こちらの記事も読まれています
1歳児も大人と同じパスタを食べられる?幼児食のおすすめレシピ
ママたちに聞いたパスタを作るときに工夫したこと
1歳の子どもに栄養バランスを考えてツナやしらすを使ったパスタのレシピを知りたいママもいるでしょう。今回の記事では、パスタの栄養素やパスタをいつから与えたのか、1歳の子どもにパスタを作るときに工夫したこと、冷凍方法、簡単なパスタの幼児食レシピなどについて、ママたちの体験談をもとに紹介します。
1歳児は大人と同じパスタメニューを食べられる?
Africa Studio/Shutterstock.com
1歳を過ぎると、離乳食を卒業して幼児食に移行することが多いでしょう。幼児食に移行したからといって、すぐに大人用のメニューが食べられるわけではないようです。
1歳の子どもは、消化器官や咀嚼機能が大人ほどには発達していません。そのため、味付けや食べ物の大きさや固さなど調理方法には、まだ注意が必要です。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
パスタの長さ
1歳半頃までの離乳食完了期から1歳半以降の幼児食では、パスタを1〜2㎝にカットして食べさせましょう。
離乳食用に販売されているショートパスタ・マカロニであれば、茹でてそのまま食べさせることができます。長いパスタを調理する場合は、茹でたあとヌードルカッターなどを使って1〜2㎝に切りましょう。
つかみ食べをさせたい、つかみ食べが好きな子の場合は、ショートパスタやマカロニを使うと食べやすいというママの声もありました。
パスタの選び方
パスタには塩分が多く含まれているものがあるようなので、パスタの選び方に注意しましょう。大人と同じパスタを使うと、想像以上に食事の塩分量が多くなってしまうことがあるようです。
原材料が小麦と水だけのものを選んだり、離乳食用として販売されているパスタを選びましょう。パスタによっては、原材料に卵を含むものもあるようです。卵アレルギーがある場合などは注意が必要です。
ただ、大人用のパスタしかストックがない場合もあるでしょう。1歳児の食事に大人用のパスタを使う場合、パッケージに記載されている茹で時間の2倍の分数茹でるといいようです。茹でたあとは水洗いして塩分量を減らします。
パスタソースにはなるべく調味料を使わないようにして、塩分量を調整するといいでしょう。
パスタソースの塩分量に注意
1歳児に食べさせるパスタソースについて、大人用のパスタソースと同じ味付けにしてしまうと塩分量が多くなりすぎてしまうようです。
そのため、パスタソースは大人用と子ども用に取り分けて作るなどの調理方法の工夫が必要です。
調味料は少なめにして、野菜や肉など素材の味を楽しめるよう薄味を心がけるといいようです。
気になるパスタの栄養素は?
塩分量が気になるというママの声が聞かれるパスタですが、さまざまな栄養素を含む穀類のひとつです。主に以下の栄養素が含まれています。
- 糖質
- ビタミンB群
- タンパク質
- 鉄分
パスタは糖質だけでなく、ビタミンB群やタンパク質、鉄分なども含む穀類のため、おかゆやご飯のメニューに飽きてしまったときなどに取り入れたい食材のひとつです。
パスタは離乳食・幼児食用に冷凍保存が可能
パスタは離乳食・幼児食用に冷凍することが可能なようです。パスタの冷凍方法について、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
30代ママ
パスタの冷凍方法は、柔らかく茹でてカットしてから冷凍保存すると良いようです。ラップなどで1食ずつ包むと、無駄なく使うことができるというママの声がありました。
パスタは茹でる時間がかかるため、冷凍保存しておくと離乳食・幼児食づくりの時短につながりそうですね。
子どもにパスタを与えたのはいつから?
子どもにパスタを与えた時期をママたちに聞いてみました。
30代ママ
離乳食初期〜中期にうどんやそうめんを与えて麺類に慣れてから、離乳食後期にパスタを与えていました。はじめて食べさせたときは、原材料に注意して選びました。
30代ママ
パスタを与えたのは離乳食後期です。昼食に納豆パスタを作るとよろこんで食べていました。つかみ食べをするようになってからは、ショートパスタやマカロニを使ったメニューを取り入れていました。
形状を工夫して離乳食中期からパスタを与えたというママもいましたが、今回話を聞いたママたちからは離乳食初期~中期にうどんなどの麺類に慣れてから、離乳食後期にパスタを与えたというママの声がありました。
さまざまな食材と組みあわせることができるパスタは、1歳をすぎてもアレンジメニューでいろいろな味が楽しめそうですね。
はじめて食べさせるときは、卵や塩分量など原材料に注意してパスタを選んだというママの声が聞かれました。
1歳の子どもに与えるパスタを作るときに工夫したこと
1歳の子どもに与えるパスタを作るときに工夫したことを、ママたちに聞いてみました。
麺を細かく切る
30代ママ
麵をやわらかくなるまで茹でたら、ヌードルカッターで1~2㎝程度の長さに切ってから食べさせていました。
茹で時間を長くして麺のやわらかさを確認したというママの声がありました。1歳の子どもにパスタを茹でる場合は、歯ぐきでつぶせる肉団子くらいの固さを意識すると子どもが食べやすいかもしれません。
麺をやわらかくゆでる
Africa Studio/Shutterstock.com
30代ママ
麺が固いと子どもが噛みにくいので、麺がやわらかくなるまで茹でました。袋の表示時間よりも長く茹でてやわらかさを確認していました。
茹で時間を長くして麺のやわらかさを確認したというママの声がありました。1歳の子どもにパスタを茹でる場合は、歯ぐきでつぶせる肉団子くらいの固さを意識すると子どもが食べやすいかもしれません。
栄養バランスを考える
40代ママ
パスタを作るときは栄養バランスを考えて野菜と肉や魚を組み合わせて作っています。子どもが苦手な野菜は、細かく切ってソースと混ぜてからパスタに絡めると食べてくれます。
野菜を使うときは、彩りを考えて緑や黄色などのさまざまな緑黄色野菜を使うと栄養バランスがよいメニューに仕上がりそうですね。
1歳は離乳食から幼児食に移行する時期のようなので、食べられる食材が増える一方で食べものの好き嫌いが出てくる子どももいるかもしれません。
パスタを子どもの好みに合わせた味つけにしたり、苦手な食べものを好きなものと混ぜるなどして、子どもがおいしく食べられる調理方法にするなどの工夫ができるとよいですね。
1歳の子どもが食べやすいパスタの簡単レシピ
Rawpixel.com/Shutterstock.com
1歳の子どもが食べやすいパスタの簡単レシピを紹介します。
ベーコンと玉ねぎのトマトパスタ
- ベーコンを約1cm大に切る
- 茹でた玉ねぎを細かく刻む
- 小鍋に1、2、少量のトマトジュースを入れて煮る
- パスタをやわらかく茹でて、約2cm幅の長さに切る
- ボウルに1、2、3を入れて混ぜ合わせる
塩分を抑えるために無塩のトマトジュースを使って料理するとよいでしょう。トマトの酸味が気になる場合は、小鍋に少量の砂糖を加えてから煮立たせると、甘みが出て子どもが食べやすいかもしれません。
作り置きしておいたトマトスープをパスタソースにアレンジしたママもいるようです。トマトスープに野菜や肉などを入れるとさまざまな栄養素を含んだメニューになりそうですね。
ツナとキャベツのクリームパスタ
- 水煮缶のツナを細かくほぐす
- キャベツを茹でて細かく刻む
- 小鍋に1、2、少量の生クリームを入れてひと煮立ちさせる
- パスタをやわらかく茹でて、約2cm幅の長さに切る
- 4を皿に盛り、3をかける
生クリームには油が多く含まれているものもあるため、植物性ではなく動物性のものを選ぶとよいでしょう。生クリームが焦げないように、加熱時間に気をつけながら料理しましょう。
生クリームの油分が気になる場合は、上記のトマトジュースを使ったレシピもあるようです。ツナとトマトも相性がいいようなので、試してみるといいかもしれません。
また、ツナの下処理を省略したいママからは、ベビーフードを活用したという声も聞かれました。ベビーフードをパスタソースの具材として活用するのもいいかもしれません。
しらすとしめじの和風パスタ
- しらすを熱湯に5分ほど浸けて塩抜きしてザルにあげる
- しめじは石づきを切り、茹でて食べやすい大きさに切る
- 小鍋にだし汁、少量の醤油、1、2を入れてひと煮立ちさせる
- パスタをやわらかく茹でて、約2cm幅の長さに切る
- 4を皿に盛り、3をかける
しらすは塩分を抑えるために、しっかりと塩抜きしましょう。醤油を加えるときは味つけが濃くなりすぎないように注意しましょう。
ウインナーとほうれん草のスープパスタ
- ほうれん草を茹でて冷水で冷まし、水分を切って子どもが食べやすい大きさに切る
- 茹でたウインナーを食べやすい大きさに切る
- 鍋に少量のコンソメ、1、2を入れて煮立てる
- パスタを子どもが食べやすい長さに切り、鍋で茹でる
- スープ皿に3、4を入れる
コンソメの風味を楽しめるスープパスタのレシピです。コンソメは、合成着色料や化学調味料が入っていない無添加のものを使うとよいかもしれません。
1歳の子どもがよろこぶパスタを作ろう
szefei/Shutterstock.com
今回の記事では、パスタの栄養素やパスタをいつから与えたのか、1歳の子どもにパスタを作るときに工夫したこと、冷凍方法、簡単なパスタの幼児食レシピなどについて、ママたちの体験談をもとに紹介しました。
1歳の子どもに与えるパスタを作るときに麺を細かく切ったり、やわらかく茹でたりと子どもの食べやすさを考えて工夫するママの声がありました。
大人用のパスタを子どもに取り分けるときは、ソースの量を減らすなど味が濃くならないように薄味を心がけるとよいかもしれません。
1歳の子どもにおいしいパスタを作って、家族で楽しい食事の時間をすごせるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食・幼児食の一例です。新しい食材・料理を取り入れる際は、お子様の消化機能の発達に合わせた適切な食材・調理法を選びましょう。
柔らかく茹でて食べやすい長さに切ったパスタを1食ずつラップに包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍しました。