スイカはいつから?離乳食時期別の進め方とアイディア

スイカはいつから?離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食のスイカはいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回はスイカです。

スイカを離乳食で始める前に

果物を離乳食に取り入れるときは、お粥から始め、慣れてきたら野菜、果物と順に進めていくとよいようです。

いつから食べさせてよい?

スイカを食べる女の子
Mcimage/Shutterstock.com

スイカはいつから離乳食に使用できるのでしょう?

離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

目安の量

スイカ
Olga Malysheva/Shutterstock.com

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は20~30g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は30~40g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は40~50g

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スイカを使った離乳食のメニュー例

スイカジュース

スイカジュース
Flaffy/Shutterstock.com

「中期の7カ月の頃に作りました。夏になりたくさんスイカが売られていたので、絞って果汁だけ与えました。初めての味に最初は不思議そうな顔をしていましたが、飲み込んだ後はもっと欲しそうな様子でした」(20代ママ)

初期や中期にスイカを初めて与えるときは果汁のみを与えるママが多いようです。筆者は子どもが8カ月のときに小さく切ったスイカを与えてみましたが、ざらっとした食感が嫌だったのかあまり食べてくれませんでした。さまざまな食べ物を経験した翌年には喜んでスイカを食べるようになりました。


スイカ寒天

「完了期頃に作りました。スイカは種を取り果汁にしておきます。鍋に水と粉末寒天を入れて火にかけ、かき混ぜながら煮溶かします。スイカ果汁を少しずつ混ぜながら加え、型に流して固めます。つるんとした口当たりを気に入ったようで、砂糖を入れなくても喜んで食べてくれました」(30代ママ)

後期や完了期になると手づかみで食べられるメニューを取り入れるママも多いようです。寒天にすると汁がこぼれないので子どもが食べやすそうと話すママもいました。

保存方法

小さく切って保存

「スイカを食べやすい大きさに切り、種を取り除いて冷蔵保存していました」(20代ママ)

切ったスイカは長期保存はせず、早めに与えるようにしていると話すママもいました。

気をつけていた点

種を取って与える

「皮付きでカットしたときに上になる部分が甘いと聞いたので、皮に近い部分ではなく、種が少ない中央部分を与えるようにしていました」(40代ママ)

「スイカの黒い種と小さくて白い種を全部楊枝などで取るようにしています」(30代ママ)

スイカの中央部分を選び、種を取り除いて与えるママが多いようです。


与える大きさ

「初めはスイカの果汁を与え、細かくカットしたもの、手づかみで食べられる大きさと、離乳食の時期に合わせて大きさを変えていきました」(20代ママ)

後期頃に前歯で一口分を噛めるようになる頃から、大きめにカットしたスイカを与えるとよいかもしれません。1歳半頃に手づかみも上手になり、大人と同じような皮つきの大きいスイカを欲しがったので種を取り除いて与えたら、手も服も汚れたけれど子どもは満足そうだったというママもいました。

スイカを離乳食に取り入れてみよう

スイカを食べる赤ちゃん
Atip Kantajai/Shutterstock.com

スイカは離乳食初期・中期・後期・完了期のいつからでも使える食材で、甘みもあり、水分も多いので子どもも食べやすいようです。夏の暑い季節に水分補給を兼ねてスイカを一口から与えてみてはいかがでしょう。離乳食期にも家族といっしょに季節の野菜や果物を楽しめるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年12月24日時点の情報となります。


2017年12月25日


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