雪遊びの種類は何がある?定番の遊びやちょっと変わった遊び

いつもと違う、かまくらを作る方法

雪遊びの種類は何がある?定番の遊びやちょっと変わった遊び

子どもと雪遊びしよう!と思いついても、楽しい雪遊びの種類には何があるのか、具体的には思い浮かばないときもあるかもしれません。今回の記事では、定番の雪遊びの種類と、ちょっと変わった雪遊びの種類には何があるのか、元幼稚園教諭やママたちの体験談も交えながら紹介します。

雪遊びの種類は何がある?

冷たくてフワフワの雪。雪が積もるだけで、窓から見える外の風景もいつもと違って見えますね。もし雪が積もったら、雪ならではの遊びを子どもといっしょに楽しめるとよいですね。雪を使った遊びにはどのような種類があるのでしょうか。

定番の雪遊びの種類

定番の雪遊びは、ママも一度はやったことがあるかもしれませんね。子どもといっしょに楽しめる、定番の雪遊びといえば何があるのでしょうか。


雪うさぎ

雪うさぎは、見た目がかわいく簡単に作ることができるので、小さな子どもと遊ぶときに喜ばれるかもしれません。手で雪を好きな大きさに丸め、葉っぱの耳と、小石やなんてんの赤い実を使った目を飾れば完成です。

丸める雪の形をたまご形にしてみたり、まん丸にしてみたりと変化をつければ、さまざまな雪うさぎの表情を楽しめるでしょう。また、大きさを少しずつ変えて並べ、雪うさぎの家族を作ってみるのも楽しいかもしれませんね。

水気の多い雪や、サラサラの雪はまとまりにくいので、ちょうどよいかたさの雪を子どもといっしょに探して作ってみるとよいですね。


雪だるま

雪だるま
© tamayura39 - Fotolia

雪遊びの定番とも言える雪だるま作り。雪だるまは、大小2つの雪玉を作り、大きいほうの雪玉が体、小さいほうの雪玉が頭になるように重ねるのが基本の作り方です。

小石や木の枝などを利用してオリジナルの顔を作ったり、小さい子どもなら、自分で作った手のひらサイズの雪だるまを沢山作って並べて遊んでも楽しいですね。
 
雪だるまの体を2段ではなく、3段にし、小石で目と口を、鼻としてニンジン顔につければヨーロッパ風の雪だるまも作ることもできます。海外の絵本に出てくるような、ちょっとおしゃれな雪だるまが作れるかもしれませんね。


かまくら

まるで雪のお家のようなかまくらは、子どもに人気があるのではないでしょうか。まず作るかまくらの広さを決め、ガイドとなる線を地面に円形に描きます。描いた円の上に、作りたいかまくらの高さまで雪をどんどん積んで固めていきます。

雪がサラサラで固まりにくい場合は、水をすこしずつかけながら固めていくとよいでしょう。十分な大きさまで雪を積み固めたら、出入口となる正面部分から内側に向かって掘っていき、かまくらの形になるように壁を固めながら成形して完成です。

応用の作り方として、作りたいかまくらの大きさに合わせて雪のブロックを沢山作り、レンガのように積んでかまくらの壁を作っていく方法もあります。大きめで四角い形のプラスチックケースなどを型にしてブロックを作り、水や雪を接着剤のように使いながら積んでいくとよいでしょう。


そり遊び

そり遊びは、土手などがあれば傾斜を利用して滑ることができますが、近くに傾斜のある地面がない場合は、子どもといっしょに滑るための雪山を作って遊ぶのも楽しいかもしれません。

また、コメ袋でソリを作ったというママの声もありました。北海道出身の方から教えてもらったアイディアで、その地域ではメジャーな工作遊びだそうです。


雪合戦

画像
iStock.com/vessoft

雪合戦は準備なしにすぐできるので、雪が積もるとすぐに始めることができます。いっしょに遊ぶ人数が多いときはチーム戦にして、はさみうちで雪玉を当てるなど作戦を立てながら遊ぶと盛り上がるという元幼稚園教諭の声もありました。

また、まだルールが理解できない小さな子どもは、的あて形式にするなどの工夫すると、楽しめるかもしれませんね。雪合戦で遊ぶ際には、雪玉を顔は当てないなど、ケガをしないようにルールを決めるとよいでしょう。

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ちょっと変わった雪遊びの種類

雪があるからこそできる、いつもとはちょっと変わった遊びには、どのようなものがあるでしょうか。


スノーボールランタン

スノーボールランタンは、手のひら大の雪玉をドーム状に積み上げて作る、雪のランタンです。雪玉を沢山作り、円に並べ、ドーム状に積み上げていきます。雪玉で作ったドームの中にろうそくを置いて火をつければ完成です。

ランタンの中に置いたろうそくの灯が、雪からうっすら透けて見えるので、幻想的な雰囲気を感じられるかもしれません。子どもといっしょにランタンを作ったら、火を灯したときの雰囲気の変化もいっしょに楽しめますね。

ただし、火をつけているときには必ず子どもから目を離さないように気をつけましょう。


雪にお絵かき

食器用洗剤の容器に絵の具などで作った色水を入れて、雪の上にお絵かきをする遊びは子どもたちに人気があるようです。赤と青の色水が雪の上で混じって紫色になったりすると、色の変化に子どもたちも夢中になるかもしれませんね。

また、色水と雪を使ってかき氷屋さんごっこをしたという元幼稚園教諭の声もありました。泥水もチョコレートの味のシロップに見立て、盛り上がったようです。


宝探し

雪を掘った中から宝物が見つかると、子どもはとても盛り上がるようです。隠す宝物はマスや車など砂場用のおもちゃを利用してもよいですし、子どもと宝物を手作りして雪の中にうめてもよさそうです。

雪遊びをするときに注意したいこと

ママたちや幼稚園の先生たちは、子どもと雪遊びをするとき、どのようなことに気をつけたのか聞いてみました。


遊ぶときの服装

「防寒のためと、濡れても気にならないようにスノーウェアを買いました」(30代ママ)

「しもやけにならないように必ず手袋をつけ、長靴を履くように伝えていました。遊び終わったあとは、服や靴下がビショビショになるので、雪遊びが終わったあとは風邪をひかないように着替えていました」(元幼稚園教諭)

防寒対策と水濡れ防止のためにスノーウエアを準備したママもいるようです。また、遊んでいるとシャツが出てきてお腹が見えてしまうことがあるので着崩れないようにしっかり着せ、風邪をひかないように濡れたら着替えることもポイントなようです。


遊ぶ時間や場所

「日が落ちると急に冷えるので、お昼前後の時間のみにするなど、遊ぶ時間も意識していました」(30代ママ)

「園庭や公園の端の方は、排水溝などあって危ないなと思ったので、なるべく中心に近い場所で遊んでいました」(元幼稚園教諭)

「濡れて滑るとあぶないので、公園の遊具には登らないように声をかけていました」(元幼稚園教諭)

普段と同じ遊び場所でも、雪に覆われて隠れている場所があったり、濡れていたりするので排水溝や遊具などに気をつけたようです。


こまめに水分補給や休憩をする

「水分補給はこまめに行っていました。年齢が小さいと遊びに夢中になって水分補給を忘れてしまうこともあったので、休憩でみんなで水分を摂る時間を作っていました」(元幼稚園教諭)

寒いと忘れがちな水分補給と休憩をしっかりととるように気をつけたようです。時間を区切って遊んだり、水筒を持参するとよいかもしれません。

雪遊びを思いっきり楽しもう

雪の中で遊ぶ赤ちゃん
iStock.com/JGalione

今回は、雪遊びの種類には何があるのか、元幼稚園の先生やママたちに聞いてみました。定番の雪遊びから、ちょっと変わった雪遊びまで、ママたちは子どもの意見も取り入れながら雪遊びを楽しんでいるようです。

子どもの好きそうな種類の雪遊びを見つけたら、子どもの様子を見ながらいっしょにアレンジして楽しんでもよいかもしれません。

2019.01.19

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