教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
2022.04.19
2022年4月、保険適応範囲の拡大で不妊治療に注目が集まっている。そこで不妊治療専門のクリニック「医療法人浅田レディースクリニック」が全国の20代から40代の男女、300人を対象に「不妊治療に関する知識差の意識調査」を実施した。
男女共に、5割以上がパートナーとの間で不妊治療の知識差を感じている事がわかった。
最も多かったのは男女ともに「不妊の原因やメカニズム」について。これらの内容が理解できていないと「治療の選択肢や治療方針」にも影響が出てくることだろう。
また、男女間で差が開いたのが「治療におけるリスクや身体的負担」と「国や自治体の支援制度」。
女性からは、長期間の治療やそれに伴う心身のストレスが男性から理解されないといったこと。男性からは、経済的な負担など金銭面に対する不安が目立つ結果となった。
男女共に多かったのは「ネット記事やWEBサイト」。続けて「クリニックの勉強会やセミナー、治療を通じて」。
女性は友人間での情報交換やSNSによる情報収集が目立つ一方、男性はテレビや本、Youtubeなど比較的にマスメディアを通じて情報を得ている傾向があり、得られる情報の量と質に差が出ていることがわかる。
また、不妊治療を行っている男性を対象に以下のようなアンケートも行った。
最も目立ったのは「男性不妊に関する正しい知識を得られる機会が少ない/ない」こと。
また「周囲の理解を得られにくい」といった声もあり、まだまだ男性不妊が社会的に認識されていないことや、勤務先などで理解を得ることが難しいといった状況も想像がつく。
ストレスを感じる割合は、男女ともに8割を超えた結果に。さらに、どういった点にストレスを感じているかを尋ねたら、以下の回答がかえってきた。
・検査結果を見た時に、パートナーがことの重大さに気がついていない
・検査結果が出るまでの不安感を共有できない
・身体的負担を軽視しがち
・どちらにも原因が見つからないときでも、やはり女性に原因があると思っていること
治療を継続していく上で知識のギャップを埋める事が重要だと感じる人は9割を超える結果に。パートナー同士、妊活の情報を共有していれば、避けられるトラブルや衝突もたくさんあるだろう。
前向きに治療を継続する上で、約5割の人が知識の差を埋めるための取り組みをしている事が分かった。
最も多かった具体的な取り組みは「お互いに話し合う時間を設ける」こと。続けて「一緒に動画を見る」「同じ本や雑誌、記事を読む」など。治療を進めるにおいて知識に差が生まれないよう、積極的に情報共有している事も分かった。
精神的、肉体的、経済的にも負担の大きい不妊治療。パートナー同士が互いのストレスを軽減するためにも、同様の知識を得ることがいかに大切か理解しておきたい。
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