【まめと私】#59 まめの「育児あるある」体験
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イラストレーター。2015年に生まれた3歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。新刊に「まめ旅inハワイ」(光文社)を発売中!
<毎月第1、第3水曜日更新>【まめと私】イラストレーターの横峰沙弥香さんの連載第59話です。
まめだって人間だもの
妹の泣き声をうるさいと感じることもある
最近はそんな感情を私にぶつけてくることもしばしば。
わかる、わかるよ
泣き続けられるとイライラするよね。
どうして泣いてるんだよ、どうして泣き止まないんだよって思うよね。
でも「うるさいからなんとかしろ」っていうのは違う。
ママだって好きこのんで放置しているわけじゃないんだよ
何をしてもダメな時ってのはあって
ゆめこの場合、泣いて泣いてスッキリするまでひたすら泣かせてあげないといけないんだよ。
そこまで切々と語り、はたと思いついた私はまめに提案してみました
「そこまで言うなら自分でゆめちゃんを泣き止ませてあげたら?」
まめは大泣きスイッチが入ってしまい何をしても泣き止まないモードのゆめこを相手に随分と頑張りました。
以前、大泣きモードのゆめこがまめの機転で泣き止んだこともあり
ちょっと腕に自信があったもよう。
ところが
面白フェイスを披露しても
おやつをチラつかせてみても
おもちゃを見せてみても
歌を歌っても。
ゆめこは全く泣き止みません。
そう……一度うまくいったからといって次も同じ方法が通用するわけではない
ど定番の育児あるあるです。
思いつく限りの方法が玉砕してしまったことでようやく「こりゃどうしようもない」と悟ったらしいまめ
小さな声で私に労いの言葉をかけ
ゆめこが泣き止むまで隣で静かに待っていました。
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