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離乳食の作り置き。冷蔵・冷凍保存の期間や容器の選び方
作り置きはした・しない?
離乳食の下ごしらえは、食材を刻んだり、つぶしたりと手間がかかるので作り置きを考えるママも多いのではないでしょうか。作り置きしたものを冷蔵・冷凍する場合はどんな容器で何日間保存できるのでしょうか。作り置きしない場合についてもママたちの体験談を交えてご紹介します。
離乳食
離乳食は時期によって、食べ方の目安や、調理形態が違います。
- 離乳食初期(生後5〜6カ月)1日1回1さじずつ、なめらかにすりつぶした状態
- 離乳食中期(7~8カ月頃)1日2回食、舌でつぶせる硬さ
- 離乳食後期(9~11カ月頃)1日3回食、歯ぐきでつぶせる硬さ
- 離乳食完了期(12~18カ月頃)1日3回食、歯ぐきで噛める硬さ
「離乳食初期には、10倍粥を作るときやにんじん、ほうれん草などの野菜を裏ごししたり、すりつぶしたものをあげることが多かったです。口当たりのよいなめらかな状態になるまですりつぶすには時間がかかりました」(30代ママ)
「中期も離乳食を作るときは、野菜などの食材を柔らかくすることから始まるため、下ごしらえに時間がかかりました」(20代ママ)
「後期以降は、食材を裏ごす必要が少ないため下ごしらえの時間はあまりかかりませんでしたが、1日3回食になったため、離乳食を作り置きすることが多くなりました」(30代ママ)
離乳食の1回の調理時間は10分~30分程度のママが多いようです。初期の頃は、作る量が少ないので短時間で済んでいたようですが時期が進むにつれて、作る量や、使う食材、レシピなどの種類が増えると調理時間も長くなって大変という声がありました。そのため中期以降から作り置きを意識するようになったママが多いようです。
離乳食の作り置きについて
作り置きを冷蔵する場合
「下ごしらえで、野菜を茹でたものを冷蔵して、翌日まで保存していました」(20代ママ)
「離乳食後期の頃はおかずメニューを調理するときに1食分ほど多めに作り、冷蔵庫で保存しておき翌日子どもに与えることもあります」(30代ママ)
冷蔵の場合、保存期間は作った翌日までと決めていたママが多くいました。初期から中期の頃は早めに使い切れるように離乳食用食材の買い物は少なめにしているようです。後期以降の1日3回食の時期になると、おかずメニューを多めに作り置きして、食事の時間には温めるだけにしてすぐに子どもが食べられるような状態にしていたようです。
作り置きを冷凍する場合
「お粥と野菜スープを冷凍保存することが多かったです。3日~1週間程度保存していました」(30代ママ)
「おやきやパンケーキを冷凍保存し、1週間以内を目安に使い切るようにしていました」(30代ママ)
「加熱調理した後の肉や魚を小分けにして、1週間くらい保存していました」(30代ママ)
冷凍の場合1週間を目安に、主食やおかず、汁物など、いろいろな食材を保存していたママが多いようです。筆者も、和風だしや野菜スープを1回分ずつ分けたものや、小さく切って茹でた肉や魚を冷凍して1週間程度を目安にして使い切るようにしていました。葉物野菜などは、使いやすい大きさにカットして冷凍保存しておくだけでも下ごしらえの時間が減るので、離乳食を作り置きしない場合でも便利のようです。
作り置き用の容器
「冷蔵保存するときは、そのまま温めて食卓に出せるように電子レンジ対応の陶器やガラス皿にラップをして冷蔵庫に入れていました」(20代ママ)
「お粥の冷凍保存には、赤ちゃん用品店で購入したお粥専用のプラスチック製の冷凍容器を使っていました」(30代ママ)
「野菜スープを冷凍保存するときには、蓋つきの製氷皿に入れて冷凍しました。完全に凍ったら取り出して、密封性の高いプラスチック製の袋に入れて冷凍庫に保存しました」(30代ママ)
作り置きした離乳食は製氷皿で小分けして保存していたママが多いようです。厚生労働省の資料には1回の食事の目安量が書かれていますので、小分けにするときに参考にするとよいでしょう。キッチン用品店や赤ちゃん用品店では製氷皿以外にも、いろいろな離乳食の保存容器が売られていますので、ママが使いやすく離乳食の作り置きに適した容器を見つけてみてはいかがでしょうか。
離乳食の作り置きで気をつけたこと
衛生面
「初期の頃や初めて取り入れる食材は、できるだけ作り置きしないようにしていました。毎食調理するのは手間はかかりましたが、新鮮なものを使っていることで衛生面にも安心感が持てました」(20代ママ)
「冷蔵と冷凍のどちらで保存する場合も、肉や魚などの生鮮品を使って作りおく場合は、しっかりと加熱してから保存するようにしています」(30代ママ)
「離乳食を保存する容器は、食器用洗剤で洗った後に熱湯をかけたりして殺菌するようにしていました」(30代ママ)
離乳食は小さな子どもが食べるものなので、多くのママが衛生面に気をつかっていたようです。筆者はいつ調理したものか分かるように、作った日付を保存容器に書いておき、庫内でも新しいものを奥へ、古いものを手前に置くなどの工夫をしていました。
食材面
「日持ちしない食材は、作り置きしないで大人のメニューから取り分けて1回で食べきれる量にするか、少量パックで買うように心がけていました」(30代ママ)
「いろいろな食材を1食で食べてもらえるように作り置きした離乳食をベースに足りない食材を足して献立を考えました」(30代ママ)
「作り置きメニューに使う食材がマンネリ化しないように、肉や魚、野菜をバランスよく使うようにしています」(20代ママ)
離乳食に多くの種類の食材を使いたいと考えるママのなかには、一気に多くの種類の野菜を買っても使いきれないので市販の冷凍野菜を使っていたという意見もありました。冷凍野菜などを使えば食材をバランスよく取り入れられそうですね。
作り置きは衛生面と食材を見て使い分けよう
作り置きメニューがあると子どもを待たせずに食事の用意がしやすくなるでしょう。作り置きしない場合でも食材を下ごしらえして冷蔵・冷凍保存しておくと調理の時短になりそうです。保存の目安は何日か、保存容器についてママたちの声を参考にして余裕を持った離乳食作りができるとよいですね。
※記事内で使用している参照に関する内容は、2018年1月29 日時点の情報となります。