海外では赤ちゃんを別室に寝かせる?日本とは違う海外の夜泣き事情を調査

海外では赤ちゃんを別室に寝かせる?日本とは違う海外の夜泣き事情を調査

2017.08.31

何時間も泣いていたり、何をしても泣き止まない赤ちゃんの夜泣きに「いつまで続くの?」と悩んでいるママは多いのではないでしょうか。海外では夜泣きを放置したり、赤ちゃんを別室で寝かせる家庭もあると聞いたことがある方もいると思います。今回の記事では、海外在住のママやパパの体験談をもとに、海外では夜泣きを本当に放置しているのか、夜泣きの対応の仕方やいつから親子別部屋で寝始めたかなど海外の夜泣き事情や寝室事情について調査しました。

海外の寝室事情と夜泣き

日本では母子同室、添い寝などの寝室事情がありますが、海外では子どもの寝室に関する文化が異なるようです。夫婦の寝室と子ども部屋が分かれていて、幼い頃から子どもだけで寝る文化があると耳にしたことのある保護者の方もいるのではないでしょうか?実際にいつから子どもと別室で寝るのかなど、海外の寝室に関する文化と夜泣きの関係について調べてみました。


生活様式・文化の違いで寝室事情が変わる

海外のすべての家庭が子どもと寝室を分けて寝るわけではないようです。集合住宅に住む家庭の場合、部屋数が少なく子ども部屋として別室を設けられない事情があります。またお隣との距離も近いので、泣き声が響き渡るのを気にしている現状があります。

一方で、戸建ての場合は部屋数が多く、お隣ともある程度距離があるため、夜泣きをそのままにしている家庭もあるようです。日本と海外で比較してみると、日本では布団を使用して寝る家庭が多いのに対し、海外では圧倒的にベッドを使用して寝る文化が多いようです。

赤ちゃんの安全面を配慮して、夫婦の隣部屋を子ども部屋にしたり、柵付きのベビーベッドで寝かせるなどの対策をしていることが多いようです。

内閣府のデータによると、海外では出産後も夫婦の時間を大切にする家庭の割合が日本より多くなっています。そのため、子どもは子どもだけで寝るという選択をする傾向があるのかもしれません。


赤ちゃんが安全に眠れるように

日本では母子同室で添い寝をするという考え方が一般的で、乳児を別室で寝かせるというのはあまりなじみのない文化であるため、危険性はないのかと気になる保護者もいることでしょう。赤ちゃんを隣部屋など別の場所で寝かせる場合に注意したいのは、乳幼児突然死症候群(以下、SIDS)でしょう。SIDSとは、何の予兆や既往歴もないまま乳児が突然死に至る原因不明の病気です。1歳になるまではなるべくあおむけに寝かせる、ベビーベッドの柵は必ず上げる、敷き布団やマットレスは固めのものを使用するなどが対策としてあげられています。

海外では生まれてすぐ新生児のころから別の部屋で寝るようにしている家庭もあるそうですが、寝室が別でも赤ちゃんが安全に眠れるようにさまざまな対策を講じているようです。家庭によってはベビーモニターやベビーセンサーを子ども部屋に取り付けている場合もあります。ベビーモニターとは、子ども部屋に専用のカメラを取り付けて、連動しているモニターやスマーフォンを通して赤ちゃんの様子をチェックできるものです。

最近では、赤ちゃんの体温や呼吸、心拍数を確認できる機能が備えられたモニターも販売されているようです。ベビーセンサーとは、赤ちゃんの衣服や布団に取りつけて赤ちゃんの呼吸や動きに異常があった場合警報音で知らせるセンサーです。親と子どもが別の部屋で寝ていても、完全に放置しているというわけではなくさまざまな危険性を回避するための対策が取られているようです。


海外の夜泣き事情

アメリカでは、赤ちゃんが泣いてもそのまま泣かせたまま放置する「Cry it out (泣かせ尽くし)」という考え方があるようです。アメリカの研究において、赤ちゃんが泣いてもしばらく対応せずに様子を見る方がそのまま眠れることが増え、夜泣きが減るという報告があるようです。

住宅事情によって、母子同室にせざるを得ない場合や泣き声が気になる場合もあるかもしれませんが、少しの間、赤ちゃんの様子を見てもいいのかもしれませんね。

出典:「令和2年度少子化社会に関する国際意識調査報告書」/内閣府
出典:「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」/こども家庭庁
出典:「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」/厚生労働省

海外の夜泣きの対応策は?

実際に海外在住の方から夜泣き事情について聞き、どのように夜泣きの対策を取っているのかを調べてみました。


海外でも夜泣きの対応のやり方は住宅事情による

海外の夜泣き
40代2児のアメリカ人ママ
40代2児のアメリカ人ママ

ニューヨークのアパートメントという住宅事情により、赤ちゃんと別室で寝ることが不可能でした。それでも一度寝室の隣部屋にベビーベッドを置き、親子別部屋を試みましたが、部屋中に赤ちゃんの声が響き、このままでは近所からクレームが来ると思ったので中断しました。その後は母子同室で添い寝するというかたちで夜泣きが続いてしまいました。

海外でも都会では住宅事情により子ども部屋を用意できないため、夜泣きをそのままにできない事情があるようです。


“泣いてもどうにもならない”と教える文化

40代2児のアメリカ人ママ
40代2児のアメリカ人ママ

私の家では、新生児のころから赤ちゃんは別室で寝ています。隣部屋に寝かせてモニターを付けているので様子がおかしければ見に行きますが、放っておくのが一番の薬というのを私の母も言っています。

海外では、本当に泣くべきときと泣かなくても良いときを区別させるためや、夜泣きで泣き続けるのは赤ちゃんの喉や鼻にあまり良くないという理由などから、赤ちゃんのために夜泣きは早く終わらせた方が良いという考え方があるようです。

夜泣きをそのままにしておくのは、ママやパパの精神面やお隣りの家への配慮など、大変なことが多くあるかもしれませんがそれでも海外では、“泣いてもどうにもならない”と一度学習させるために、夜泣きを放置する文化があるようです。

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多くの保護者の方たちが夜泣きに悩み、つらい思いをしたり、夜泣きの対応をどうすべきか考えた経験があるようですね。

止まない夜泣きも必ず終わる

赤ちゃんとママ

今回の記事では、海外在住のママやパパの体験談をもとに、海外では夜泣きを本当に放置しているのか、夜泣きの対応の仕方やいつから親子別部屋で寝始めたかなど海外の夜泣き事情や寝室事情についてご紹介しました。

海外の夜泣き事情と共に夜泣きの対策をすることで赤ちゃんはどうなるのか、その効果や理由について考えてみました。海外のママも夜泣きについて悩んだり、真剣に向き合っているのは同じようですね。

何をしても効果がなく、泣き止まないと終わりがないように感じてしまう夜泣きですが、子どもの成長につれていつかは必ず終わりを迎えるようです。世界各地で同じ思いをしながら頑張っているママやパパがいることを糧に、夜泣きを前向きに乗り切っていきましょう。

2017.08.31

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