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離乳食の冷蔵保存は何日までか。6つの食材ごとの冷凍保存方法とは?
離乳食を作り置きするとき、冷蔵・冷凍保存できるのは何日までかなど悩むママもいるのではないでしょうか。離乳食の下ごしらえは、食材を刻んだり、つぶしたりと手間がかかるので作り置きできると便利ですよね。そこで今回の記事では、離乳食を冷蔵・冷凍保存する場合の方法、どんな容器で何日間保存できるのか、食材ごとの冷凍保存の注意点、ベビーフードの保存方法などママたちの体験談を交えながらご紹介します。
離乳食の冷蔵保存は2日まで!ただし衛生面に配慮し再加熱や味見は必要
厚生労働省は、離乳食の作り置きについて直接的な指針を提示していませんが、「授乳・離乳の支援ガイド」改訂版に基づく一般ガイドラインでは、衛生面に注意し2日程度までであれば冷蔵保存できるようです。
赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いため、調理したてを与えることが一番安心ですが、冷蔵保存する場合は食べ残しではなく調理後すぐに清潔な密閉容器に入れ、食べさせる前には必ず再加熱して念のため味や匂いを確認しましょう。冷凍保存の場合は、1週間以内を目安に使い切るのが望ましいでしょう。
出典
この記事で得られるプラス視点
・衛生的&無駄がない離乳食の作り置きテク ・冷凍した食材をムラなく解凍する方法 ・開封後のベビーフードの保存方法 |
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ママたちの体験談
赤ちゃんの毎日の離乳食作りが大変で作り置きを取り入れたいママもいるのではないでしょうか。安全に作り置きができるとママの時間も増えそうですよね。
そこで今回は、ママたちに離乳食で作り置きをしたことはあるかアンケートを実施。離乳食の作り置きは何日程度で消費するのか、作り置きするときに気をつけたことについてママたちの体験談もご紹介します。
離乳食の作り置きは何日で使う?

インスタでのアンケートの結果、一番多いのが1週間で61%、次いで2~3日以内が16.9%、4~5日以内が14.3%、当日~翌日までが7.8%という回答になりました。
半数以上が1週間作り置きしていることから、離乳食を冷凍保存している方が大半であろうことが伺えます。冷凍した離乳食は1週間を目安に食べきることが一般的なので、みなさんそのルールを守られている方が多いようですね。
離乳食の作り置きで気をつけたことは?
衛生面
「初期の頃や初めて取り入れる食材は、できるだけ作り置きしないようにしていました。毎食調理するのは手間はかかりましたが、新鮮なものを使っていることで衛生面にも安心感が持てました」(20代ママ)
「冷蔵と冷凍のどちらで保存する場合も、肉や魚などの生鮮品を使って作りおく場合は、しっかりと加熱してから保存するようにしています。調理器具や保存容器は煮沸消毒してから使っています。」(30代ママ)
「離乳食の時期は、食べなれた食材でも加熱殺菌して食べさせていました。離乳食を保存する容器や調理器具は、食器用洗剤で洗った後に熱湯をかけたりして殺菌消毒するようにしていました。」(30代ママ)
離乳食は小さな子どもが食べるものなので、多くのママが衛生面に気をつかっているようです。いつ調理したものか分かるように、作った日付を保存容器に書いておき、庫内でも新しいものを奥へ、古いものを手前に置くなどの工夫をしていたというママの声もありました。
食材面
「日持ちしない食材は、作り置きしないで大人のメニューから取り分けて1回で食べきれる量にするか、少量パックで買うように心がけていました」(30代ママ)
「いろいろな食材を1食で食べてもらえるようにフリーザーバッグで作り置きした離乳食をベースに、足りない食材を足して献立を考えました」(30代ママ)
「作り置きメニューに使う食材がマンネリ化しないように、肉や魚、野菜をバランスよく使うようにしています」(20代ママ)
離乳食に多くの種類の食材を使いたいと考えるママのなかには、一気に多くの種類の野菜を買っても使いきれないので市販の冷凍野菜を使っていたり、ベビーフードもうまく取り入れていたという意見もありました。冷凍野菜やベビーフードを使えば食材をバランスよく取り入れられそうですね。
冷凍保存した食材を解凍するときに注意することは?
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冷凍保存した食材を解凍するとき、電子レンジの場合は温め方がムラにならないように、鍋の場合は水を足すなどの注意が必要です。どのようなことに気を付けるとよいか詳しく見ていきましょう。
電子レンジ加熱で解凍する場合
食材によっては、電子レンジで解凍してしまうと食感が悪くなったり、焦げてしまったりすることがあるようです。電子レンジで解凍する場合は、内臓機能の解凍機能を使うとムラにならずに解凍しやすいです。また、フリーザーバッグは商品によっては電子レンジの使用が不可のこともあるので、表記を確認するようにしましょう。
鍋で加熱し解凍する場合
時間があるときは、鍋で解凍するほうがおいしく調理できることが多いでしょう。ただ、水分が飛んでしまうので、水を少し足すなどの工夫は必要かもしれません。また、フリーザーバッグに入れた食材を湯せんで解凍する場合は、鍋肌にフリーザーバッグが当たらないように気を付けるようにしましょう。
ベビーフードの保存方法は?
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忙しいママやパパのなかには、作り置きが間に合わず、ベビーフードを活用するという方もいるかもしれません。ベビーフードの保存方法としては、開封前であれば室温での保存がよいようです。
低温で保存すると、なめらかさが失われたり、粉末タイプなどは吸湿して固まりやすくなったりする場合があるため、おすすめできないとされています。
また、開封後はあらかじめ与える分だけを別の容器に取り分け、残りはキャップをして冷蔵庫に入れ、丸1日以内に使い切るようにしましょう。食べる際には加熱殺菌してから与えましょう。 子どもの唾液で消化が進んだり、雑菌が増えたりするおそれがあるようなので、くれぐれも食べ残しは保存しないよう気をつけましょう。
作り置きは衛生面と食材を見て使い分けよう
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作り置きメニューがあると子どもを待たせずに食事の用意がしやすくなるでしょう。作り置きしない場合でも食材を下ごしらえして冷蔵保存・冷凍保存しておくと調理の時短になりそうです。保存の目安は何日か、保存容器についてママたちの声を参考にしながら冷凍保存、冷蔵保存を使い分けし、余裕を持った離乳食作りができるとよいですね。




























