教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
2021.12.20
育児をぐっと楽にする方法は「赤ちゃんが泣いているのは悪いことではない」ということを知ること。3000人の赤ちゃんの育児相談にのってきた助産師・峯田 昌氏が「赤ちゃんと話す育児」について解説する1冊。「実際のママから寄せられたQ&A」も掲載
「自由国民社」から、子育て中赤ちゃんが泣きやまないことに悩むママパパに向けた書籍「“泣いてもいいんだよ”の育児」が登場。
著者は、みねた助産院 院長の峯田 昌氏。峯田氏がこれまで対応してきた育児相談は、延べ1万人。そして出会った赤ちゃんは3000人。
“困ったお母さんを絶対に1人にしない"を信条とし、ママたちからは「とことん寄り添う姿勢に感激した」との声が届くなど、大きな信頼を得ている。
イラストは、ユニークでやさしい世界観を描くイラストレーター、大野 太郎氏が務めた。
「“泣いてもいいんだよ”の育児」では、峯田氏が「赤ちゃんと話す育児」を提案。
「赤ちゃんは泣くのが仕事」とは言うが、子育て中のママは「なかなか泣き止んでくれない」「泣いているのがかわいそう」「なんて泣いているの?」と不安になってしまうもの。
育児情報過多な昨今、その泣く原因をインターネットなどで調べてみても、目にした情報が「自分の赤ちゃん」に合うものかはわからない。
そこで、この本では「なんで泣いているんだろう」と頭で考えるのではなく、「おなかがすいたの?」「びっくりしたの?」「眠っても大丈夫だよ」と目を合わせて話しかけみることで、赤ちゃん自身が答えを教えてくれると解説。
赤ちゃんは言葉を話すことができない代わりに、生きるため、成長するために、自分の考えていることを泣くことで伝えようとする。
「泣いている赤ちゃんはかわいそうではない」ということを知っておくことで、育児のストレスをぐっと減らすことができると、この本では伝える。
また、「“泣いてもいいんだよ”の育児」では、「実際のママから寄せられたQ&A」も掲載。
「抱っこの仕方」「授乳のこと」「パパの大切なお仕事」「赤ちゃんの気持ちに合わせた離乳食」などさまざまなシチュエーションでの赤ちゃんとの向き合い方を知ることで、目の前の赤ちゃんとの関わり方や赤ちゃんとの時間が楽しくなるヒントがわかる。
子育て中の方、これから子どもが生まれる方に手に取ってほしい1冊。この機会にぜひ、チェックしてみては。
“泣いてもいいんだよ”の育児
著/峯田 昌
イラスト/大野 太郎
自由国民社刊 1,540円(税込)
問い合わせ先/自由国民社
tel.03-6233-0781
https://www.jiyu.co.jp/shumiseikatsu/detail.php?eid=03796&series_id=s13
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