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抱っこ紐は何時間まで使っていい?お出かけで長時間使用するときに気をつけたいこと
抱っこ紐を育児にうまく活用しよう
赤ちゃんと抱っこ紐で長時間お出かけするとき、何時間までなら使ってよいか考えるママやパパもいるかもしれません。散歩や買い物、寝かしつけのときなどにも活躍する抱っこ紐ですが、お出かけのときなど、長時間の移動に使用する場合もあるでしょう。今回は、抱っこ紐を何時間使用してもよいかや、長時間使用するシーン、使用するときに気をつけたいことなどを、ママたちの体験談を交えながらご紹介します。
抱っこ紐を長時間使ってもよい?
近所への散歩や買い物など、お出かけに便利な抱っこ紐ですが、ときに長時間使用しなければならない場合があるかもしれません。そのとき、ママやパパ、赤ちゃんの体への負担を考える方もいるのではないでしょうか。そこでママたちに、何時間を目安に使っていたか聞いてみました。
30代ママ
30代パパ
どんなシーンにも活躍するので長くて3時間ほど使いっぱなしになることもありました。子どもの様子を見ながら、着用している時間が長くなりすぎないように心がけていました。
体験談によると、2~3時間ほどを目安に使用している方が多いようでした。抱く位置を調整してこまめに休憩を取ることで、ママやパパの体に負担がかからず、抱っこ紐を長時間使用できるという声も聞かれました。
また、ママたちの声にもあるように、赤ちゃんへの負担も忘れないようにしましょう。同じ姿勢が続くため、長時間の使用はできるだけ避け、抱っこ紐の中で寝てしまったときは赤ちゃんの様子やタイミングを見ながら柔軟に対応するようにしたいですね。
抱っこ紐を長時間しているとどうなる?
では、長時間抱っこ紐をすることによってどのような影響があると考えられるのでしょうか。まとめてみました。
からだへの負担
赤ちゃんのからだは非常にデリケートなため、同じ態勢が続くことや無理な締め付けは避けた方がよいようです。また、足の付け根がずっと圧迫され続けると、血流が悪くなってしまうかもしれません。
抱っこ紐を装着するときは、赤ちゃんの足がだらんと垂れ下がりすぎないように気を付けるとよいでしょう。
あせもやおむつかぶれ
赤ちゃんは大人が思うよりずっと汗かきだと思ったことがある方も少なくないのではないでしょうか。
赤ちゃんの肌の皮膚は薄く、刺激に弱いため、汗をかいたままにしていたり、おむつを長時間つけたままにしておくと、あせもやおむつかぶれができてしまうようです。こまめに休息して、着替えをさせたりおむつを確認したりすることが大切かもしれません。
水分不足
抱っこ紐をしていると、熱がこもりやすく高温多湿になりがちでしょう。そのため、汗をかいたりおしっこをしたりすることで、赤ちゃんはからだの中の水分を外に出しているようです。
水分不足による脱水症状や熱中症は、夏場だけでなく、冬の間も注意が必要といわれています。赤ちゃんだけでなく、抱っこしているママやパパも水分補給を忘れず、しっかりと熱中症対策することを心がけましょう。
正しい抱っこ紐の使用方法
ママやパパのなかには、抱っこ紐の正しい使用方法が知りたいという方もいるかもしれません。正しく使用することでお出かけのときも快適になるのではないでしょうか。
装着位置を確認する
背中のベルトの位置が間違っていると、ママやパパのからだに負担がかかってしまうようです。種類によってさまざまですが、背中のベルトは肩甲骨の高さにあるのが正しい位置と説明されているものもあるため、位置が上がりすぎないよう、きちんと調節しましょう。
赤ちゃんの姿勢を整える
子どもの月齢によってさまざまな抱き方ができるのも抱っこ紐の魅力ですが、抱っこ紐を装着する際は、赤ちゃんが正しい姿勢になっているか確認することがポイントのようです。
赤ちゃんの足はM字に、背中はC字のように丸くなっているのが正しい姿勢とされています。足の形がM字になっていないと、赤ちゃんの股関節に負担がかかることもあるようなので注意が必要でしょう。
このように、正しい使用方法で装着すると、長時間着けていても腰や肩の痛みが軽減されるかもしれません。種類やメーカーによって使用方法も異なるため、自分が使用している抱っこ紐の公式サイトなどで着用前にチェックしてみましょう。
抱っこ紐を使う場面
抱っこ紐を使う頻度や時間はそれぞれの家庭によってさまざまでしょう。実際に、生後半年ほどまでベビーカーを使わず、抱っこ紐だけで行動していたというママもいれば、ほとんど抱っこ紐を使ったことがないというママもいました。
場合によって抱っこ紐を長時間使用するときがあるかもしれませんが、抱っこ紐はうまく使うことで便利なアイテムとして活用できるでしょう。どんなときに抱っこ紐があると便利か、まとめました。
お出かけ
子どもの月齢が小さい頃は、ベビーカーではなく抱っこ紐でお出かけするママやパパもいるでしょう。
ベビーカーで電車などの公共交通機関を多く利用する場合、エレベーターの必要性を強く感じるママがいるかもしれません。駅によっては、エレベーターが出たい方向になく遠回りしなければならなかったり、そもそもエレベーターがない駅もあるでしょう。そのようなときの移動を考えたとき、抱っこ紐の方が身軽でよいと感じる場合もあるようです。
また、お出かけ中に子どもがぐずったときも抱っこ紐を使うと、安心感を覚えて泣きやむ子どももいるようです。
主にベビーカーを使っているママも、抱っこ紐とうまく併用することで気持ちよくお出かけできるかもしれませんね。
帰省
実家が遠方にあったり、帰省に飛行機や新幹線を使う家庭にとっては、抱っこ紐は欠かせないアイテムかもしれません。
飛行機に搭乗する際、ベビーカーのサイズによっては手荷物として預けなければいけない場合もあるでしょう。また、抱っこ紐を持っていると、飛行機に乗る前の保安検査などでもスムーズに移動でき、飛行機へそのまま搭乗できる点もよいところのひとつかもしれません。
また、電車や新幹線を利用する際、子どもがぐずってしまったときも抱っこ紐であやすことができてよかったというママの声もありました。
帰省は荷物も多くなり、ママやパパの負担も大きくなりがちです。できるだけスムーズに移動するためにも、抱っこ紐をうまく活用するとよいかもしれません。
寝かしつけ
子どもを寝かしつけるときに、抱っこ紐を利用していたというママの声もありました。月齢によっては、寝かしつける時間が長引いたり、あるいは抱っこでないと寝てくれないこともあるかもしれません。
長時間の抱っこで、腕が疲れるときは抱っこ紐を使うとママやパパの負担を軽減できそうです。一日の育児で疲れているママやパパにとって、寝かしつけ時の抱っこ紐は役に立つアイテムかもしれませんね。
抱っこ紐を長時間使用するときのポイント
抱っこ紐は使うシーンによっては便利なアイテムのようですが、長時間使用する場合は、注意しておきたいことがあるようです。ママやパパだけでなく、赤ちゃんも気持ちよく抱っこ紐の中で過ごせるように、ママたちが実際に気をつけたポイントや持っていてよかったものなどを聞いてみました。
適切な位置で抱く
30代ママ
お互いがつらくならないように、常に赤ちゃんを抱く位置を確認していました。赤ちゃんの頭が、抱っこしている人の顔のすぐ下にきている状態が正しい位置と聞いたので、 装着する際は赤ちゃんのおでこが口元にくるように、赤ちゃんを高めに抱き上げていました。
月齢に応じて抱っこ紐を正しい位置で使用すれば、長時間のお出かけも快適に過ごせるかもしれません。低い位置になりすぎないよう高めを意識して、赤ちゃんの位置を鏡で確認するようにしていたというママの声もありました。
休憩時間を取る
30代ママ
お出かけするときは、身軽に動けるので基本的には抱っこ紐を使用していました。長時間着けていると肩こり性の私はどうしても肩や腰が痛くなるので、疲れたらベンチに座るなど、こまめに休憩を取るようにしていました。
30代ママ
デパートなどには、赤ちゃん休憩室が設置されていることが多かったので、積極的に利用していました。授乳室はもちろん、ちょっとしたキッズスペースもあったので、子どもも体を動かすことができて気持ちよさそうでした。
赤ちゃんとの移動に便利でついつけっぱなしになってしまうこともある抱っこ紐ですが、休憩時間を取ることは体力的な負担を防ぐだけでなく、気持ちよさそうな赤ちゃんを見ることで、ママやパパの気持ちも楽になるかもしれません。
抱っこ紐を長時間使用するときは、無理をせず休むことを第一に考えて行動しましょう。
抱き方を変える
30代ママ
長時間同じ体勢で抱っこ紐をしていると、赤ちゃんも飽きることがあるようで、抱き方を変えたりしていました。前向き抱きをすると、見える景色も違って楽しそうでした。
抱っこ紐の種類によっては、月齢に応じて対面抱きや前向き抱き、横抱きやおんぶなど、さまざまな抱き方ができるものもあるようです。赤ちゃんの目線から考えると、抱き方を変えることは気分転換にもなってよいかもしれません。
抱っこの仕方によっては、対象年齢が異なる場合があるので、首すわり前でも大丈夫かや腰のすわり具合、赤ちゃんの機嫌などしっかり確認してから対応しましょう。
キャリータイプとスリングタイプを併用する
30代ママ
1人目のときはキャリータイプの抱っこ紐を使っていましたが、2人目にはスリングタイプも併用していました。スリングタイプは布でできていて、持ち歩くのもコンパクトなので、とても便利でした。
スリングタイプの抱っこ紐は、布でできていることから持ち歩く際に便利なだけでなく、ブランケットやひざ掛けとしても使用できるため、キャリータイプの抱っこ紐と併用しているママも多いようです。
スリングタイプの抱っこ紐は、布でできていることから持ち歩く際に便利なだけでなく、ブランケットやひざ掛けとしても使用できるため、キャリータイプの抱っこ紐と併用しているママも多いようです。
ベビーカーと併用する
30代ママ
長時間のお出かけの際は、抱っこ紐とあわせてベビーカーを必ず持参するようにしていました。抱っこ紐を中心に使用することになっても、シーンによってはベビーカーに乗せたりと工夫していました。
赤ちゃんとママパパの両方が楽になれるので、休憩のためにもベビーカーと併用するとよいかもしれません。電車などの公共交通機関では、ベビーカーが荷物置きになってくれて移動がスムーズになったというママの声もありました。
熱中症対策をする
30代ママ
抱っこ紐をしていると、季節によっては赤ちゃんが暑くなると思い、暑さ対策のグッズを活用していました。
抱っこ紐は、ママやパパのからだと赤ちゃんのからだが密着しているため、使用する季節によってはお互いに暑くなってしまうこともあるようです。風通しをよくする小型扇風機やからだを冷やす保冷剤、紫外線をカットするUVカットケープなども便利かもしれません。
なかには、夏向けの風通しのよい素材を使った抱っこ紐もあるようなので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょう。
抱っこ紐を育児にうまく活用しよう
抱っこ紐は育児に欠かせないアイテムだというママの声もあります。抱っこ紐を長時間使用するときは、子どもの体に合ったものを選び、長さを調節する紐で抱きやすい位置に調整しましょう。
また、長時間使用しなければならない場合は、適度に休憩を取ることを忘れずに、子どもの居心地がよくなるような使い方ができるとよいですね。
生後5ヶ月頃から頻繁に使っていました。とても便利なのでついつけっぱなしになってしまいますが、肩こり性の自分のからだのことはもちろん、赤ちゃんへの負担も考えて2時間までと決めて使用していました。