子どもの浴衣の着付けや帯の結び方。男の子や女の子への着せ方のコツ

子どもの浴衣の着付けや帯の結び方。男の子や女の子への着せ方のコツ

浴衣を用意して子どもと夏を楽しもう

2019.07.18

子どもの浴衣を用意するとき、男の子や女の子への着せ方が知りたいママもいるのではないでしょうか。今回は、子どもが浴衣を着るときに準備したものや着付けの仕方と、アレンジを含めた帯の結び方、サイズにあわせて着丈を調整するなど子どもに浴衣を着付けるときのポイントを体験談を交えてご紹介します。

子どもの浴衣の着せ方が知りたい

夏になると、お祭りや園の行事などで子どもが浴衣を着ることもあるようです。浴衣といっしょにどのようなものを用意するとよいのかや、子どもへの浴衣の着せ方がわからないというママもいるかもしれません。

今回は、子どもの浴衣の着付けについてママたちに聞いてみました。

子どもが浴衣を着るときに準備したもの

子どもに浴衣を着付ける準備のひとつとして、浴衣を着るときに必要なアイテムが知りたいママもいるのではないでしょうか。ママたちに聞いた、子どもが浴衣を着るときに準備したものをご紹介します。


  • 浴衣
  • 肌着
  • 履き物
  • 小物

  • 浴衣
  • 肌着
  • 履き物
  • 小物

浴衣と組みあわせる帯は、同系色や浴衣の柄の一部と同じ色を選ぶと統一感があるようです。子どもが下駄を嫌がる場合は、履き慣れたサンダルを用意すると歩きやすいかもしれませんね。浴衣にあわせる小物として、ヘアアクセサリーや巾着を準備したというママの声もありました。

子どもの浴衣の着付けの仕方

着付け
Purino/Shutterstock.com

子どもの場合、男の子でも女の子でも浴衣の着せ方に違いはないようです。子どもへの浴衣の着せ方をご紹介します。


  1. 浴衣を羽織り、背中の中心と浴衣の縫い目をあわせます。
  2. 浴衣の前身頃が左前になるように重ねます。
  3. 浴衣に縫い付けられている紐を、背中側へ一回りさせ、体の正面で結びます。

  1. 浴衣を羽織り、背中の中心と浴衣の縫い目をあわせます。
  2. 浴衣の前身頃が左前になるように重ねます。
  3. 浴衣に縫い付けられている紐を、背中側へ一回りさせ、体の正面で結びます。

浴衣の縫い目と背中の中心がズレないようにあわせると、きれいな仕上がりになりそうですね。

子どもの体より浴衣のサイズが大きめの場合は、あらかじめ肩上げや腰上げで着丈を調整してから着せると着崩れにくくなるかもしれません。体の正面で結ぶ紐は、結び目を作らずに余った紐を体に巻き付けておくと、結び目が体に当たりにくそうだったというママの声もありました。

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子どもの帯の結び方

浴衣を着たとき、男の子や女の子で帯の結び方に違いはあるのでしょうか。ママたちに、子どもの帯の結び方を聞いてみました。


基本の結び方

2歳の男の子のママ
2歳の男の子のママ

子どものお腹に兵児帯を巻き、背中側で片方を長めにした状態でひと結びします。長い方で輪を作り、蝶結びをします。形を整えたら基本の蝶結びの完成です。

基本の蝶結びは、男の子と女の子どちらにもできる結び方のようです。子どもの胴回りのサイズにあわせて、お腹に帯を巻く回数を2回や3回と調整すると結びやすいかもしれませんね。


アレンジした結び方

着付け
Purino/Shutterstock.com
4歳の女の子のママ
4歳の女の子のママ

お花の形に見えるように帯の結び方をアレンジしました。兵児帯を背中の中心で蝶結びし、たれている部分を結び目の内側に入れます。蝶結びの輪になっている部分と同じ大きさになるように、帯の端を上下順番に通し、端は帯の内側に入れ込みます。全体の形を整えたら完成です。

5歳女の子のママ
5歳女の子のママ

娘の浴衣では、結び目を金魚に見立てた金魚結びをしてみました。半幅帯を胴に1周半巻き、片側が長い状態にしてひと結びします。輪が小さめのリボン結びをし、しっかりと締めて輪をほぐして広げます。長い方の帯を屏風のようにたたみ、結び目の下からくぐらせ、結び目が隠れるように調整します。短い方は下側に輪を作り、結び目の下から上に向けてくぐらせると完成です。

お花や金魚をイメージした帯の結び方もあるようです。

ママのなかからは、あらかじめ結び目ができている作り帯を使うと簡単に着付けができ、外出先で器崩れてしまったときもサッと結び直ししやすかったという声も聞かれました。男の子向けの作り帯として、貝の口結びのものもあるようです。

子どもに浴衣を着付けるときのポイント

ママたちに聞いた、子どもに浴衣を着付けるときのポイントをご紹介します。


動きやすいサイズに調整する

5歳の女の子のママ
5歳の女の子のママ

用意した浴衣が少し大きめだったので、子どもが浴衣を着た状態でも動きやすいように工夫しました。袖や裾の長さを調整するために肩上げや腰上げをすると、すごしやすそうでよかったです。

子どもの動きやすさを重視し、サイズを調整して着付けをしたママがいるようです。袖丈は手首が見える程度、着丈はくるぶしが隠れる程度にあわせると、子どもも動きやすく見た目もきれいになりそうですね。


短時間で着付ける

6歳の女の子のママ
6歳の女の子のママ

浴衣の着付けに時間がかかると、子どもが飽きて遊びだしたり動いたりして困ると思いました。事前に浴衣の着せ方をシミュレーションし、必要な小物をすべ揃えた状態で着付けを始めると、短時間でスムーズにできたので子どももご機嫌でした。

子どもへの浴衣の着付けは短時間でできるよう準備を工夫したというママもいるようです。子どもに同じ体勢でじっとしていてもらうために、お気に入りの映画や番組を見ていてもらったというママの声もありました。


帯や紐を締めすぎない

5歳の男の子のママ
5歳の男の子のママ

普段は浴衣を着る機会が少ないので、子どもが窮屈に感じて嫌がるかもしれないと思いました。帯を紐を結ぶときに『このくらいでいい?』と子どもに確認しながらきつく締めすぎないように意識しました。

浴衣の帯や紐を締めすぎないこともポイントのひとつかもしれません。子どもが窮屈に感じないように、帯の下にハンカチを入れておき、食事の後で抜き取ってゆとりを持たせるという工夫をしたママもいるようです。

浴衣姿の子どもと夏を楽しもう

浴衣姿の親子
iStock.com/Hakase_

夏になると、子どもへの浴衣の着せ方が知りたいママもいるのではないでしょうか。子どもが浴衣を着るときには、浴衣と帯の他に肌着や履き物なども用意するとよいようです。

子どもの浴衣の着付けでは、背中と浴衣の中心をあわせるなどのポイントがありました。浴衣の柄や雰囲気にあわせ、男の子には貝の口や女の子にはお花結びなどアレンジを加えた帯の結び方もかわいいかもしれません。

子どもの体のサイズにあわせて着丈を調整するなど工夫もし、夏の思い出のひとつとして浴衣を着られるとよいですね。

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