【まめと私】#46 それでもやめられない
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イラストレーター。2015年に生まれた3歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。新刊に「まめ旅inハワイ」(光文社)を発売中!
<毎月第1、第3水曜日更新>【まめと私】イラストレーターの横峰沙弥香さんの連載第46話です。
子どもと生活していると毎日がエキサイティングな発見の連続で
こんな濃い日々、一生忘れないだろうと感じるのですが
驚くことに3日前に何があったのか思い出そうとしてもさっぱり思い出せません。
脳の老化かしら……いやいや、次から次へと新しいことが起こるからに違いない。面白いことが多すぎて覚えきれないんだ。
そんな日々を記録するために始めた育児絵日記なのですが
1日1トピックじゃ全てを記録しきれない。
この出来事、忘れるには惜しい……でも、とてもじゃないけれど写真や動画なんて撮ってる余裕なんてない。
ならばいますぐメモしておかなければ
こんなに面白いことが起こったのに
それで笑い転げてみんなで楽しい時間を過ごしたのに
きっと明後日か明々後日には私の脳内から消えてしまう!!
そんな経緯で登場するのがスマホのメモ機能。
便利なもので、最近は両手が使えない時でも音声入力でメモを取ることができるんですね。
とはいえ音声入力にも欠点がありまして
割と正確に音声を拾ってくれるものですからイントネーションのおかしさとか
子どもたちの奇声とか
思わぬアクシデントが起こった時の私の声の揺らぎなんかもしっかり残っておりまして
だいたい意味のわからないメモが出来上がることになります。
それでもまあ、記憶に新しいうちだったら雰囲気で拾えるし明日きちんとした文章に直そうなんて思っていたら
直すわけもなく数日放置してしまうことになり
結果、よくわからないメモに首をひねる羽目になるのです。
だけどやめられない不思議!
ちなみにこの出来事は記憶がフレッシュなうちにラフにして
担当編集さんに送ったことで生き残った稀有な例です!
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