東大教授に聞く。赤ちゃんの人生が決まる「心の土台」の育み方

東大教授に聞く。赤ちゃんの人生が決まる「心の土台」の育み方

アタッチメント(愛着形成)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。今回の記事では、「アタッチメントは赤ちゃんの健やかな成長に大きく影響し、人生の土台になる」と語る東京大学教授の遠藤利彦先生を招き、乳幼児期のアタッチメントの重要性についてお話を伺いました。

遠藤先生プロフィール

ファルスカ

人生の幸せに大きく影響する「アタッチメント」

乳幼児期に重要な「アタッチメント」について、遠藤先生に詳しいお話を伺いました。

遠藤先生

「アタッチメント」は日本語では「愛着」と表現されています。最近ではそのままカタカナ表記で「アタッチメント」と使われている場合も多いです。

「アタッチ」には「くっつく」という意味があります。子ども、特に乳幼児は1日に何度も信頼できる大人(多くの場合ママやパパ)に関わります。不安な時にママやパパにくっついて、「もう大丈夫」という気持ちになるという当たり前のことを、日常の中で自然に経験できるかどうかが赤ちゃんの人生に大きく影響します。

ファルスカ

文化によるアタッチメントの違い

遠藤先生

スヌーピーが登場する漫画「ピーナッツ」に登場しているライナスという男の子をご存知でしょうか。彼はいつも毛布を持ち歩いています。

この「ライナスの毛布」のように、タオルやハンカチ、ガーゼ、シーツ、お母さんのスカーフ、柔らかいぬいぐるみなど子どもによって異なりますが、ボロボロになるまでなかなか放そうとしない“愛着があるモノ”を持ち続ける子どもがいます。

ファルスカ

欧米では7、8割の子どもが「ライナスの毛布」を持つといわれていますが、日本では3、4割です。これは一つには就眠様式が影響していて、欧米のように親子の添い寝の文化があまりないと「ライナスの毛布」が必要になる場合が多いようです。

子どもへの安心感の伝え方はそれぞれの文化で培われたものであり、欧米と日本では異なります。欧米では言葉で伝えることが多いですが、日本はどちらかというと体の接触やアイコンタクトなど非言語コミュニケーションで安心感を伝える文化です。

ファルスカ

「アタッチメント=愛情」ではない

遠藤先生

日本語では「愛着形成」と呼ばれることもあって「アタッチメントとは、愛情たっぷりで接することですよね」と愛情という言葉と混同されがちですが、「愛情」と「愛着」はちがいます。

授乳も毛布などを持つ持たないに影響するといわれていて、たとえば母乳を”時間決め”でもらうのではなく、泣いた時にすぐもらえる子どもはあまり「ライナスの毛布」などをあまり必要としないようです。逆に、”時間決め”でミルク授乳で育った場合、「ライナスの毛布」を持ちやすいといわれています。

これはどちらが良い/悪いという話ではありません。

「ライナスの毛布」を必要としている子どもは、タオルやぬいぐるみになどくっつくことで、自分を立て直す方法をちゃんと見つけているともいえます。これは尊重すべき個性であると同時に、子どもにとってそれほどアタッチメントが重要だという証拠です。

ファルスカ

アタッチメントが赤ちゃんの「心の土台」になる

遠藤先生

肌と肌がくっついて心地よい、気持ちがいい、楽しいという体験は、子どもの発達にとても重要です。

小さな子どもにとって「眠る」のは不安や恐怖があり、特に夜だと心細くなって泣いたり声を上げることがあります。それにママやパパが気がつき、添い寝をしてくれることで子どもは不安や恐怖から逃れて安心します。

泣いたら確実に受け入れてもらって、守ってもらえるという安心感を自然に積み重ねていくことで、子どもは「自分はそれだけママやパパにとって大切な存在、愛される価値がある」と感じます。

泣けば誰かが来てくれて、自分の崩れた感情を立て直せる、誰かが絶対に助けてくれる、という他者への信頼感は、自分に対する信頼感につながります。

人が、人生で最初のうちに身につけておくべき「自分には愛される価値がある」という感覚は、アタッチメントを通して培われます。

ファルスカ

アタッチメントが自己肯定感を育み、冒険心を生む

遠藤先生

自己肯定感は子どもの発達に重要ですが、この根底にあるのは「自分は愛されている」という感覚です。

安定したアタッチメントを積み重ねている子どもは「何かあっても、絶対誰かが自分のことを守ってくれる」という見通しが立っているので、自分からさまざまなことに挑戦できます。

「なにかあってもママやパパが来てくれるから、怖いけどやってみようかな」と思えるのです。

ファルスカ

アタッチメントは子どもが最初の一歩を踏み出す勇気を支え、それがやがて冒険やチャレンジにつながっていきます。

チャレンジして少しずつできるようになる経験は子どもの中で確かな自己肯定感になり、さらなる冒険やチャレンジを生むでしょう。

乳幼児期のアタッチメント(愛着形成)にぴったり。ファルスカの「クリエイティブコット シリーズ」

ファルスカ

乳幼児期のアタッチメント(愛着形成)にぴったりの、ファルスカの「クリエイティブコット シリーズ」をご紹介します。


日本の「添い寝」文化に合ったベビーベッド

「クリエイティブコット」は、あらゆる大人のベッドで添い寝ができる新しいコンセプトのベビーベッド(そいねベッド)です。「添い寝したいど、怖くてできない」といったママの声に応えたベッドです。アタッチメント(愛着形成)に大きな影響がある、「親子の添い寝」を実現できます。 

 現代の居住空間も考慮したスリムサイズで、どんな寝室にも置きやすく、4才頃まで安全で幸せな添い寝ができます。

ファルスカ

遠藤先生

3歳以前の子どもの記憶は、一つ一つの具体的なエピソードについてということでは必ずしもないのですが、それとは違うかたちで心の中に確実に残ります。添い寝によって得られるアタッチメントは、言葉で思い出せないからこそ重要なもの。ママやパパが期待に応えて一緒に寝てくれたという積み重ねは、それこそ他者や自分への信頼感の形成につながり、子どもの人生の土台となるでしょう。


子どもの成長に合わせた「All-in-One」

「クリエイティブコット」は子どもの成長に合わせて、ベビーベッド、ベビーサークル、お絵かきテーブル、キッズソファ、学習机と5つの製品に変形します。それぞれデザイン性も高く、どんなインテリアにも馴染みます。大人になっても永く使えるサステナブルなベビー用品です。

ファルスカ

遠藤先生

人は「いつものもの」に安心感を覚えます。ベビーベッドの形を変え、使い続けることで「部屋にはいつもこれがある」という最高の安心感になるでしょう。子どもにとって「クリエイティブコット」は自分の生きてきた歴史に寄り添ってくれるような心強い、かけがえのない存在になりそうです。


永く愛せる、価値ある一生もの

北欧家具に多いブナ材を使用している「クリエイティブコット」は、経年劣化を楽しみながら永く使えます。赤ちゃんや家族にとって大切な、想い出の詰まった世界にひとつだけの机に育ちます。

また、日本とヨーロッパの安全基準に合格した世界最高レベルの安全品質を実現しました。

ファルスカ

遠藤先生

人は小さいころからずっと使い続けているものに対して、自分の身体の一部のような感覚を覚えることがあります。一般的にベビーベッドは子どもが成長すると処分されがちですが、これなら愛着を持ってずっと使えるのがよいですね。

「クリエイティブコット」で本当の豊かさを

ファルスカ

ベビーベッドは使える期間が短いことから、購入せずにレンタルサービスなどを活用するか、購入するとしても安価なもので済ませようと考えるご家庭もあるかもしれません。

でも、もしベビーベッドが「永く愛せる一生もの」になるとしたら、どうでしょうか。

「クリエイティブコット」は、赤ちゃんの時期には親子の添い寝でアタッチメントを積み重ねることができ、さらにそのあとも形を変え、ずっと大事に使うことができます。

子どもにとっては、生まれたときから使っている「クリエイティブコット」自体が、愛着や安心できる場所の象徴になるのではないでしょうか。


遠藤先生

大人も子どもも、人が健康で幸せに暮らすためには感情が崩れたときに心のバランスを立て直す力が必要です。心のバランスはアタッチメントを通して発達していきます。乳幼児期に安定したアタッチメントを積み重ねていくことはとても重要です。

ファルスカ

子どもの成長に伴い、形を変えていく「クリエイティブコット」は、きっとママやパパにとっても愛着ある大切なものになるでしょう。

「クリエイティブコット シリーズ」で、大切なものと一緒に暮らす心の豊かさを感じてみませんか。


育児のスタイルに合わせて選べる"2タイプ"のクリエイティブコットシリーズ

1才頃まで添い寝できる「クリエイティブコット」、4才頃まで添い寝できる「クリエイティブコット Long」の2サイズからお選びいただけます。

画像
「クリエイティブコット」を詳しく見る
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