
たまに作る保育園のお弁当に、何を入れようかと考えるママは多いのではないでしょうか。2歳の子どものお弁当作りで特に意識したことや、2歳でも簡単に食べられるアレンジおかずを、ママたちの体験談と共にご紹介します。
ママたちに、2歳の子どもが喜んで食べられるお弁当作りの工夫を聞いてみました。
「“今日は小松菜を残してしまいました”と保育園の連絡帳に書いてあり、2歳は食べられる量が少ないのに、苦手なものを入れると食べる量がさらに減ってしまうと心配になりました。子どもの苦手なものはお弁当に入れないようにしています」(ママ:20代)
「保育園ではお友だちと楽しく食べてほしいので、好きなものを入れています」(ママ:30代)
「バター炒めなどの形がわかるほうれん草は残しますが、大好きな卵焼きの中に刻んで入れると残さず食べます」(ママ:30代)
2歳になると、味や食感などの好みが出てくるようです。保育園のお弁当には苦手なものは入れないというママや、食べてくれるような調理の工夫をして入れているというママがいました。
「夕飯で子どもが食べていたおかずは、お弁当に入れても残してくることはありません」(ママ:30代)
「普段は三角や俵型のおにぎりを作っていますが、気合いを入れてキャラクター顔のおにぎりにしてみたら残してしまいました」(ママ:20代)
食べ慣れたものがお弁当に入っていると、子どもも安心して食べられるかもしれません。たまに作るお弁当だからとあまり特別感を出さず、普段から子どもが食べているものを入れるのがよさそうです。
「フォークを使って食べたがるので、ミニトマトなどの丸いおかずは、簡単に刺せるように半分に切って入れるよう心がけています」(ママ:30代)
「手づかみで食べることが多いので、手が汚れやすいミートボールなど、ソースと絡んでいるおかずはなるべく避け、味付けした肉団子などを入れています」(ママ:30代)
手づかみしたい、フォークを使いたい、手が汚れるのがイヤ、など家で子どもの食べる様子を見ながら、子どもが1人でも食べやすい工夫をしているママもいるようです。
「ピックは先が尖っていて、保育園で2歳の子どもが使うには危ないかもしれないと心配だったので、お弁当には使っていませんでした」(ママ:30代)
「ラップで包んだおにぎりを入れていたら、そのまま食べようとしていたようでした。自分でラップを簡単に取り外せるようになるまで、ラップは使わないようにしています」(ママ:30代)
お弁当に便利なピックやラップは、2歳の子どもには扱いにくいかもしれません。家で使い方を練習してしっかり使えることを確認してから、保育園のお弁当に入れるとよさそうです。
「子どもでも蓋が簡単に開けられるお弁当箱を選びました」(ママ:30代)
「果物は食べ忘れがないように別容器にせず、1つのお弁当箱の中に入れるようにしています」(ママ:30代)
「保育園に行き始めた頃は、1人でお弁当を食べるのに時間がかかると思ったので、慣れるまで量を少なめにしていました。家に帰っておやつを欲しがる様子を見て、徐々に量を増やしました」(ママ:30代)
2歳でも開けやすいシンプルなお弁当箱や、その子に合った食べきれる量を意識しているようです。
2歳の子どもが簡単に食べられる、ホットケーキミックスを使ったアレンジおかずを紹介します。
子どもが苦手な食材は、ホットケーキに混ぜると食べやすくなります。筆者はよく、にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどを入れています。
(1)にんじんはすりおろすか、みじん切りにして少量の水と共に電子レンジで加熱します。
(2)ほうれん草は下茹でし、葉の先端部分をみじん切りにします。
(3)かぼちゃは適量を電子レンジで加熱した後、皮を取ってフォークなどでつぶします。
(4)牛乳や卵を分量通りに混ぜたホットケーキミックスと、食材を混ぜて焼きます。
水分の多い食材を混ぜると、生地が緩くなるかもしれません。筆者はホットケーキミックスを足す代わりに、きな粉を入れて生地を調整します。大豆製品が苦手な筆者の子どもに、何とか大豆を食べてもらいたいと考え、ホットケーキにきな粉を混ぜてみると、子どもは嫌がらずに食べてくれました。
小麦粉の代わりにホットケーキミックスを使うと、少し甘みがあるので、子どもも食べやすいようです。筆者はキャベツ、ツナ、粉末だしを入れて作り、おかずの一品としてお弁当に入れます。ツナの代わりに刻んだソーセージやひき肉でもよいでしょう。
(1)キャベツはみじん切りにし、電子レンジでしんなりする程度まで加熱します。
(2)ツナは水煮を使い、水気を切った後食べやすい大きさにほぐします。
(3)牛乳や卵を分量通りに混ぜたホットケーキミックスと、適量の粉末だしと、食材を混ぜて焼きます。
筆者はミニサイズのホットケーキをたくさん作って、粗熱を取った後に1枚ずつラップに包み、ジッパー付きの袋に入れて冷凍保存しています。時間のあるときに多めに作って冷凍しておけば、お弁当の日の朝も、解凍して詰めるだけなのでとても簡単です。ミニサイズで作ると子どもの朝食やおやつにもちょうどよく、筆者の子どもは喜んで食べてくれます。
保育園では給食が多いので、たまにあるお弁当の日を楽しみにしている子どもも多いようです。2歳の保育園のお弁当には、子どもの好きなものや、1人で簡単に食べられるものを入れるなど、子どもが全部食べられる工夫をしているママが多くいました。2歳の子どもが「自分で食べられた!」と、自信につながるお弁当を作ってみてはいかがでしょうか。
2017年12月27日
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