離乳食の1週目と2週目の進め方。スケジュールや量の増やし方など

離乳食の1週目と2週目の進め方。スケジュールや量の増やし方など

食べやすくするための工夫とメニュー

2018.11.17

離乳食の1週目と2週目はどのような進め方をしたらよいのか気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、赤ちゃんの育児の中でも悩むことの多い離乳食について、進め方や1週目と2週目の離乳食スケジュール、ママたちが作ったメニューの他に、離乳食の量の増やし方のポイントについてご紹介します。

離乳食の進め方で気になること

離乳食を始めよう思っているママや、始めたばかりのママのなかには、離乳食の進め方について気になることもあるかもしれません。実際に、どのようなことが気になるのか聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

初めての離乳食なので、調理の方法やどのように進めたらよいのか気になります。他のママたちがどのようなスケジュールで進めているのか知りたいです

20代ママ
20代ママ

離乳食はどのくらいの量を食べさせたらよいのでしょう。量を増やすタイミングもどのようにしたらよいかが気になります

20代ママ
20代ママ

離乳食をはじめたばかりです。まだ1回分の量が少ないため、離乳食の作りおきや冷凍保存について知りたいです

離乳食のスケジュールや量の増やし方などの進め方や、離乳食の作りおき、冷凍保存について気になっているママがいるようです。他には、離乳食初期のメニューの作り方や工夫を知りたいというママの声もありました。

実際に、ママたちは離乳食初期の食材の進め方やスケジュールをどのようにしていたのでしょう。

離乳食初期の進め方

厚生労働省の資料によると、離乳の開始後ほぼ1カ月間は離乳食を1日1回与え離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味に慣れさせることが目的であるとされています。

食品はおかゆから始め、子どもの様子を見ながら1日1回1さじずつ進めていくとよいようです。形状はなめらかにすりつぶした状態で、母乳やミルクは飲みたいだけ飲ませてよいようです。

おかゆに慣れてきたら、人参やかぼちゃなどの野菜を取り入れます。数種類の野菜にも慣れたら白身魚や豆腐、卵などのタンパク質も取り入れてみましょう。白身魚や豆腐、卵などのタンパク質は、アレルギーに留意しながら進めていきましょう。

離乳食のスケジュール

離乳食
iStock.com/FotografiaBasica

厚生労働省の資料によると、離乳食の開始ではおかゆから始めるとよいとされています。新しい食品を始めるときには1さじずつ与え、赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしていくとよいようです。

実際に、ママたちはどのようなスケジュールで離乳食を進めているのか聞いてみました。


1週目

30代ママ
30代ママ

最初は10倍粥を小さじ1杯をあげるようにしました。子どもがきちんと飲み込むことができるかを確認して、量は少しずつ増やすようにしました

量の進め方をママたちに聞くと、1~2日目は10倍粥を小さじスプーンで1さじから始め、3~4日目は2さじ、5~7日目は3さじへと、徐々に量を増やしているようです。

あげる時間帯については、午前中の赤ちゃんの機嫌のよい時間帯を選んだというママの声がありました。


2週目

厚生労働省の資料によると、おかゆに慣れてきたら、じゃがいもなどの裏ごしした野菜を取り入れていくとよいようです。

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初めて食べる野菜は、じゃがいもや人参などのクセの少ない野菜から1さじずつ始め、徐々に新しい野菜を試していくとよいかもしれません。

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離乳食の量の増やし方のポイント

離乳食の量をどのように増やしていったらよいか気になるママもいるかもしれません。離乳食の量の増やし方のポイントを聞いてみました。


小さじ1杯ずつ増やす

20代ママ
20代ママ

おかゆも野菜も離乳食の量を増やすときは小さじ1杯ずつ増やすようにしました。食べることに慣れてくると、食べ終わっても口を空けて欲しがる仕草をすることもありましたが、1回の決めた量以外はあげないように意識しました

赤ちゃんによっては、離乳食を食べることが好きでどんどん口を空けて食べたがる場合もあるようです。赤ちゃんが欲しがるともっとあげたいと考えてしまうかもしれませんが、離乳食に慣れていないうちはきちんと量を決めることも大切かもしれません。


1種類ずつ増やす

瓶詰めの離乳食
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30代ママ
30代ママ

離乳食は1種類ずつ増やしています。2週目に入り、野菜を取り入れたときは、まず味に慣れてもらうためにおかゆとは混ぜず単品であげるようにしていました

離乳食初期は、素材の味を知ることや新しい食材に徐々に慣れていくよう工夫していたようです。ママの中には、野菜のペーストを2口ほどあげてみて赤ちゃんが嫌がる様子だったらおかゆと混ぜることもあったという声もありました。


赤ちゃんの様子にあわせる

20代ママ
20代ママ

離乳食を始めたばかりの頃はスプーンを口に入れるのを嫌がってほとんど食べませんでした。「焦らずうちの子のペースにあわせよう」と考えて期間やなどは気にせず、ゆっくりと離乳食の量を増やすように意識しました

20代ママ
20代ママ

おかゆに慣れて野菜を取り入れたところ、なかなか食べませんでした。いろいろな物に慣れるよう、手作りの離乳食だけでなく、市販のベビーフードの野菜ペーストも食べさせていました。食べているうちに、慣れてきたようで今では野菜の離乳食も食べています

赤ちゃんによって離乳食の進み方はさまざまなようです。赤ちゃんの様子や体調にあわせて離乳食の量を徐々に増やしていくとよいかもしれません。なかなか進まないという場合は、市販のベビーフードを活用したり、水溶き片栗粉でとろみをつけて食感を変えてみたというママの声もありました。

離乳食2週目に作ったメニュー

離乳食の2週目にママたちが作っていたメニューをご紹介します。


かぼちゃ粥

20代ママ
20代ママ

皮と種を取り除き茹でて裏ごししたかぼちゃのペーストを10倍粥に混ぜてでき上がりです。かぼちゃホクホクとした食感は、おかゆと混ぜてとろりとさせることで食べやすくなったようです

10倍粥に野菜ペーストを組み合わせたレシピのようです。かぼちゃは甘みがあるせいか、他の野菜より食べやすいようだったというというママの声もありました。


ほうれん草のトロトロ

30代ママ
30代ママ

ほうれん草を茹で細かく刻んだ後、かつおだしとあわせてすり鉢ですりつぶしてなめらかになったらでき上がりです。ほうれん草は柔らかい葉先の柔らかい部分を使うと赤ちゃんが食べやすいようでした

20代ママ
20代ママ

ほうれん草の柔らかい葉先を茹でてすりつぶしたあと、水溶き片栗粉でとろみをつけて食べさせていました。水溶き片栗粉のとろみで食べやすいようで、よく食べていました

ほうれん草をペースト状にするときは、すり鉢やブレンダーを使うと便利なようです。ママのなかには、ほうれん草に慣れてきたら、小松菜や青梗菜の葉先部分を使って作ったという声もありました。葉物野菜をすりつぶしても食べにくい場合、水溶き片栗粉でとろみをつけたというママもいました。


さつまいものポタージュ

40代ママ
40代ママ

さつまいもの皮を剥き、柔らかく茹でてから裏ごしします。お湯でといた粉ミルクでポタージュ状にのばすと完成です。さつまいもとミルクの甘さが気に入ったようで嬉しそうに食べてくれました

慣れた味の粉ミルクをあわせることで離乳食が食べやすくなるかもしれません。ママのなかには、おかゆと組みあわせてリゾット風にしたという声もありました。

フリージング離乳食で1週間分作りおき

毎日の離乳食作りは、忙しいママやパパにとって大変だと感じることもあるでしょう。特に、離乳食初期の頃は1回分の量も少なく、一定期間分作りおきができたらと考えるママもいるのではないでしょうか。このような場合におすすめなのが、フリージング離乳食のようです。フリージング離乳食は、離乳食としてあらかじめ調理したものを冷凍保存しておき、使うときに電子レンジなどで解凍してすぐ食べられる状態のものをいいます。フリージング離乳食について、作るときのポイントや冷凍保存の方法、解凍方法などについて、ママに聞いてみました。

20代ママ
20代ママ

フリージング離乳食では、食材は新鮮なうちに調理することを心がけています。また、冷凍保存したものは、必ず1週間以内で使い切るよう保存ケースに期限となる日付を書いて冷蔵庫に保存しています

30代ママ
30代ママ

その都度作るのが大変なので、離乳食ストックとして冷凍保存をしています。電子レンジで解凍するのですが、しっかり加熱するように気を付けてます

20代ママ
20代ママ

衛生面を考えて、1回分ずつ取り出せるようにフリージングしています。固形の物は製氷皿、スープなどの液体は小さめの冷凍フリージングパックに1回分ずつ入れています

新鮮な食材を使う、一定期間で使い切るなど、離乳食の衛生面に気を付けているというママの声がありました。また、離乳食の食材によっては、フリージングすることによって使いにくくなってしまうことがあるようです。以下で食材別のフリージング方法をママに聞いてみました。


冷凍さつまいも

30代ママ
30代ママ

加熱してペースト状にしたさつまいもを冷凍フリージングパックなどに入れて、冷凍保存しました。1回分ずつ作りおきにしたい場合は、製氷皿を使っていました

冷凍バナナ

20代ママ
20代ママ

バナナを電子レンジで加熱し、すりつぶしてから製氷皿に入れて保存しました。離乳食を始めたばかりの頃は、すりつぶしたあと裏ごしするとよく食べていました

冷凍パン

20代ママ
20代ママ

耳を取り除いて細かくちぎったパンと水やミルクを加えて、電子レンジで加熱後、ペースト状にすりつぶしました。製氷皿や冷凍フリージングパックに入れて保存しています

冷凍たまねぎ

30代ママ
30代ママ

たまねぎは、加熱した後すりつぶします。長く加熱した方が甘みが増して食べやすいようです。製氷皿か冷凍フリージングパックに入れて保存しています

冷凍ブロッコリー

20代ママ
20代ママ

離乳食初期の頃は、ブロッコリーの先端部分だけ使っていました。柔らかく茹でたらみじん切りにして、すりつぶします。製氷皿に1回分ずつ入れていました

冷凍真鯛

30代ママ
30代ママ

冷凍保存する場合は、鯛をよく加熱してお湯などで伸ばしながら、すりつぶしました。離乳食初期のころは食べにくかったようで、水溶き片栗粉で伸ばすとよく食べていました。冷凍真鯛にするものは、お刺身を買って使っていました

いずれの食材も加熱してからすりつぶしてペースト状にするというのがポイントのようです。毎日の離乳食作りにフリージング離乳食を活用すると、今後の離乳食中期以降も時短につながりそうですね。

赤ちゃんの様子にあわせて離乳食を進めよう

離乳食を食べる赤ちゃん
© buritora - Fotolia

今回の記事では、赤ちゃんの育児の中でも悩むことの多い離乳食について、進め方や1週目と2週目の離乳食スケジュール、ママたちが作ったメニューの他に、離乳食の量の増やし方のポイントについてご紹介しました。

離乳食の1週目と2週目は、離乳食を飲み込むことや味に慣れることが目的の時期のようです。離乳食の進め方や量の増やし方は、赤ちゃんにあわせてスケジュールやメニューを考えてもよいかもしれません。

スケジュールやレシピに工夫して、無理なく離乳食を進められるとよいですね。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

※記事内で使用している参照内容は、2024年7月16日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適切な食材・調理法を選びましょう

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