教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
まめだって人間だもの
妹の泣き声をうるさいと感じることもある
最近はそんな感情を私にぶつけてくることもしばしば。
わかる、わかるよ
泣き続けられるとイライラするよね。
どうして泣いてるんだよ、どうして泣き止まないんだよって思うよね。
でも「うるさいからなんとかしろ」っていうのは違う。
ママだって好きこのんで放置しているわけじゃないんだよ
何をしてもダメな時ってのはあって
ゆめこの場合、泣いて泣いてスッキリするまでひたすら泣かせてあげないといけないんだよ。
そこまで切々と語り、はたと思いついた私はまめに提案してみました
「そこまで言うなら自分でゆめちゃんを泣き止ませてあげたら?」
まめは大泣きスイッチが入ってしまい何をしても泣き止まないモードのゆめこを相手に随分と頑張りました。
以前、大泣きモードのゆめこがまめの機転で泣き止んだこともあり
ちょっと腕に自信があったもよう。
ところが
面白フェイスを披露しても
おやつをチラつかせてみても
おもちゃを見せてみても
歌を歌っても。
ゆめこは全く泣き止みません。
そう……一度うまくいったからといって次も同じ方法が通用するわけではない
ど定番の育児あるあるです。
思いつく限りの方法が玉砕してしまったことでようやく「こりゃどうしようもない」と悟ったらしいまめ
小さな声で私に労いの言葉をかけ
ゆめこが泣き止むまで隣で静かに待っていました。
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2019.09.18