「一人目は自然に妊娠したのに、二人目がなかなか授からない…」と悩む方は少なくないようです。不妊はデリケートな問題でもあるため、人には相談しにくいこともあるでしょう。今回は、不妊治療専門クリニックの浅田先生に、二人目を希望しているママの疑問にお答えいただきました。二人目不妊の原因や問題点、受診の目安などをお伝えします。
「一人目は自然に妊娠したのに、二人目がなかなか授からない…という方は意外と多く、決して珍しくありません。」
そう話すのは、不妊治療に長年携わる浅田レディースクリニック理事長の浅田義正先生。
過去に妊娠・分娩した経験の女性が、その後妊娠しない状態のことを、一般的に「二人目不妊」といいますが、受診のタイミングはあるのでしょうか。
先ほど「二人目不妊は珍しくない」というお話がありましたが、二人目不妊はなぜ起きるのでしょうか。
また、卵子は年齢とともに数も減っていくそう。
二人目を望むときは一人目より年をとっているので、必然的に卵子の質と数も低下。結果として、妊娠しにくい状態になります。
他には、「今日は排卵日かもしれないからタイミングをとらないといけない」など、ストレスを感じることでED(勃起不全)になり、不妊に影響することがあるようです。
規則正しい生活、飲酒や喫煙などをやめる、食事や運動などの生活習慣は、妊娠率ではなく妊娠後の健康に関わる話なのだそうです。
このように、妊娠のチャンスが減っていることも、二人目不妊の原因のひとつ。
浅田レディースクリニックの不妊治療についてご紹介します。
不妊症の検査は、ホルモン検査、超音波検査、粘液検査、精液検査などさまざまなものがありますが、今回の記事では、最新の不妊検査・治療「AMH検査」と「凍結融解胚移植」について紹介します。
「AMH検査」とは、卵巣内の卵子の数を推測する検査。妊娠率は卵子の質が主に関係するため、AMH値が妊娠率に相関するわけではありませんが、指標のひとつになります。検査方法は、血液検査なので簡単に測定できます。
「凍結融解胚移植」とは、受精卵を凍結保存した後、これを解かして子宮内に移植する方法のこと。近年体外受精によって用いられるケースもあるそうです。
続いて、不妊治療のステップについて紹介します。
不妊治療は、できるだけ自然妊娠に近い治療法からスタートして、一定の成果が認められない場合には、治療内容を順次変えていくステップアップ治療。ステップアップ治療は、ある治療をしてその結果が出るかどうかで判断するものです。
一人目は自然に妊娠したのに、二人目がなかなか授からないと、「どうしてだろう?」と悩んでしまいますよね。でもそれは決して珍しいことではありません。
二人目不妊の場合、あまり先送りにしてしまうと加齢(卵子の質の低下)が進み、ますます妊娠しにくくなる可能性があります。
「二人目不妊かな?と思ったら、早めにクリニックを受診するのがおすすめ」と浅田先生。
浅田レディースクリニックは、不妊治療専門のクリニック。生殖医療を行う専門設備を揃え、妊娠という目標に向かって患者の気持ちに寄り添いながら治療をすすめています。
フロア内に子どもを預けられる親子待合室も完備。子ども連れで受診できます。
気になった方は夫婦で話し合い、ぜひチェックしてみてください。
浅田義正(医療法人浅田レディースクリニック理事長)
日本でも有数の体外受精成功率を誇り、愛知・東京でクリニック展開する「医療法人浅田レディースクリニック」の理事長を務める。
海外での体外受精研究実績を持ち、顕微授精の第一人者。妊娠という“結果”を重視した「浅田式」不妊治療を行っている。
2020年07月27日
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