金でもダイヤでも都心タワマンでもない…新富裕層がこぞって買っている"1個10億円超の投資先"とは
「利回り20%の世界」を知っている彼らを虜にする"宝石"の正体
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本当のお金持ちは何に投資をしているのか。『「新」富裕層ビジネスの教科書』(集英社インターナショナル)の著者で、クレディセゾン セゾンAMEX事業部で富裕層向けのビジネスを展開している岸田大輔さんは「かつての富裕層は信頼できる担当者に任せて守りの資産運用をしてきたが、新富裕層は全く違う。彼らは金や都心のタワマンではなく、別のものを買っている」という――。(第2回)
新富裕層が注目する“投資先”
富裕層向けビジネスを展開していくなかで、問い合わせが多いのが資産運用です。富裕層にとって、資産運用は「お金を増やす」ことよりも、まず「お金を減らさない」という目的が根底にあります。これは旧富裕層、新富裕層のどちらにも共通する考え方です。
そのため、彼らの投資戦略はリスクをあまり取らないことが基本となってきます。
しかし、そうした基本戦略のうえで、資産を分散させる方法に新旧富裕層の間で明確な違いが見られます。旧富裕層が不動産や金といった伝統的で安定した資産クラスを選ぶのに対し、新富裕層はそれに加えて、より新しい投資対象を組み込む傾向があります。
具体的には、暗号通貨や金やプラチナ以外の貴金属などが、新富裕層の分散投資の対象に含まれることが多い印象があります。京23区内の人気エリアに住む会社員。最初のご依頼は夫の太郎さんで、妻の真理子さんを連れて2人で来社されました。





























