国境なき医師団が「命と健康」を学ぶ自由研究コンテンツを公開中
実際に調べる・試す・作るという経験を通して、世界中で命の危機にある人たちについて考えるきっかけに
世界各地で医療・人道援助活動を行う国際NGOの「国境なき医師団(MSF)」が、小学校高学年の子どもとその保護者、一般以上の方を対象とした、夏休みの自由研究コンテンツを特設ウェブページで公開中。
テーマは、「調べて、試して、作ってみよう!国境なき医師団と学ぶ『命と健康』」。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、子どもたち自身も命や健康の課題に直面している今夏、実際に調べる・試す・作るという経験を通して、世界中で命の危機にある人たちについて考えるきっかけを提供する。
主なコンテンツとしては、調べる・試す・作る、の行動に合わせ、「さまざまな病気を防ぐワクチン」「栄養失調の子どもを見分ける”命のうでわ”」「ペットボトルで作るろ過装置」を収載。
「国境なき医師団」の活動内容や、活動地で実際に起きていることがリアルに理解できる内容で、印刷して使えるPDFデータや子ども向けに制作した動画、さらに自由研究としてまとめる際のヒントとなるようなポイントが盛り込まれている。
また、人道援助に初めて触れる方向けに、写真やイラストを使ってわかりやすく解説するブックレットや、遊びながら学べるすごろくゲーム、「国境なき医師団」が現場で使用する四輪駆動車のペーパークラフトなどのコンテンツも用意。子どものみならず、大人も新たな発見を得られる内容となっている。
さらに特設ページでは、小学校5・6年生を対象とした教育プログラム「世界といのちの教室」を紹介し、参加の呼びかけを実施。
人道問題を遠い世界の出来事ではなく自分ごととしてとらえ、行動を起こせる人材を育むことを目的とした授業形式の教育プログラムで、小学校向け、家庭向けそれぞれ月1回開催(現状はオンラインのみ)。
家庭向けの次回開催は8月22日(日)10:00~12:00となっており、現在参加者を募集している。
この夏休みはぜひ「国境なき医師団」の自由研究コンテンツを通じて、世界中の人々の命と健康について親子で考えてみては。
問い合わせ先/国境なき医師団
messageboard@tokyo.msf.org