幼児にぴったりの帽子を用意しよう。春夏秋冬のポイントや手作り方法

幼児にぴったりの帽子を用意しよう。春夏秋冬のポイントや手作り方法

サイズや素材でママパパが気をつけたこと

2019.05.09

日よけや防寒に役立つ帽子は、幼児にとって大切なアイテム。春夏秋冬の季節ごとに、子どもに最適なものを選びたいと考えるママパパもいるでしょう。今回は、帽子を手作りする方法や、季節ごとに帽子を選ぶときのポイントについてまとめました。実際にママパパがどんなことに気をつけたのか、体験談をまじえてご紹介します。

幼児の帽子はどんなときにかぶる?

幼児のおでかけアイテムとして活躍する帽子。実際にはどのようなシーンでかぶることが多いのか、ママパパに聞いてみました。

「保育園に入園するとき、用意するように指示がありました。登園降園時と、日中に園庭で遊ぶときやお散歩のときなど、外へ出るときは必ずかぶっています」(30代パパ)

「幼稚園へ行くときと、休日に公園などへ外出するときにかぶっていました。気兼ねなく汚せる外遊び用と、デザイン重視のお出かけ用は分けて用意しました」(30代ママ)

幼児にとっての帽子は、大人にとっての帽子よりも出番が多いようです。日よけや防寒対策のため、屋外へ出るときは必ずかぶっているという声がありました。身につける時間が長いものなので、子どもが心地よく使えるものを選んであげたいですね。

幼児の帽子を選ぶときのポイント

帽子を選ぶときに着目するポイントは、デザイン・素材・サイズなどさまざまあるでしょう。ママパパたちがポイントごとにどのような観点で選んでいたのか、体験談をご紹介します。


デザイン

ニット帽
iStock.com/Shoko Shimabukuro

「服やジャンパーが柄物の場合、帽子も柄物にするとコーディネートのバランスが悪くなってしまうので、シンプルな無地のものを選んでいました」(30代ママ)

「春夏の日よけでも秋冬の防寒でも、耳が隠れることが大事だと思い、耳まですっぽり入るデザインのものを選んでいました」(30代ママ)

幼児の帽子のデザインは、お店で見ると多種多様なものがあり、一番迷うポイントかもしれません。かわいらしさと同時に、実用性を重視して選んだというママパパがいました。子ども自身が気に入ってくれることも大事なポイントでしょう。


素材

「子どもが汗っかきなので、汗を吸収するもの、通気性の良さそうなものを選んでいました」(30代ママ)

「ニット帽は静電気が立ちやすいので、綿100%の裏地がついているものを選んでいました」(30代ママ)

「夏といえば麦わら帽子、と思って買いましたが、子どもが踏んづけたりリュックに押し込むことが多く、変形してしまいました。そのあとは型崩れを気にしなくていい素材の帽子を選ぶようにしています」(30代ママ)

帽子は子どもの体に直接触れるものなので、素材に気を使って選んでいるママパパが多いようです。また、自宅で洗濯できることや型崩れしにくいことなど、取り扱いのしやすさを重視して選ぶ場合もあるようです。


サイズ

「ハチが張った頭の形をしているのと、汗っかきなこともあり、少し余裕のあるサイズを選んでいました」(30代パパ)

「ニット帽は大きめにするとずり下がってきて視界を狭めてしまうことがあるので、きつくない程度にぴったりのサイズで選びました」(30代ママ)

サイズは少し大きめを選ぶという声もあれば、ぴったりのものを選ぶという声もありました。デザインや素材の伸縮性によって、同じサイズでも子どもにあうかどうかは異なるので、お店で実際にかぶってみて選ぶのが安心かもしれません。


ゴム付き

「保育園では春夏用の帽子にはゴムが必須とされていたので、ゴム付きのものを選んでいました」(30代ママ)

保育園に通っている幼児は、保育園からゴム付きの帽子を用意するように指定される場合が多いでしょう。裁縫でゴムをつけることもできますが、はじめからついているものを選ぶママパパもいるようです。

そのほかにも、ゴム付きにするかゴムなしにするかデザインに合わせて調整していた、という男の子のママや、髪の毛を縛るときは帽子にあたらないように、低い位置で縛るように工夫したという女の子のママもいました。

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季節にあわせる幼児の帽子

一年の中で気温や湿度が変化していけば、その都度最適な帽子も変わっていくでしょう。その季節において帽子に求められる役割から、考えてみるといいかもしれません。


ブランコに乗る女の子
© 啓治 高橋 - Fotolia

冬が終わり、夏至に向けてどんどん日照時間が伸びていく時季です。春の日差しは心地よいものですが、ときには日差しの強さが気になりますよね。日よけを考えて、つばの大きなものを選ぶとよさそうです。


一年の中で最も日差しが強くなるとされるこの時季は、子どもを紫外線や熱中症から守るためにも、帽子が重要になるでしょう。日よけとしての役割をしっかり果たせるデザインはもちろん、汗をかく時期なので通気性のいい素材のものを選ぶとよさそうです。洗い替えを考えて、2つ以上の帽子を用意するママもいました。


秋は、日照時間が短くなっていき、気温も徐々に下がってくる時季でしょう。通気性や防寒性など、夏や冬ほど気をつけなければいけないことが少ないので、このタイミングでおしゃれなものを試すママパパもいるようです。


厳しくなる寒さから守るために、この時季も帽子が活躍します。頭の広い範囲を覆えるもの、また耳あてを使わない場合は耳まですっぽり入るデザインのものが重宝するかもしれません。ニットの帽子はデザインの幅が広く、選ぶ楽しみや手編みで作る楽しみもありそうです。雪が降る地域では、撥水性のある素材を選ぶというママパパもいました。

幼児の帽子を手作りする方法

帽子を手作りできれば、好きな素材やサイズで、子どもにぴったりのものを作ってあげられます。アレンジ次第でオリジナルのかわいいものを作れるので、手編みにチャレンジするママパパもいるようです。ここでは、比較的挑戦しやすい2つの帽子について、簡単に作り方・編み方をご紹介します。


チューリップハット

チューリップのお花の形をした帽子は、かわいらしい形で顔周りを覆ってくれるので、春夏の日よけに使えそうです。使用する布の色や柄によって印象が変わるので、男の子も女の子も使えるかもしれません。裏地をガーゼ素材にして肌あたりをやさしくするなど、工夫しやすいのもポイントでしょう。型はインターネットでもダウンロードできるようです。


  1. 表地用と裏地用の布、型、ミシンまたは縫い針、糸、ハサミ、チャコペンなどを用意する
  2. 表地用と裏地用の布を、それぞれの型で6枚ずつ、計12枚切り抜く
  3. 型の縫い代部分を切り落とし、縫い線を布の裏面に印す
  4. 6枚の布をそれぞれ縫い合わせて、表地と裏地のパーツを作る
  5. 表地と裏地を中表にして重ね合わせ、返し口を10cmほど残して縁を縫い合わせる
  6. 返し口から裏返し、返し口をまつり縫いして完成

どんぐり帽子

どんぐり帽子は、丸いフォルムにてっぺんがツンととがった形がかわいらしい帽子ですね。手編みなら複数の毛糸でカラフルにしたり、模様編みで表情をつけたり、アレンジしやすいのもうれしい点でしょう。

こちらも編み図はインターネットで紹介されているようです。ご紹介する編み方の目や段の数は、帽子の大きさにより異なるので、子どものサイズやデザインにあわせてお好きな編み図を探してみるといいかもしれません。


  1. 毛糸、かぎ針、編み図を用意する
  2. はじめに糸の輪の作り目をし、1段目を細編みで4~8目編む
  3. 細編みで数段おきに目を増やし、8~10段ほど編んでどんぐり帽子のツノ部分を作る
  4. 模様編みで目を増やしながら20~30段ほど編み、本体部分を作る
  5. 縁編みで2段ほど編み、糸の処理をしたら完成

子どもにぴったりの帽子を選んであげよう

ニット帽を被る子供
iStock.com/LeManna

幼児の帽子は気温や日差しなどの環境にあわせて、快適にすごせる素材やデザインを考えるのが大切でしょう。春夏秋冬の季節ごとに帽子が果たす役割も変わるので、その都度見直しながら選んであげたいですね。

サイズも形も思い通りの帽子が欲しい場合は、手作りするママもいるようです。まだ手作りしたことのない方は、手芸店やインターネットで簡単な編み方や縫い方を探して、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

2019.05.09

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