとむくみの原因になるのでお肉の摂り過ぎには注意が必要です。

魚や豆、お肉などからバランスよくタンパク質を摂るようにしましょう。

市販薬をむやみに飲まない

風邪を引いたり、頭痛があるときに手軽な市販薬に頼りたくなることもありますよね。しかしこの時期、お腹の赤ちゃんは薬の影響を受けやすいです。むやみに市販薬を飲まないように注意しましょう。

体調がすぐれないときには、水分を多めにとって、身体をゆっくり休めることが大事です。どうしてもつらくて、薬を飲みたいときには必ず医師に相談するようにしましょう。

葉酸やビタミンといったサプリを飲んでいる人もかかりつけ医に確認することが必要です。

かゆみがあるときは医師に相談を

日々保湿をしていても、妊娠中にかゆみを感じる妊婦さんは全体の2割近くいます。じんましんやアトピー性皮膚炎などによるかゆみも含まれますが、とくに妊娠後期にみられることの多い「妊娠性皮膚掻痒(そうよう)」を発症する妊婦さんもいます。

妊娠性皮膚掻痒(そうよう)は、治療の必要な皮膚トラブルです。虫に刺されたような発疹ができ、かゆみを伴います。主に腹部や妊娠線の周りにできやすいようですが、全身にできることもあります。

塗り薬のなかにも妊婦さんに適さないものもあるので、自己判断で市販薬を使用するのではなく、かかりつけの産婦人科や、皮膚科で相談しましょう。

表情や動作にも成長が感じられる時期

休む妊婦さん
Prostock-studio/Shutterstock.com

妊娠6ヶ月である妊娠22週は、胎動を感じられたり、超音波(エコー)検査で見ると、赤ちゃんの動きや表情がよりはっきり見られるようになります。

赤ちゃんがお腹のなかで活発に動き回る時期なので、胎動で痛みを感じたり、健診で逆子といわれるかもしれません。まだこの時期に逆子でも臨月には正常な位置となることが多いので、痛みがあるときはしっかり休み、様子をみるようにしましょう。

また、性別もはっきりすることが多いので、赤ちゃんのグッズを揃えたり、名前を考えたりしながら過ごすのも楽しいでしょう。母親学級に参加してみるのもよいですね。赤ちゃんの成長や家族が増える喜びがいろいろな場面で実感できるでしょう。

一般的に安定期といわれている妊娠22週ですが、お腹が一気に大きくなってお腹の張りや足の付け根などに痛みなどを感じやすくなるときでもあるので、無理をしないことが大切です。

監修:杉山 太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)

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杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)

杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)監修の記事一覧(バックナンバー)

信州大学卒医学部卒業。東海大学医学部客員講師、日本産科婦人科学会専門医、母体保護法指定医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医。長年、大学病院で婦人科がん治療、腹腔鏡下手術を中心に産婦人科全般を診療。2017年田園調布オリーブレディースクリニック院長に就任。

患者さんのニーズに答えられる婦人科医療を目指し、最新の知識や技術を取り入れています。気軽に相談できる優しい診療を心がけています。

田園調布オリーブレディースクリニック

2019年05月29日

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