
離乳食後期、完了期につるむらさきを取り入れたレシピが知りたいママもいるかもしれません。今回は、つるむらさきとはどのような野菜なのか、離乳食後期と完了期の食べ進め方や離乳食で困ったこと、つるむらさきのレシピや下ごしらえ、保存法についてご紹介します。
つるむらさきは、6~8月の夏が旬の緑黄色野菜です。味はほうれん草に似ていますが、モロヘイヤのような粘りがあるのが特徴と言われています。深い緑色をしていて、葉が分厚いものがおいしいようです。
離乳食後期と完了期の食べ進め方や量の目安についてまとめました。
厚生労働省の資料によると、離乳食後期は生後9カ月から11カ月頃とされています。1日3回、歯ぐきでつぶせる固さのものを与え、食欲に応じて離乳食の量を増やしましょう。共食を通じて食の楽しい体験ができるように意識するとよいようです。
離乳食完了期は生後12カ月~18カ月頃とされています。食事は1日3回、歯ぐきで噛める固さにしてあげるとよいでしょう。手づかみで食べることで、自分で食べる楽しみが増えるとよいですね。
離乳食後期の1回当たり量の目安は、厚生労働省の資料に下記のように記載されています。
穀類:全がゆ90g~軟飯80g
野菜果物:30g~40g
魚:15g
肉:15g
豆腐:45g
卵:全卵1/2個
乳製品:80g
離乳食完了期の1回当たり量の目安は、厚生労働省の資料に下記のように記載されています。
穀類:軟飯80g~ご飯80g
野菜・果物:40g~50g
魚:15g~20g
肉:15g~20g
豆腐:50g~55g
卵:全卵1/2~2/3個
乳製品:100g
離乳食後期・完了期の献立を考えるときは、主食となる炭水化物、ビタミンやミネラルを含む野菜や果物類、魚や肉などのタンパク質源食品の3種類の栄養素を組み合わせるように心がけましょう。
厚生労働省が出している資料の中で離乳食で困ったこととして、このような内容が挙げられています。
作るのが負担・大変/33.5%
もぐもぐ、かみかみが少ない(丸のみしている)/28.9%
食べる量が少ない/21.8%
食べものの種類が偏っている/21.2%
食べるのをいやがる/15.9%
食べる量が多い/5.5%
作り方がわからない/5.3%
食べものをいつまでも口にためている/3.0%
(回答数:1240)
離乳食を作るのを負担に感じたり、食べ物の種類が偏っていないか気になるようです。完了期になると、大人の食事から子どもの分の食事を取り分けるママも多いようなので、離乳食を作る負担が減るかもしれません。
つるむらさきの下ごしらえや保存方法はどのようにするとよいのでしょうか。
つるむらさきを下茹でするときは、茎と葉を別々にして茹でるとよいようです。
鍋でお湯を沸かし、先に茎を入れます。茎が茹で終わる前に葉を入れ、さっと茹でたら冷水にさらしましょう。
生のままのつるむらさきは、湿らせた新聞紙を巻き、根を下にして立てて野菜室に入れて保存するとよいようです。
下茹でしたり、調理してペースト状にしたつるむらさきは冷凍保存することができます。保存用密封袋に入れたり、小分けにしてラップに包みストックするとよいでしょう。
離乳食後期と完了期につるむらさきを使ったレシピをご紹介します。
たんぱく質と野菜をいっしょにとれて栄養バランスがよく、大人もおいしく食べられるメニューです。魚のほかにも、小さく切った鶏もも肉やひき肉と合わせてもよいかもしれません。
チーズや白身魚を入れておやきをつくるママもいるようです。おやきは手づかみで食べやすいので、離乳食後期によく作ったという声もありました。
和えるだけでできる簡単なレシピです。つるむらさきはごま油を使って炒めると特有のにおいが気にならなくなるようなので、炒めると食べやすいかもしれませんね。
オムレツは手軽に作れて栄養バランスもよいのでママにうれしいメニューのようです。卵と混ぜることでつるむらさきのにおいが和らぐのでおいしく食べられるでしょう。
離乳食後期と完了期になると、和え物やおやき、オムレツなどさまざまな料理につるむらさきを取り入れられるようです。
離乳食後期・完了期につるむらさきを使うときは、赤ちゃんが食べやすいように柔らかくしたり、しっかりアク抜きをするためにも下茹でしたものを使いましょう。
下茹でをしてみじん切りにしたものを冷凍保存しておくと、使うときに下ごしらえをする手間が省けて便利ですね。
調理方法を工夫して、離乳食のつるむらさきをおいしく食べられるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月12日時点で作成した記事です。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
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