ベストセラーをつくったバウンドが手掛けた「SDGs」を親子で学べる本が発売
SDGsの目標について日本が達成できていること、いないことをデータとともにわかりやすく解説。具体的に何をすれば解決できるか、起こすべきアクションを「ソファに寝たままできること」などシチュエーションごとに紹介するほか、本の内容を復習できる「SDGs検定(初級・上級)」の巻末付録も
「扶桑社」から、SDGsの17の目標のうち「何が達成できていないのか」「どんなことをすればいいのか」を親子で学べる書籍「親子で学ぶ SDGs 日本人が今、やらないといけないことがわかる本」が発売中。
著者は、大ベストセラー「こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本」(カンゼン刊)や「60分でわかる! SDGs超入門」(技術評論社刊)を作った編集者集団バウンド。監修は、特定非営利活動法人「ACE」代表の岩附由香氏が務めた。
「ACE」は、カイラシュ・サティヤルティ氏(2014年ノーベル平和賞受賞)の呼びかけた「児童労働に反対するグローバルマーチ」をきっかけに、大阪大学大学院在学中の岩崎氏が設立した団体。今回発売の本の収益の一部は、バウンドを通して「ACE」に寄付される。
経済のグローバル化が進み、国と国の間で、お金・人・モノがたくさん往来するようになった近年。こうしたつながりにより、他の国で起きていることが、私たちの生活にも影響するようになった。
SDGsは「誰一人取り残さない」を合言葉に、環境・経済・社会の3つを成り立たせていこうという約束。SDGsには17の目標以外にも、それに対してさらに細かい目標である「ターゲット」が169個設定されている。
ただ、この約束は達成が難しそうな目標も含まれており、だからこそ国同士だけでなく企業や私たちも、みんなが協力して目指していこうと、2015年にSDGsができてからたくさんの取り組みがこの共通の目標のために行われてきた。
SDGsの17個の目標のうち、日本が達成できているのはこのうちの3つのみ。
「親子で学ぶ SDGs 日本人が今、やらないといけないことがわかる本」では、日本が達成できていること、いないことをデータとともに、グラフや図表などを用いてわかりやすく解説。
それぞれの項目には、「できることから始めよう!」というコーナーを掲載。「目標の達成のためにはどうしたらよいのか考えてみよう」「なぜこうした問題が起きているのか調べてみよう」といった問いかけを用意し、このコーナーをきっかけに親子で話し合ったり、世界が抱えている問題についていっしょに調べたりすることもできる。
また、具体的に何をすれば解決できるか、起こすべきアクションも解説。世界共通の目標がゆえに、「誰かがやってくれる」と思っていては達成ができず、まずは一人ひとりができることから取り組むことが大切だ。
この本では「ソファに寝たままできること」「家にいてもできること」「家の外でできること」といったシチュエーションごとにできることを紹介。身近な簡単にできる行動から、SDGsや地球の今後について考えることができる。
さらに巻末付録として、学んだことをおさらいできる「SDGs検定(初級・上級)」ページの問題・解答を掲載。初級編・上級編に分けられており、自分のSDGsへの理解度を知ることができる。
SDGsについて知るだけでなく、世界が抱える問題について親子で話すきっかけにもなる1冊。この機会にぜひ、チェックしてみては。
親子で学ぶ SDGs 日本人が今、やらないといけないことがわかる本
著/バウンド
監修/岩附由香
扶桑社刊 1,540円(税込)
問い合わせ先/扶桑社
https://www.fusosha.co.jp/profile/contact
https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594090050