里帰り出産や同居で、実母との関係がストレスに?!2つの大きな原因は…

里帰り出産や同居で、実母との関係がストレスに?!2つの大きな原因は…

2017.03.16

実母は義母と比べると気兼ねなく接することができる反面、遠慮がないのでぶつかりあいストレスが多い関係性といえるかもしれません。そこで今回は、同居や里帰り出産などで起こりがちな実母とのコミュニケーショントラブルの解決法を探ってみました。

産後、母娘関係が悪化する?

筆者は現在、実母と同居しています。もちろん、子どもをみてもらえたり家事を協力し合ったりできるのはありがたいのですが、日々小さなトラブルも経験しています。母娘なので仲良くしたい気持ちはあるけれど、子どもが生まれてからはちょっとむずかしい…。

まわりのママたちからも「姑より実母との関係でモヤモヤしている」という声をよくききます。


【同居】育児について、意見が食い違う

母娘が同居している場合、以下のような小さなトラブルがあるようです。


・料理やそうじなど、家事やり方の相違


・育児論でぶつかる


生活を共にしているストレスと、気兼ねなく言い合えることが、逆にトラブルが起こりやすい関係かもしれません。

母が娘の子育てを温かく見守りサポートできるか、娘がそのありがたさを日々意識できるか、母に頼む以上、母のやり方を尊重できるかなど、お互いのちょっとした気づかいが良い関係性を保つ鍵を握っているのではないでしょうか。


【2世帯同居】産後は関係性が変化する?

同居に比べて一定の距離を保てる関係に見えますが、それでも「モヤモヤ」は抱えているようです。


・プライバシーを守れない時がある


・生活音や足音などの騒音問題


生活は別々でも、娘家族の生活態度などに口を出してくることがあるようです。2世帯といっても同じ家のため、親側が世間体を気にしているのも原因のひとつかもしれません。


【実家が遠い】里帰り出産したとき

ふだん離れているにも関わらず、やっぱり小さなトラブルがあるそうです。


・事情を知らないのに子育ての方針に口を出す


・不必要なものを送ってくる


親からの小言に慣れている同居、二世帯パターンとは違って「たまに」だからこそトラブルになってしまうことも。結果的にたまにしか実家に帰らなくなったり、用事がある時だけ実家と接触するママが筆者のまわりには多いです。でも、どのパターンでも総じて


「いまだに小言をいわれる」


というのが多いのではないでしょうか?

2つの大きな原因は

実母とのトラブルの大きな要因として「子育て」と「家事」があげられます。


子育て

同居か否かに関わらず、育児論でぶつからない母娘はおそらく少ないのではないでしょうか。

ファッションにトレンドがあるように、子育てにおいても時代ごとに流儀があるので、どうしても考え方がぶつかってしまうのは避けられません。特に今は「褒めて伸ばす時代」ですが、親世代が子育てしていた時はちがいました。世代間ギャップも大きな原因になっているのではないでしょうか。


家事

娘の家事のやり方などについて、母が良かれと思って改善点などを提案したりすることでトラブルにつながることもあるようです。

実際のトラブル(体験談)

初めての出産で

初めての子育てから来る不安で、筆者は同居している母に子育てについて何かと相談していたのですが、それが結果的にトラブルを引き起こしていました。母の回答と最新の育児書や医師からの回答が違ったりして、密かに悩むこともしばしば。

子どもができて、娘側は「母になった」という実感があるものの、親側はいつまでも「娘の母」という立場や価値観を保ち続けます。お互い「母」というカテゴリーに属しながらも先輩ママと新米ママという関係性。慣れない育児に加えて、母と揉めることは結構なストレスでした。


母が来たらすぐ掃除…

母は、少しでも筆者の家事に落ち度があれば重箱をつつくように指摘してきます。なので「親に叱られるから掃除しよう」というモチベーションで家事をすることもあるぐらいです。アドバイスはありがたいのですが、あまり口うるさく言われるとげんなりしてしまいます。

こちらの記事も読まれています

ストレス回避法は「感謝すること」

では、どうやって実母とのトラブルを乗り越えればよいのかを考えてみました。


「ありがとう、参考にしてみるね」

加齢とともに、自分とはちがう考え方ややり方を認めるのは、どんどんむずかしくなるようです。そんな親世代の考えを変えるのではなく、


娘側が柔軟に対応した方が結果的に丸くおさまる


のではないかと感じます。親からのアドバイスを否定するとどうしてもぶつかってしまうので「ありがとう。参考にしてみるね」と、まずは感謝の気持ちを持って受けとめるとよいのかもしませんね。


感謝の気持ちを形にする

でも、実母だからこそ「ありがとう」と直接言いづらいこと、ありませんか?だからこそ、できる限り感謝の気持ちを形にするようにしています。たとえば、子どもの面倒を見てもらった時には帰りケーキを買って帰る、定期的に外食に誘ってごちそうする、などです。親だからつい甘えてしまう事が多いですが、親も


「孫の面倒ばかり見ていられない。自分の時間も欲しい」


と思うのが本音。安易に頼ってしまうと嫌がられることもあります。こまめにお礼することで良い関係性が保てるのではないでしょうか。

娘も母のサポートを

こまめにお礼するのは難しい…という方におすすめなのが、母の携帯電話購入のサポートや、ネットでの買い物をサポートしてあげること。スマホの使い方を教えてあげたり、代わりにネット注文してあげると喜ばれると思います。

電子機器に弱い親世代。新しい家電の設置や使い方をサポートしてあげると、素直に「ありがとう」と言ってくれます。お互いに弱い部分を助け合うことで、対等な関係に一歩近づくのではないでしょうか。

身近な存在だからこそ

画像

実母の性格は長年の付き合いでかなり熟知しているはず。「あの人がこう言う時はだいたい機嫌悪い時だな」など母の性格を分析してみると、衝突やストレスも少なくなるかもしれません。

また、折をみて母娘水入らずの時間を過ごすと、喧嘩にならず素直に話し合えることもあります。身近すぎてふだんは意識しないかもしれませんが、母娘ですごせる時間も限られています。感謝の気持ちを持つことで「モヤモヤ」を解消できたらいいですね。

2017.03.16

産後カテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。