教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
子供と一緒にいる時間が長いぶん、子育てに関してはどうしても私の方が要領を得ていることが多く、仕方のないことだと解ってはいても夫が何かにつけて手間取る姿を見ているとイライラしてしまったり。
なんてことがよくあります。
一日に50回くらいあります。
物の場所くらい覚えてよ!
何度同じことを言わせるの?
働いてるのは私だって同じじゃん!
寝不足や疲労も手伝って、ついトゲトゲしい口調で攻め立ててしまうこともありますが、右から左へと華麗にスルーし、何もなかったかのように笑顔をキープする夫の鋼メンタルは見上げたものです。
そんな夫ではありますが、子供と私のことを意識して行動してくれているんだなと感じた出来事がありました。
その日は家族で外出。ベビーカーを押しながらやっとの事で駅のホームに到着したときのこと。電車の発車時刻も迫っていましたし、さっさと近くのドアから乗ってしまいたい私を制して夫は「もっと向こうのドアから乗った方がいい」と言うのです。
しぶしぶ従って一緒に進んでいると、夫がいう地点は思った以上に遠く、発車時刻になり電車は行ってしまいました。
……が、その後すぐに到着した電車にスムーズに乗車すると、車内は随分と空いています。
急行ののちに到着した各駅停車だったため、ベビーカーでも楽々な広さ。
加えて、降りると目の前にエレベーターが!
そういえば夫と一緒に出かけたときは、移動に手間取ることがほとんどないのです。運よく青信号ばかりに遭遇し、スムーズに目的地へたどり着くことってありますよね。いつもそんな感じ。
アレは夫が誘導してくれていたからこそだったのです。あえて口には出さないけれども、子連れでの移動をストレスのないものにするために、夫もいろいろ考えてくれているんだなとじんわり感動する私を尻目に
「まあ、アレだよ。半世紀以上東京に住んでいればこれくらい……」と夫はブツブツ。
こうやってお互いが持てるスキルをそれぞれに発揮して、穏やかに子育てできたらいいなと思いました……が、実際はなかなかそうもいかないんですよね。
少しずつ少しずつ。がんばれ私たち。
Profile
イラストレーター。2015年に生まれた2歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。
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