禅僧「だから私は友だち1500人以上のFacebookをやめた」脳過労、人間不信、孤独感と無縁になるSNSの手放し方

禅僧「だから私は友だち1500人以上のFacebookをやめた」脳過労、人間不信、孤独感と無縁になるSNSの手放し方

「もうお手上げだ」とアカウントを消した日

SNSと上手に付き合うには、どうすればいいか。精神科医で禅僧の川野泰周さんは「SNSを利用するときは自分が受けられる範囲をあらかじめ、自分で規定しておくことが大切だ。私の場合はFacebookメッセンジャーで来た連絡に返信が追いつかなくなり『お手上げ』だと感じてアカウントを削除した」という――。 ※本稿は、川野泰周『半分、減らす。』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

脳過労、人間不信、孤独感……SNSとの関わり方を見直すサイン

複数のSNSをコミュニケーション・ツールとして利用している方は多いでしょう。たとえば親しい人と、ときにはリアルで会ったことのない人も含めた“友だち”と、互いの日々の行動や、ある問題をめぐる意見・感想などを交換したり、不特定多数の人に向けてメッセージを発信したり、情報を共有しながら「いいね!」の輪を広げたり。

SNSには、いろいろな意味で「世界が広がる」楽しみがあると思います。ただ反面、SNSをやりすぎることの弊害もまた、数多く指摘されるようになりました。「スマホ脳過労」も、まさにそうです。

実際、オーストラリアでは世界で初めて、若年者(16歳未満)のSNS使用を禁ずる法案が国民の賛成多数で可決されています(2025年より施行)。

それから、「炎上」による攻撃を受けて自らの心を苦しめてしまう、人間不信に陥る、あるいは大勢の人とつながっているはずなのに孤独感が深まるなど、以前よりも“心の闇”を抱えこんでいる人が多いように感じています。

SNSをやりすぎている方は、そろそろ「半分、減らす」ことをメドに、SNSとの関わり方を見直してみることをおすすめしたいと思います。

詳細を見る

この記事を読んだあなたにおすすめ

画像

https://kidsna.com/magazine/article/education-lesson-250516-12227236

2025.05.25

ニュースカテゴリの記事

「イクメンって言葉が嫌い」は男女の分断を広げる?【てぃ先生×治部れんげ】
子育てや教育のテーマを元に読者から集めた質問にゲストスピーカーと対話する動画記事コンテンツ。