離乳食完了期のメニューにセロリを使いたいとき、葉の部分は使えるのかや、冷凍できるのか、手づかみ食べに使えるのか気になるママもいるのではないでしょうか。そこで今回は、厚生労働省の資料を参考に離乳食完了期の進め方や、セロリを使った手軽なレシピをご紹介します。
離乳食完了期に入り、いざ作ってみようと思っても、わからないことばかりでどのように進めていけばよいのか、悩んでしまうママもいるかもしれません。
まずは、離乳食完了期はいつからか、量の目安について厚生労働省の資料を参考にご紹介します。
離乳食完了期とは、生後12カ月から18カ月頃の期間のことをいいます。
1日3回の食事をきちんととり、生活リズムを整えることが大切となる時期です。
また、食材を調理するときの目安としては、歯ぐきで噛める肉団子くらいの固さとなります。
離乳食完了期の1回あたりの食事量の目安は、以下を参考にしてください。
穀類:軟飯80g~ご飯80g
野菜・果物:40g~50g
魚:15g~20g
肉:15g~20g
豆腐:50g~55g
卵:全卵1/2個~2/3個
乳製品:100g
献立を考えるときは、主食となる炭水化物、ビタミン、ミネラルを含む野菜や果物類、魚や肉などのタンパク質源食品、3種類の栄養素を組み合わせるようにしましょう。
食事量や調理形態はあくまで目安とし、その日の赤ちゃんの機嫌や食欲に合わせて調節してあげてくださいね。
厚生労働省の資料の中で離乳食で困ったこととして、このような内容が挙げられています。
作るのが負担・大変/33.5%
食べさせるのが負担、大変/17.8%
乳汁(母乳や人工乳)と離乳食のバランスがわからない/17.1%
作り方がわからない/5.3%
開始の時期がわからない/3.5%
(回答数:1240)
離乳食を作ることが大変と感じるママは多いようです。
少しでも簡単に作ることができれば、離乳食作りを前向きに進めていけそうですよね。
セロリの下ごしらえとして簡単な茎の筋とり方法をご紹介します。
包丁やピーラーでもセロリの筋取りはできますが、道具を使わずにできると便利ですね。
セロリの筋や葉を取ってきちんと下ごしらえをすると、子どもも食べやすくなるでしょう。
1.で取った葉も、みじん切りにしてしっかり茹でれば離乳食に使うことができます。肉料理のくさみ消しにも使えるので、大人の料理に利用してもよいですね。
セロリをいつからあげるかは子どもの成長などによってそれぞれ個人差がありますが、離乳食完了期にセロリを使っているママもいるようです。
離乳食完了期にママたちはどのようにしてセロリを与えていたのか、お手軽レシピとあわせてご紹介します。
材料:
セロリ適量、玉ねぎ1/2個、木綿豆腐1/2丁、牛豚合いびき肉100g、パン粉大さじ2、片栗粉大さじ1、塩少々、しょう油少々
作り方:
セロリは独特の苦みがありますが、ハンバーグやカレーなどのしっかりした味付けの料理に使うと苦みを軽減させることができ、調味料代わりとしてハーブのような風味をプラスできるでしょう。
ハンバーグなら手づかみ食べもしやすそうですね。
材料:
セロリ適量、ピザ用チーズ適量、卵1個、カレーパウダー少々、ケチャップ少々
作り方:
セロリの味が苦手な子どもでも、チーズとカレーパウダーを合わせることで食べやすくなるかもしれません。
材料:
セロリ適量、ベーコン1~2枚、トマト1個、玉ねぎ1/2個、スパゲッティ適量、コンソメ少々
作り方:
セロリは洋風の肉料理と相性がよいので、ベーコン以外にも合いびき肉や鶏もも肉などを入れても合いそうですね。
日持ちしにくいセロリの保存については、葉から水分がぬけて傷まないように葉と茎を分け、それぞれ茹でてから冷凍保存バックに入れて保存するというママの声もありました。
今回はセロリを使った離乳食のレシピとあわせて、離乳食完了期はいつからかや食事の量の目安などをご紹介しました。
セロリは繊維が多いため離乳食完了期にそのまま手づかみ食べするには向きませんが、独特の風味をいかして調味料代わりに使うことができ、茎も葉も冷凍できるので、いつもの料理に変化をつけたいときに便利でしょう。
離乳食のメニューにセロリを取り入れて、子どもが積極的に食事を楽しめるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月1日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2019年08月04日
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