離乳食中期に昆布だしを取り入れようと考えたとき、進め方や食べさせる量に悩むママもいるのではないでしょうか。おかゆなどの離乳食中期に食べられる昆布だしを使ったアレンジレシピや昆布だしの基本の取り方、電子レンジを使った時短方法、ペットボトルを使った保存方法についてもお伝えします。
離乳食中期に入るとママたちは、離乳食を作ることや食べさせることにも慣れてきた頃でしょう。食べ物を上手に飲み込めるようになり、形状をペースト状から粗つぶしに変えたことで、食べにくさを感じ口から食べ物を出してしまうなど、新しい悩みが出てくることもあるようです。
基本的な離乳食中期の進め方について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。
厚生労働省の資料によると、生後7カ月から8カ月頃が離乳食中期とされています。離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくとよいとされています。
離乳食中期に入り、いろいろな食材に挑戦していく中で赤ちゃんがあまり食べてくれない食材もあるでしょう。離乳食に食べムラがでてきたときや苦手な食材を食べやすくしてあげるための工夫として、風味付け程度に昆布だしを取り入れるのがよさそうです。
昆布だし自体に味はしないので、食材の味を大きく消すことはありません。一般的に昆布に含まれているうま味成分には、素材の味を引き立てる役割があるといわれています。
離乳食中期の1回あたりの食事量の目安は以下の量とされています。
穀物:全がゆ50g~80g
野菜・果物:20g~30g
魚:10g~15g
肉:10g~15g
豆腐:30g~40g
卵:卵黄1個~全卵1/3個
乳製品:50g~70g
穀類はⅠ類の炭水化物素材、野菜や果物はⅡ類のビタミン、ミネラル素材、魚、肉、豆腐、卵、乳製品はⅢ類のタンパク質素材と分類します。
昆布はⅡ類に分類されますが、離乳食中期に昆布だしを使う量はママによってそれぞれ違うようでした。昆布は野菜の下ゆでや離乳食の水分調節に使うときは、量の目安はあまり意識しなかったという声もありました。
昆布だしの取り方を改めて知りたいというママもいるのではないでしょうか。基本の昆布だしの取り方や火を使わず昆布だし作る方法をご紹介します。
材料:昆布10cm~20cm、水1L
昆布は、水洗いをすると表面のうま味成分を洗い流してしまうこともあるようです。赤ちゃんに安心してあげられるように汚れは丁寧にふき取ってくださいね。
鍋で昆布だしを取るときは、水から昆布を煮だし沸騰する前に昆布を取り出すことがポイントです。お湯が沸騰してしまうと、昆布にぬめりでたり風味が飛んでしまう原因となります。
早煮昆布や食べる用の昆布ではなく、だし用の昆布を使った方がおいしい昆布だしになるというママの声もありました。
火を使わずに作る昆布だしのレシピです。分量はお家にある麦茶ポットの大きさに合わせ
て調節してみてくださいね。
電子レンジですぐ作れる昆布だしは、急いでいるとき便利に活用できそうです。離乳食用に少量だけ作りたいときは、マグカップや電子レンジ対応している器を使用しましょう。だしを取った昆布は、大人の煮物や炒め物などに再利用してもよいかもしれません。
離乳食中期に食べやすいかつおだしを使ったレシピをご紹介します。
食べられる食材が増え、味がしないおかゆを食べなくなってしまう赤ちゃんもいるかもしれません。ほんのり甘味を感じるカブと中期から食べ進めたいサケを合わせたおかゆで気分を変えてあげましょう。昆布だしが野菜の甘味を引き立ててくれそうです。
昆布とかつおの合わせだしの作り方は、昆布を取り出したあとに一度沸騰させてから、かつおぶしを入れ火を止め、かつおぶしが鍋の底に沈んだら、クッキングペーパーを敷いたざる、またはこし器などでこしてでき上がりです。
昆布だしは味が薄く感じることもありますが、かつおだしは香りや風味、塩味を感じることできると思います。離乳食に慣れてきた中期頃からだしのバリエーションを増やしていくのもよい方法かもしれません。
ささみのひき肉がないときは、鶏ささみを細かく刻み代用してくださいね。モグモグの練習にもよいレシピではないでしょうか。
赤ちゃんの離乳食用のだしを毎回とるのは大変と感じるママもいるかもしれません。使い切れなかった昆布だしはタッパーなどの保存容器や消毒したペットボトルなどの蓋つきの密閉容器に入れて冷蔵保存をしたり、製氷皿1マスに大さじ1程度ずつ流し入れ、ラップをして冷凍保存しておくと便利です。
どちらの保存方法の場合も、離乳食に使うときは加熱し、保存した手作りの昆布だしは、早めに使いきるようにしましょう。
離乳食中期に入ると味がしないものや嫌いなものを口から出してしまう赤ちゃんもいるかもしれません。食事があまり進まないときや少し気分を変えてあげたいとき、パサパサする食材を食べやすくするために昆布だしを使って使ってみてはいかがでしょうか。
おかゆにほんの少し昆布だしを混ぜるだけでも、赤ちゃんは新しい味と感じ、いつもよりたくさん食べてくれることもあるようです。
冷蔵庫で保存するときは、ペットボトルや麦茶ポットなどお家にある使いやすいものを活用してみてくだいね。作りおきした昆布だしを離乳食に使う場合は、電子レンジで温めるなど再加熱してから使いましょう。
昆布だしの取り方を覚えると離乳食レシピの幅も広がるでしょう。赤ちゃんの食欲や成長のペースに合わせ柔軟に昆布だしを取り入れてみてくださいね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月26日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2019年08月01日
クリスマス当日はどんな料理を作りますか?クリスマス料理の準備をしていない方、何を作ろうと迷っている方に向けて、当日でも間に合うクリスマスレシピをKIDSNA編集部が厳選しました。簡単に作れるクリスマスレシピで、心もお腹も満たされるクリスマスを過ごしてみては。
離乳食が1回食から2回食に進み、食べる量や食材の種類も少しずつ増えてくるとされる離乳食中期。さまざまな食感や味を赤ちゃんが楽しめるよう、いろいろな食材を取り入れていきたいですよね。離乳食中期の進め方や取り入れられる食材、調理のポイントについてまとめました。
初めて口にするものばかりの離乳食初期。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは何が食べられるのか、初期の離乳食はどのように進めればよいのか知りたい保護者も多いのではないでしょうか。食材別の離乳食初期の進め方や、調理のポイントをまとめました。
健康や美容、ダイエットの大敵というイメージもある油。油がわたしたちのからだに必要なものだと知っていますか?実は、脂質に分類される油は、健康なからだ作りに重要な役割を担っています。今回は、油の健康効果について管理栄養士の土肥先生が解説します。
昭和産業株式会社
PR
ピクニックやお外ランチにぴったりなサンドイッチ。ピクニック、行楽、キャンプ…など、これからの季節に大活躍するでしょう。サンドイッチはでかける前にパパっと作れる手軽さもうれしいですよね。今回はPascoの「超熟」を使った、お出かけサンドイッチのレシピアイディアをご紹介します。
敷島製パン株式会社
PR
日々成長する赤ちゃんのために、おいしい離乳食を作りたい!でも、赤ちゃんのお世話をしながら、月齢に合わせたごはんを毎日作るのは、なかなか大変ですよね。そこで今回は、手軽さとおいしさを両立した「赤ちゃんのパックごはん」をご紹介。おいしさのヒミツと、実際に試食したママたちの声をお伝えします。
ピジョン株式会社
PR
離乳食にヨーグルトを取り入れたいとき、子どもへの与え方について知りたいママやパパもいるでしょう。今回は、離乳食時期別のヨーグルトの取り入れ方やアレンジ方法についてご紹介します。
和食を作るときの献立について、「主菜は決まっていても付け合わせがなかなか決まらない」こともあるのではないでしょうか。主菜に添えるちょっとした付け合わせの副菜や汁物があるだけで献立が豊かになりますよね。今回は和食の主菜に合う付け合わせの定番レシピ、ひと手間加えたアレンジレシピを紹介します。
1歳の子どもがおいしく食べられるパンケーキのレシピにはどのようなものがあるのか、気になるママやパパもいるのではないでしょうか。野菜や果物を使いたい、卵なしで作りたいと考えることもあるかもしれません。子どもが食べるパンケーキを用意するときのポイントや、アレンジレシピについてご紹介します。
こどもの日にどのようなお祝いメニューを作ろうか悩むママもいるかもしれません。主役の子どもがよろこんでくれる食べ物を用意したいですよね。今回は、ママたちに聞いた実際に作ったお祝いメニューや作るときのポイント、離乳期から幼児期の子どもや大人もおいしく食べられる簡単レシピなどをご紹介します。
1歳の子どもの献立を考えるとき、1回の食事量や味つけなどについて気になっているママもいるかもしれません。今回は、厚生労働省の資料を参考にした離乳食完了期の進め方や、ママたちが離乳食を作るときに行っている工夫、実際に作った1歳の子どもに向けた献立などを体験談を交えてご紹介します。
離乳食後期の赤ちゃんが食べられるプリンを作りたいというママやパパもいるかもしれません。どのようなことを意識しながらプリンを作るとよいのでしょうか。電子レンジで簡単に作れるミルクプリンや、卵や牛乳を使わない豆乳プリンなどのアレンジレシピ、プリンを作るときのポイントをご紹介します。