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失敗しない家づくり。失敗談から考える住みやすい家のつくり方
間取りや家事の動線、配線などの工夫
家づくりを始めるとき、家をつくったことがある人の失敗談は、自分たちが家づくりをする上で参考にしたい意見の一つなのではないでしょうか。今回の記事では、家づくりでの間取りや水回り、配線などの家事の動線に関する失敗談、家づくりで失敗しないためのポイントについて、ママやパパの体験談を交えてご紹介します。
家づくりで感じたこと
出産や入園、入学などのタイミングで家づくりについて考え始めるママやパパもいるのではないでしょうか。家は家族で長く生活する場所なので、住みやすいものをつくることができるとよいですよね。実際に家づくりをしたママやパパは、どのようなことを感じているのか聞いてみました。
「私たちは間取りづくりに失敗したと感じています。しっかり考えて家づくりをしたのですが、住んでみたら使いにくいと感じる間取りがいくつかありました」(40代パパ)
「家づくりで後悔しているのは家事動線です。実際に生活をしてスムーズに家事ができない部分があると感じました」(30代ママ)
計画を立てて家づくりをした場合でも、ママやパパの声にあるとおり、失敗だと感じることもあるようです。そこで、ママやパパに聞いた家づくりの失敗談から家づくりのポイントを紹介します。
間取りに関する失敗談
家づくりを経験したママやパパは間取りに関してどのような点を失敗したと感じているのでしょう。体験談を聞いてみました。
部屋の広さや位置
「家づくりをするときに床面積と必要な部屋数を考えて間取りを決めましたが、住んでみたら狭めに設計した部屋が思ったより使いにくいと感じています。部屋が狭いと置ける家具が限られる上に、掃除や片づけが大変です」(40代パパ)
家づくりをする際に、間取りをしっかり考えて設計したのに思っていたような使い心地にならないこともあるようです。他には玄関からリビングに続くまっすぐな廊下になるよう設計したところ、訪ねて来た人にリビングのなかが見えてしまうなど、実際に住んでみてはじめて気づくことが意外に多いようです。
窓の位置や大きさ
「窓は大きいと部屋のなかが明るくなると考えて、南側に大きなガラス窓を入れましたが、日差しが入りすぎて思ったよりもまぶしく感じています。まぶしいときはカーテンを閉めると部屋のなかが暗くなってしまうので、窓の向きや大きさをよく考えて決めればよかったと感じています」(40代パパ)
窓の大きさや数などを失敗したと感じることもあるようでした。日差しに関しては時期や家の向きのほか、周りの家との位置関係によってもまぶしさが違うこともあるかもしれないので、設計の段階で住宅メーカーの担当者としっかり相談できるとよいかもしれません。
収納のサイズ
「収納スペースは広い方が便利かと思い大きな収納戸棚を作りましたが、使ってみたら奥行きがありすぎて奥にしまったものが取り出しにくい状況になっています。設計の段階で収納するものまでイメージして収納のサイズを決めればよかったと感じています」(30代ママ)
収納スペースを広くしすぎたことで、逆に使いにくくなったという失敗談を教えてくれたママがいました。家づくりをするときにはどこに何を収納するかを考えて、棚などのサイズを決めるとよいかもしれません。
家事動線の失敗談
家事動線で失敗したと感じているママやパパもいるようです。具体的な体験談を聞いてみました。
水回り
「お風呂とトイレを離してしまったので、子どもがお風呂に入る前にトイレに寄るのを忘れてしまうことがあります。お風呂の途中でトイレに行きたくなると一旦タオルで拭くなど、余計な時間もかかってしまいます」(40代ママ)
「洗濯機を置く場所を1階にしましたが、洗濯ものをベランダに干すために1階と2階を往復する必要があるので、家事動線の設計に失敗したと感じています。休日には毛布などの大きな洗濯物をもって階段を上り下りすることもあり、2階に洗濯機を置けばよかったと思います」(30代ママ)
水回りの動線は毎日の生活に欠かせない要素かもしれません。水回りの動線を失敗するこで、料理や洗濯などいくつかの家事を並行して行いにくくなり不便を感じるというママの失敗談もありました。
コンセントの位置
「我が家では家電を置く場所とコンセントの位置を失敗したと感じています。キッチン家電は家をつくった後から購入したものがいくつかあり、延長コードなどをあちらこちらに使うことになってしまいました。家電の購入予定まで考えておけばよかったと思います」(30代ママ)
家づくりで電気の配線に関する失敗談もあるようです。部屋の扉や窓、配置する家具や電化製品などを考えてコンセントの位置を決めるとよいかもしれません。
家づくりで失敗しないためのポイント
家づくりはやり直すことがなかなかできないので、できるだけ失敗のないようにしたいですよね。あとから後悔しないためのポイントを家づくりを経験したママやパパに聞いてみました。
メーカー主催のイベントに参加する
「住み心地のよい家づくりをするために、メーカー主催のイベントにいくつか参加してみました。完成した家を見学させてもらったり宿泊体験をさせてもらったりすると、図面上で考えるよりも間取りや動線、コンセントの位置などをイメージしやすく参考になりました」(40代パパ)
住宅メーカーでは家づくりのための見学会などのイベントを開催することがあるようなので、実際に足を運んでみるのもよいかもしれません。ママのなかには、その住宅系メーカーで建てた家に住んでいる人の話を聞くイベントに参加し、家づくりの参考にしたという声もありました。
生活のシミュレーションをする
「私たちは、実際に生活するときのシミュレーションしながら間取りを考えました。さまざまなタイプの間取りをノートに描き、料理や洗濯をするとき、掃除や子どものお世話をするときなどの動線を記入して不便なところはないかなどを話しあい、自分たちにとってより使いやすい間取りを考えました」(30代ママ)
ノートなどに考えた間取りや配線を描き入れ、生活のシミュレーションをして家づくりを失敗しないように考えたママやパパがいました。実際に目に見える形にしてみると、家事の動線や家電の配置がどのようになるか考えやすくなりそうです。
失敗談から学んで納得のいく家づくりをしよう
家づくりでは間取りや配線など、さまざまな失敗談があるようでした。家づくりをする際は、このような失敗談も貴重な検討材料になります。また、家づくりの経験がある人の話を聞いたり実際の家を見学するのも、失敗しない家づくりのためのひとつの方法。ぜひお家づくりに役立ててみてはいかがでしょうか。