
汁物や和え物の具材に使いやすいわかめを、離乳食完了期のレシピに取り入れたいと考えるママもいるのではないでしょうか。子どもに食べさせ始めるタイミングや下ごしらえの方法を知りたい場合もあるかもしれません。今回は離乳食完了期のわかめについてママたちの体験談をまじえてご紹介します。
ミネラルや食物繊維が豊富と言われているわかめですが、なかには消化がしにくいのではと考え、いつから子どもにあげてよいか迷っているママもいるようです。
子どもに初めてわかめをあげたのはどのようなタイミングだったか、ママたちに聞いてみました。
わかめを離乳食に取り入れたタイミングは7~8カ月ごろの離乳食中期の後半や、9~11カ月ごろの離乳食後期が多いようです。
大人の料理から取り分けたり、市販のメニューに入っていたわかめを子どもが食べているのを見て、もう食べられるのだということに気づいたというママの声がありました。
わかめにはいくつか種類がありそれぞれに異なる下ごしらえや、子どもが食べやすいように細かく切るなどの工夫が必要なようです。ママたちはどのようなことに注意しながらわかめの離乳食を作っていたのでしょうか。
わかめは大まかに分けて生わかめ、塩蔵わかめ、乾燥わかめの3つの種類があります。それぞれ水洗いしたり水で戻す必要があり、特に生わかめを塩漬けにして保存した塩蔵わかめは塩を抜きをしっかり行う必要があります。
大人は生のわかめや水で戻したわかめをそのまま食べることができますが、子どもの離乳食にあげるときは一度加熱するとよいようです。和え物などにそのまま使う場合は沸かしたお湯で10秒ほど茹でるようにしましょう。
弾力や歯ごたえのあるわかめもおいしいものですが、なかには食べにくく感じる子どももいるようです。しっかり茹でてやわらかくなるように意識していたママがいました。
離乳食完了期の子どもにとっても、海藻類はまだ食べにくい場合があるようです。細かく切ると子どもが飲み込みやすいようだったというママの声がありました。
食物繊維が豊富といわれるわかめは、たくさん食べてしまうとお腹がゆるくなってしまう場合やそのまま排泄されてしまう場合もあるようです。子どもにあげる量は少なめを意識するとよいかもしれません。
離乳食完了期にママたちが取り入れていた、わかめを使ったレシピをご紹介します。
離乳食完了期になると食べものを手づかみして、自分で食べる楽しさを覚える子どももいるでしょう。市販のふりかけを使わずに手作りの混ぜ込みごはんを作って、わかめおにぎりにしていたママがいました。おうちでの食事だけでなくお弁当にも活躍しそうですね。
生野菜を食べ始めた離乳食完了期の子どもに、わかめを使った和え物を作っていたというママがいました。大人の和食ごはんの付け合わせにも使いやすいメニューでしょう。
和の食材と出汁のおいしさやほどよい食感を楽しめる若竹煮は、離乳食完了期のメニューにぴったりかもしれません。たけのこの煮込み時間を短くしたい場合は、薄切りにするとよいようです。
卵や豆腐など子どもが食べやすい食材とあわせて、わかめの中華スープを作っていたというママもいました。水に戻さずに乾燥わかめを使う場合は塩分が気になる場合もありますが、スープの味にそのまま活かす方法もあるようです。
離乳食完了期は歯を使うようになったり手づかみ食べができるようになり、子どもが食べられるメニューの種類が多くなっていく時期でしょう。ママが作る離乳食の幅も広がるこの時期に、わかめを使ったレシピを取り入れていたという声が複数ありました。
わかめは主食やおかず、汁物などさまざまな料理に手軽に取り入れられる、ママにとっても使いやすい食材でしょう。下ごしらえや茹で時間を工夫しながら、子どもがよろこぶ離乳食を作ってあげられるとよいですね。
2019年06月19日
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