すまい給付金の申請に必要な書類一覧。書類不備や紛失したときの注意点も説明。

すまい給付金の申請に必要な書類一覧。書類不備や紛失したときの注意点も説明。

すまい給付金の申請を考えているママやパパの中には、すまい給付金の申請書類について気になっている方もいるかもしれません。今回の記事では、新築、中古の場合のそれぞれの申請書類の一覧や原本、コピーどちらで用意するのか、申請書類の不備や紛失、返却についてや、申請書類の送付先、再発行などについて紹介します。

すまい給付金とは?

すまい給付金とは消費税の増税による負担を緩和するための制度のひとつです。

すまい給付金の対象となる人は収入や所得によって最大で30万円(消費税率8%のとき)~50万円(消費税率10%のとき)の給付金を受け取ることができます。

すまい給付金を申請した人は書類審査などが行われ、その人の状況に応じた金額が現金で支給されます。

また、すまい給付金の申請書類は住宅を取得したときの状況によって、使う書類が異なるようです。

出典:消費税率引上げ時期変更後の住宅対策について/国土交通省ホームページ

新築住宅の場合の必要書類

すまい給付金の申請で、新築の住宅を取得した場合の必要申請書類を説明します。


住宅ローンで購入した場合

新しい家で遊ぶきょうだい
© tatsushi - Fotolia

原本で必要な書類は、以下のとおりです。

・住民票の写し
・不動産登記における建物の登記事項証明書、謄本
・個人住民税の課税証明書(非課税証明書)

基本的にコピーで用意する書類は、以下のとおりです。

・工事請負契約書又は不動産売買契約書
・住宅ローンの金銭消費貸借契約書
・振込先口座が確認できる書類(通帳等)
・施工中等の検査実施が確認できる書類

住民票や住民税の課税証明書などは、市区町村の役所で入手できます。引越し後と引越し前でそれぞれ用意する必要があるので、間違えないようにしましょう。すまい給付金のホームページにて各書類の入手方法が掲載されているので確認するとよいかもしれません。

出典:申請に必要な書類について(新築住宅)/すまい給付金ホームページ

現金で購入した場合

原本で必要な書類は、以下のとおりです。

・住民票の写し
・不動産登記における建物の登記事項証明書、謄本
・個人住民税の課税証明書(非課税証明書)

基本的にコピーで用意する書類は、以下のとおりです。

・工事請負契約書又は不動産売買契約書
・住宅ローンの金銭消費貸借契約書
・振込先口座が確認できる書類(通帳等)
・施工中等の検査実施が確認できる書類

その他に必要な書類は、以下となります。

・フラット35S基準への適合が確認できる書類 

新築を現金で購入する場合は「フラット35S基準への適合が確認できる書類」が必要となります。確認書類の内容などは以下のすまい給付金のホームページを確認するとよいでしょう。

出典:申請に必要な書類について(新築住宅)/すまい給付金ホームページ

中古住宅の場合の必要書類

住宅
iStock.com/Yuri_Arcurs

原本で必要な書類は、以下のとおりです。

・住民票の写し
・不動産登記における建物の登記事項証明書、謄本
・個人住民税の課税証明書
・中古住宅販売証明書

基本的にコピーで用意する書類は、以下のとおりです。

・不動産売買契約書
・住宅ローンの金銭消費貸借契約書(住宅ローンで購入した場合のみ)
・振込先口座が確認できる書類(通帳等)
・売買時等の検査実施が確認できる書類

中古住宅の場合、住宅ローンと現金購入での必要確認書類の違いは「住宅ローンの金銭消費貸借契約書」のみとなります。売主が用意する書類もありますので、入手先や方法をよく確認しまておきましょう。

出典:申請に必要な書類について(中古住宅)/すまい給付金ホームページ

申請書類を紛失してしまったら?

すまい給付金の申請書類などを紛失してしまった場合は、書類の再発行ができるものに関しては対処してもらえるそうですが、再発行が難しい書類もありますので、すまい給付金の窓口やサポートセンターに問い合わせてみるとよいかもしれません。

すまい給付金の申請に必要な書類は必ず、紛失しないようにしっかり管理しておくことが大事です。

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申請書類の不備に気づいたときの注意

すまい給付金を郵送で申請したときなどに、あとから申請書類の不備に気づいても、追加で書類を郵送しないように注意が促されているようです。

申請書類の不備があった場合、すまい給付金事務局から「不備についてのお知らせ」が届きまので、その通知書に従って、改めて郵送しましょう。

出典:郵送での申請/すまい給付金ホームページ

申請書類の返却について

コピーで送るはずだった申請書類を、間違えて原本で送ってしまったときなど、申請書類を返却してもらいたいということもあるかもしれません。

このような場合、手続きに必要な申請書類に不備や不足があるときは、すまい給付金事務局からお知らせが届き、申請書類が返却されます。

ですが、不備不足がなく申請受付が完了となった場合、申請書類などは返却されませんので注意が必要です。

申請書類の送付先

すまい給付金を郵送申請するときの送付先は、すまい給付金ホームページ(以下リンク)に記載されていますので確認するとよいでしょう。封筒には差し出し人の住所や氏名、送付先住所などを忘れずに書きましょう。

出典:郵送での申請/すまい給付金ホームページ

すまい給付金の申請時は書類をよく確認

3人家族
iStock.com/Rawpixel

すまい給付金の申請では、住宅の購入パターンによって準備する書類が異なり、複数の書類を提出するので、書類の管理をしっかり行う必要があるでしょう。

申請書類の提出では原本、コピーで用意するものを明確にし、送付先なども間違えないように申請しましょう。申請書類の不備がなく、申請受付が完了となった場合、基本的に提出した書類の返却はしないようなので注意が必要です。

また、申請書類を紛失した場合は再発行できない場合もありますので、すまい給付金の窓口やサポートセンターに問い合わせてみるとよいかもしれません。


※記事内で使用している参照内容は、2018年8月20日時点で作成した記事になります。

2018.08.21

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