東大首席卒業でも「天才」と思ったことはない…山口真由「私が1日19時間以上も勉強し続けた理由」

東大首席卒業でも「天才」と思ったことはない…山口真由「私が1日19時間以上も勉強し続けた理由」

人生で成功をつかむためには何が必要なのか。東大を首席で卒業し、財務省官僚、弁護士、ハーバード留学と輝かしい実績をもつ信州大学特任教授の山口真由さんは「私は人生の早い段階で、自分は『天才』に生まれてこなかったと気づいた。『天才』ではない人が成功するには、『努力型』の人間を目指すべきだ」という――。 ※本稿は、山口真由『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』(扶桑社)の一部を再編集したものです。

「トップ合格」は求められていない

大人になってからこそ勉強を。

こういうことをいうと、次のような批判を受けることがあります。

「そもそも東大首席卒業など、頭の出来が違う。努力の必要がなくて羨ましい」

残念ながら、この批判は的外れです。

東大の入試にトップの成績で合格した人は、確かに「天才」かもしれません。天賦の才能と運に恵まれない限り、1番は難しい話です。

ただし、入試は、あくまで合格することが目的です。トップで合格することなど、ほとんどの人には求められていません。入試は、合否の試験であり、順位の試験ではないのです。もちろん私もトップで合格したわけではありません。

合格者の枠に入れるかどうかが肝心

父から聞いた話ですが、昔は、入試の不合格者も、聞きに行けば成績を教えてもらうことができたそうです。父の友人は、大学の入試試験を受けて、あと1点足りなかったことで、不合格になってしまったそうです。

上位10番以内で合格しても、ぎりぎりの数百番台で合格しても、合格者であることに変わりはありません。

一方、最下位で合格した人と、父の友人のように1点に泣いた人の間には、合格者・不合格者という明確な違いがあります。

つまり、入試においていえば、とりあえず1番を目指す必要はなく、なんとか合格者のなかに滑り込める実力を身につけることが肝心なのです。

詳細を見る

この記事を読んだあなたにおすすめ

画像

https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-241120-18092283

2024.11.22

ニュースカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
【レポート】KIDSNAアンバサダー生誕2周年記念インスタライブ

2024年3月1日に開催したKIDSNA STYLEインスタライブ。お忙しい時間帯にもかかわらず、たくさんのアンバサダーのみなさまにご参加いただき、本当にありがとうございました!参加が難しかった方も多いと思うので、インスタライブの様子を簡単にご紹介いたします。