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新生児が母乳を嫌がることはある?泣く・飲んでくれないときの対策は
「赤ちゃんなら、母乳が嫌いな子はいないはず」そんなイメージを持っている人は多いと思います。しかし現実では、新生児の赤ちゃんは様々な理由で授乳を嫌がる・泣く場合もあるようです。この記事では、新生児が母乳を嫌がる理由や泣くときの対処法をママたちの体験談と共に紹介します。
※この記事の内容は、2025年9月24日に更新されたものです。
新生児が母乳を嫌がる!泣く!そんなことあるの?
母乳育児をしているママのなかには、授乳をしようとしたときに、赤ちゃんや新生児が母乳を飲んでくれないことに悩むこともあるようです。実際に母乳を飲まないときの赤ちゃんは、どのような様子だったのでしょうか。
泣く
30代ママ
20代ママ
日中の授乳では泣かないのに、夕方や夜に授乳すると泣くことが多かったです
授乳しようと思っても、泣くので母乳を飲ませるのに苦労したというママがいました。なかには授乳のタイミングによって泣く・泣かないが分かれる赤ちゃんもいたようです。
遊ぶ
iStock.com/Mitsuo Tamaki
30代ママ
生後6カ月くらいになると、授乳のときに周囲をキョロキョロ見回したり、おっぱいを引っ張ったりして遊んでしまうことがありました
月齢が進むにつれて周囲の状況がよくわかるようになり、注意散漫になったり遊んでしまったりして、母乳を飲んでくれないこともあるようです。授乳中に遊び始めると時間がかかるので困ってしまったというママの声もありました。
顔をそむける
30代ママ
母乳育児をしたかったのですが、母乳を飲ませようとしても、赤ちゃんがおっぱいを嫌がるように顔をそむけてしまうことが多く、なかなか授乳できませんでした
母乳を飲ませようと思っても、おっぱいを嫌がる様子で顔をそむけてしまい飲んでくれないこともあったようです。ママたちは、赤ちゃんや新生児が授乳を嫌がる理由がわからず、困惑してしまうのかもしれません。
厚生労働省の資料※によると、第2子以降の育児に比べ、第1子の育児の授乳に不安を感じていたというママが多いようです。赤ちゃんが授乳の際に、泣いたり、顔をそむけたりすると、初めて子育てをするママは、母乳の量や授乳の仕方などに不安を感じてしまうのでしょう。
【体験談】赤ちゃんや新生児が母乳を飲まない理由
赤ちゃんや新生児が母乳を嫌がるときの理由がわからず、悩んでしまうこともあるかもしれません。ママたちは、赤ちゃんや新生児が母乳を飲まないとき、どのようなことが原因と考えたのでしょうか。
うまく吸えない
30代ママ
新生児から生後2カ月くらいまでは、赤ちゃんがしっかりと口でおっぱいをくわえられないのか、母乳をうまく吸えていませんでした
20代ママ
母乳とミルクの混合でしたが、哺乳瓶でミルクを吸うことはできても、母乳を直接飲ませようとすると泣くことが多かったです。母乳を吸うのが難しかったのかもしれません
赤ちゃんや新生児が母乳を飲まないのは、おっぱいをうまく吸えていないのが原因だと考えたというママの声がありました。うまく吸えない状態が続くと、赤ちゃんは哺乳瓶でミルクは飲めても母乳での授乳を嫌がるようになってしまうのかもしれません。
集中できない
20代ママ
周囲の様子が気になるときは、授乳に集中できない状態のようでした
30代ママ
母乳を飲んでくれないときは、その直後に寝てしまうことが多かったです。眠くて仕方なくて、母乳を飲むのが難しかったように感じました
いつもと違う場所で授乳するときや眠いときなど、授乳に集中できない状態だと母乳を飲んでくれないと感じたママもいました。他にはオムツが濡れているなど、赤ちゃんが空腹以外の不快な感情を感じているときも、授乳に集中してくれないと感じたようです。
お腹が空いていない
30代ママ
赤ちゃんが小さい頃は泣いたら授乳をしていました。もしかしたら授乳回数が多すぎて、お腹が空いていなかったのかもしれません
お腹が空いていないから母乳を飲んでくれないのではと感じたママもいるようです。授乳をする回数が多い場合には、赤ちゃんがお腹いっぱいのこともあるのかもしれません。
【体験談】母乳を飲まないときの対策
赤ちゃんや新生児が母乳を飲まないとき、ママたちはどのように対応していたのでしょうか。ママたちが実践した対策について体験談を紹介します。
授乳体勢を変える
30代ママ
新生児の頃は赤ちゃんがうまくおっぱいに吸い付けずに泣くことが多かったように感じたので、授乳するときの抱っこの仕方を変えてみました。赤ちゃんが母乳を飲みやすい体勢を見つけてからは、授乳を嫌がることなく母乳を飲んでくれるようになりました
20代ママ
授乳のときに、右の胸からは飲んでくれても、左の胸からは飲んでくれませんでした。授乳クッションを使って高さや姿勢を調整したところ、左の胸からも母乳を飲んでくれるようになりました
赤ちゃんが母乳を飲んでくれないときの対策として、授乳体勢を変えたというママの声がありました。具体的には、赤ちゃんや新生児が母乳を吸いやすくなるように、授乳する体勢を変えたり、授乳クッションを使って高さを調整していたようです。抱っこの仕方などを変えてみることで、母乳を飲んでくれるようになるかもしれません。
ミルクを足す
30代ママ
母乳の量が足りているか気になったので、ミルクを足すようにしました。哺乳瓶では上手に飲めるようでした
30代ママ
母乳育児をしたいという気持ちもありましたが、赤ちゃんが母乳を飲むことに慣れるまでは、ミルクを足す混合育児に切り替えました
厚生労働省の資料※によると、授乳について困ったこととして「母乳が足りているかどうかわからない」というママの声が一番多かったようです。そのため、新生児や赤ちゃんが母乳を飲んでくれないときの対策としてミルクを足したママもいました。明らかに母乳が足りていないと感じる場合や、体重が増えていない場合は、ミルクをうまく活用するのがよいかもしれません。
助産師さんに相談する
20代ママ
新生児の頃は授乳を嫌がり、母乳を飲んでくれないことが何度かあったので、1カ月検診で産院に行ったときに助産師さんに授乳について相談してみました
30代ママ
助産師さんに、赤ちゃんが母乳を飲まないことを相談してみました。赤ちゃんが母乳を飲んでくれるにはどうしたらよいのか、いろいろ提案してもらいました
20代ママ
母乳を嫌がって飲まず、量も足りていないようで体重もあまり増えていなかったため、助産師さんに相談しました。マッサージをしてもらって母乳が少しずつ出るようになりました
新生児や赤ちゃんが母乳を飲まないことが気になるときに、助産師さんに相談をしたママもいるようです。厚生労働省の資料※によると、産科施設、小児科施設、市町村の保健センターなどでは授乳に関する支援などを行なっているようです。授乳で困ったときには、産院や自治体などに相談してみてもよいかもしれません。
授乳中の姿勢をチェックしてみよう
授乳の際、無意識に前のめりになったり、無理な姿勢になったりしていませんか?身体に力が入った状態での授乳は、肩こりや腱鞘炎など、ママの不調につながりかねません。また、赤ちゃんが上手に乳首をくわえられず、乳首が切れてしまったり、十分に母乳を飲めなかったりすることもあります。ママと赤ちゃん、どちらもリラックスして授乳できる姿勢をぜひ見つけてみてください。
横抱き
産院でもよく指導される、もっとも一般的な授乳スタイルです。授乳する側の乳房と同じ腕で赤ちゃんの頭からお尻までを支え、もう一方の手で乳房を支えます。ママの位置から赤ちゃんの口元が見やすいため、きちんと飲めているかチェックしやすいのがメリットです。一方で片腕で赤ちゃんの体重を支える必要があるため、ママの腕や肩が疲れやすい特徴があります。授乳クッションやタオルなどを利用して楽な姿勢を保つようにしましょう。
交差横抱き
横抱きとは逆に、授乳する側の乳房と逆の手で赤ちゃんの頭を支えながら授乳するスタイルです。手のひらで赤ちゃんの頭を支えるため、赤ちゃんの口を乳首に誘導しやすく、深くくわえさせやすいのがメリットです。一方で手のひらに力をこめすぎてしまうと、腱鞘炎の原因になることも。横抱きと同じく授乳クッションやタオルなどを利用し、手に力が入りすぎないようにするのがおすすめです。
フットボール抱き
名前のとおり、フットボールを脇に抱えるように赤ちゃんの体を脇に挟んで授乳するスタイルです。横抱きが苦手な赤ちゃんでも、フットボール抱きなら飲めるという赤ちゃんも珍しくありません。帝王切開で手術の傷が痛む方や、双子の授乳にも適しています。赤ちゃんが不安定な姿勢になりやすいので、体がねじれないよう背中側に授乳クッションを置きながら授乳するのがよいでしょう。
母乳を飲まないときには原因を考えながら対応しよう
iStock.com/maybefalse
授乳は、ママたちが子育ての中で一番初めに悩むポイントかもしれません。今回の記事では、新生児や赤ちゃんが母乳を飲まないときの様子や理由、対策についてご紹介しました。
ママたちは、授乳のときに赤ちゃんや新生児が泣く、嫌がるなど母乳を飲んでくれないことに悩むこともあるようです。母乳を飲まないときには、原因を考えながら、授乳の姿勢を変えたり、哺乳瓶でミルクもあげてみたり、助産師さんに相談したりと工夫しながら赤ちゃんへの授乳ができるとよいですね。
新生児の頃は、おっぱいを口に含ませると嫌がり、泣くことがありました