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焼きそばのデビューはいつから?1歳児から食べられるポイントやアレンジレシピを紹介
焼きそばを楽しむための保護者の声を調査
焼きそばは1歳児にもあげられるのか、気になっている保護者もいるかもしれません。焼きそば作りで意識したいポイントやアレルギーへの心配など、詳しく知りたい場合もあるでしょう。今回は保護者に離乳食の完了期から幼児食の焼きそばについて調査しました。献立として焼きそばをいつから食べさせたか、アレンジレシピ、味つけについても紹介します。
1歳児に焼きそばをあげたい
美味しいにおいで食欲がそそられる焼きそばを、子どもといっしょに楽しみたいママやパパもいるのではないでしょうか。
食べられるメニューが増えてきた1歳の時期に、子どもに焼きそばデビューをさせたい場合もありますよね。キャベツやにんじん、もやしなどさまざまな野菜を入れられるのもよいですね。
子育て家庭ではいつから子どもに焼きそばをあげているのでしょう。作るときのポイントなどと合わせ、保護者の声をご紹介します。
焼きそばでアレルギーに気をつける必要はある?
焼きそばのアレルギーについて気になる保護者の方も多いかもしれません、
消費者庁で定められているアレルギー表示が必要な「特定原材料」のなかで、焼きそばに含まれているものに「小麦」があります。また、付属の粉末ソースには、りんごなどのアレルギー原因となる可能性のある成分が含まれていることがあります。
ただし、焼きそばに使用する中華麺にはそば粉は含まれていませんので、そばアレルギーの心配はありません。
小麦アレルギーでない場合は基本的に神経質になる必要はありませんが、表示が義務づけられている食品にアレルギー反応が出る場合は注意が必要です。
現に、消費者庁の報告書「食物アレルギー表示制度に関する 実態調査業務」によれば、焼きそばによるアレルギー症状発祥の例が報告されています。
特に、離乳完了期や幼児食の段階で初めて焼きそばを食べさせる場合は、少量から始めて様子を見ることが大切です。中華めんや調味料の原材料表示をよく確認し、ソースなどが気になる場合は取り分けて別の味つけをするなどの工夫が必要かもしれません。
子どもの焼きそばデビューはいつ?
子どもに焼きそばをあげ始めるのはどれくらいの時期が多いのでしょう。焼きそばデビューはいつだったかを聞きました。
30代ママ
30代ママ
1歳頃から焼きそばを献立のルーティンに入れていたと思います。ラーメンと違って熱いスープがないので、火傷の心配もなくあげやすかったです。
30代ママ
離乳食を卒業した1歳半くらいの時期に外食先であんかけ焼きそばを食べたのがうちの子の焼きそばデビューです。中華麺を小分けにして冷凍しておいて、ランチなどでさっと作れるので家でもよく作るようになりました。
今回のアンケートでは子どもが1歳になったころに焼きそばを献立としてあげ始めたというママが多くいました。
厚生労働省が発表している『授乳・離乳の支援ガイド』によると、1歳から1歳半ごろは離乳完了期にあたり、歯ぐきで噛める固さを目安に調理するとよいそうです。1日3食の生活リズムを整えることや、手づかみ食べにより自分で食べる楽しみを増やすことを推奨しています。
離乳食の進め方は子どもの成長などに合わせて調整するよう記載されていますので、大人の分から取り分けるなどして、子どもの様子をみながら焼きそばデビューの時期を考えてみてはいかがでしょうか。
焼きそばを作るときに工夫しているポイント
1歳児向けに焼きそばを作る際、保護者はどのような点を意識しているのでしょう。経験者の声を集めました。
麺や具材はカットする
30代ママ
焼きそばの麺や具材は細かく切ってからお皿に盛りつけています。子どもが飲みこみやすいよう意識しています。
30代ママ
喉に詰まらないように麺は短くカットしてからあげました。具材も完成してから包丁で小さくしてました。
多くの保護者は、焼きそばの麺や野菜などの具材を小さく切ってから子どもにあげていたようです。麺がながいとうまくのみ込めず、喉に詰まってしまうかもしれません。安心してあげやすいよう、子どもが飲み込みやすいサイズに切ってからあげるとよさそうですね。
ソースなど濃い味つけは避ける
30代ママ
市販の粉末ソースは1歳児には味が濃すぎるかなと思い、使っていませんでした。
30代ママ
味が濃くなりすぎないよう、味付けする際はソースではなく野菜だしで味つけしたりしていました。
焼きそばの味の濃さを意識しているママもいるようです。焼きそばの中華麺に同封されている粉末ソースを使わなかったり、薄めの塩焼きそばにする、量を減らして調理するという声が聞かれました。
苦手な食材を焼きそばに入れる
30代ママ
野菜など、1歳になるにつれ苦手な食材がでてきました。苦手な物でも焼きそばに混ぜると抵抗なく食べてくれるので、あえていっしょに入れることも多いです。
30代ママ
焼きそばのソース味がとても気に入っているようで、いつも嬉しそうに食べてくれます。苦手なキャベツも食べるので、焼きそばのときは気持ち多めに用意しています。
焼きそばのソース味がとても気に入っているようで、いつも嬉しそうに食べてくれます。苦手なキャベツも食べるので、焼きそばのときは気持ち多めに用意しています。
焼きそばにとろみをつける
30代ママ
薄味の焼きそばを作った後、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけていました。1歳になったばかりの頃は、とろみがある方が子どもも食べやすそうでした。
30代ママ
私自身があんかけ焼きそばが好きということもあり、子どもにもあんかけ焼きそばをあげる機会が多いです。子どもにもあげやすい点がうれしいです。
焼きそばがパサついていたり中華麺や具材がまとまらず食べにくい場合、焼きそばにとろみをつけているママもいるようです。とろみがつくことで具材がまとまり、子どもも食べやすくなるかもしれません。
ソース焼きそばだけでなく、あんかけ焼きそばを楽しんでいるご家庭もあるようです。ママやパパの好みを反映した焼きそばメニューを親子で楽しんでみるのもよさそうですね。
1歳児と楽しみたい焼きそばアレンジレシピ
保護者は焼きそばをどのように子どもと食べているのでしょう。1歳児にもあげやすい焼きそばアレンジレシピをご紹介します。
そばめし
30代ママ
子ども用に作った焼きそばを細かく切って、ご飯を混ぜてそばめしにして食べています。多めに作って冷凍保存しておくと便利です。
- 焼きそばを作り、細かく刻む
- 温かいご飯と混ぜ合わせる
- お好みで少量の焼きそばソースを加える
- よく混ぜ合わせて完成
ご飯が苦手な子どもでも、そばめしなら喜んで食べてくれるかもしれません。作りすぎた焼きそばは捨てず、冷凍保存し活用する方法もあるようです。細かく刻んだキャベツやにんじんなどの野菜を多めに入れるとよいでしょう。
焼きそばのおやき
30代ママ
焼きそばと潰したじゃがいも、卵をまぜてフライパンで焼いています。おやき風になって固まるので、手づかみ食べをしたい時期に大活躍してくれました。
- 焼きそばを作る
- じゃがいもを茹でて潰す
- 焼きそば、潰したじゃがいも、溶き卵を混ぜ合わせる
- フライパンに油を熱し、3の混ぜ合わせたものを小判型に整形して両面焼く
- 中まで火が通ったら完成
手づかみ食べをしたい子どもに向け、焼きそばをおやき風にして楽しむ方法もあるようです。料理に卵を使う場合、きちんと火が通っているか確認してからあげられるとよいでしょう。
離乳完了期から幼児食の焼きそばの味つけ
離乳完了期から幼児食への移行期には、焼きそばの味付けも工夫が必要です。子どもの成長に合わせて、様々な味付けを試してみましょう。ここでは、3つの味付け方法をご紹介します。
そば付属の粉末ソース
30代ママ
1歳半頃から焼きそば付属のソースを使い始めました。最初は少量から始めて、徐々に量を増やしていきました。子どもの好みに合わせて、ソースを薄めて使うこともありますよ。
30代ママ
我が家では、付属のソースは大人用にして、子ども用には野菜だしで味付けしています。子どもが大きくなったら、少しずつ付属のソースに慣れさせていく予定です。
焼きそば付属の粉末ソースは、塩分や添加物が気になる方もいるでしょう。子どもの年齢や好みに合わせて、使用量を調整したり、他の調味料と併用したりするのがおすすめです。
オイスターソース
20代ママ
オイスターソースを使った焼きそばは、うちの子のお気に入りです。魚介の旨味が効いていて、大人も一緒に美味しく食べられます。野菜も一緒に炒めるので、栄養バランスも良いんですよ。
40代ママ
最初は子ども用に取り分けて薄味で作っていましたが、今では家族みんなで同じ味を楽しんでいます。オイスターソースは少量でも味わいが出るので、減塩にもなっていると思います。
オイスターソースは、旨味が強く、少量でも美味しく仕上がります。ただし、塩分には注意が必要です。子ども用には薄めて使用したり、野菜だしと併用したりするのがよいでしょう。
塩・野菜だし
20代ママ
離乳完了期の頃は、塩と野菜だしで味付けしていました。キャベツやにんじんなど野菜の甘みを生かした優しい味付けで、子どももよろんで食べてくれました。
30代ママ
野菜だしで味付けした焼きそばは、冷凍保存もできるので重宝しています。忙しい日の献立にも困りません。最近は少しずつ薄口醤油を加えて、大人の味に近づけています。
塩と野菜だしでの味付けは、素材の味を生かした優しい味わいになります。離乳完了期から幼児食への移行期には特におすすめです。徐々に他の調味料を加えていくことで、大人の味に慣れさせていくこともできます。
焼きそばは冷凍保存できる?
忙しい毎日、作り置きや冷凍保存はとても便利です。焼きそばも冷凍保存ができるので、時間のある時にまとめて作っておくと後が楽かもしれません。作り方や保存方法を工夫すれば、美味しさを保ちながら冷凍することができます。
冷凍保存のポイント
冷凍保存する際のポイントとして、まず調理済みの焼きそばをしっかりと冷ますことが重要です。熱いまま保存すると、容器内で水分が出て食感が悪くなる原因になるので注意しましょう。
冷めたら、1食分ずつ小分けにし、ラップで包んだり、フリーザーバッグに入れてしっかり空気を抜いて密封します。冷凍保存はおよそ1か月程度が目安です。
また、調理前の焼きそば麺が余ってしまった場合も冷凍保存が可能です。正しい方法で保存すれば、風味や食感を保ちながら後日美味しくいただけます。
冷凍した麺は、冷凍焼けを避けるため1〜2か月ほどを目安に使い切るのが理想のようです。
解凍方法
電子レンジで解凍し、そのまま加熱するのが手軽でおすすめです。フライパンで軽く炒め直すと、より美味しく仕上がります。必要に応じて、少量のソースを足すと風味が復活します。
冷凍した麺は、冷蔵庫で自然解凍するか、電子レンジで軽く温めてから調理すると、食感を損なわずに美味しく仕上がります。解凍後は、いつも通りに焼きそばや炒め物として使うことができます。
離乳完了期から幼児食で焼きそばメニューを楽しもう
保護者に話を聞くと、1歳ごろから焼きそばを子どもにあげている家庭が多いようです。
中華麺の上からにとろみをつけたり、そばを刻んでおやき風にしたりなど、子どもが食べやすいように工夫しているという声もありました。
焼きそばは栄養バランスの良い一品料理になります。中華麺に野菜、肉や魚介類を加えることで、主食・主菜・副菜が一度に摂れる優れた献立になります。
また作り置きして冷凍保存もできるので、保護者としても忙しいときの味方にもなりそうです。アレルギーに注意して子どもの成長に合わせながら、親子で焼きそばレシピを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食・幼児食の一例です。
新しい食材・料理を取り入れる際は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2020年2月22日に記事作成、2024年9月10日に更新しています。
1歳になった頃から大人から取り分けて少量ずつ焼きそばをあげていました。大好きなウインナーをいれると嬉しそうに食べてくれました。