20代社員に「業務連絡は電話でしなさい」と言ったら辞めてしまった…「部下から煙たがられる上司」の危ない一言

20代社員に「業務連絡は電話でしなさい」と言ったら辞めてしまった…「部下から煙たがられる上司」の危ない一言

職場の人間関係がうまくいかなくなる原因は何か。ラーニングエッジ代表の清水康一朗さんは「上司は部下のためを思って言っているにもかかわらず、裏目に出てしまうことがある。部下との温度差に気づかない限り、上司と部下の溝は広がってしまう」という――。

部下の反応が悪い…一体なぜ?

部下から煙たがられてしまう上司には、共通点があります。不要な場面でマイクロマネジメント(※)になっていたり、会議の生産性が低い、昔ながらのやり方にこだわっている、などが典型例です。

※上司やマネージャーが部下の仕事に対して過度に介入し、細部にわたって指示を出したり、チェックしたりするマネジメントスタイルを指す

部下の成長を願い、日々真剣に向き合っているにもかかわらず、なぜか部下の反応が「薄い」「冷たい」と感じている人は、もしかしたら部下から「煙たがられてしまう上司」の特徴に当てはまっているからかもしれません。

上司のどういった言葉遣いや行動を部下は嫌がるのか、事例とともに解説します。

部下の商談のたびに電話をかける40代男性

ケース①自分は「面倒見のいい上司」だと思っていたが……

中堅商社の営業部門で課長職に就いている木下さん(仮名、40代男性)は、「すぐ不機嫌になる部下」にどう対処したらいいのか悩んでいます。

木下さんの部下は、牧田さん・米澤さん・佐藤さん(いずれも仮名)の3人。

いずれも30代前半の中堅社員です。

「新任の課長に中堅3人を委ねたのだから、『現場感覚を活かしてサポートしてもらいたい』ということだろう」

このように考えた木下さんは、部下3人に寄り添う姿勢でマネジメントを行うことにしました。

時間が許す限り営業先へ同行し、商談後には必ず振り返りを行いました。

やむを得ず商談に同行できない時には、当日の商談について事前に電話でヒアリングをした上で、商談を一件終えるごとに連絡してもらうことに。

こうして毎日欠かさずコミュニケーションを取り、仕事の状況を共有していくことが、部下との信頼関係の構築につながるはずだ、と考えていたのです。

ところが、数週間も経たないうちに部下の態度が明らかにとげとげしくなりました。

いつものように事前のヒアリングをしようと電話をかけると、「何ですか?」「それ、急ぎでしょうか?」と不機嫌そうな答えが返ってきます。

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2025.06.09

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