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【離乳食後期・完了期】赤ちゃんのための昆布だしの取り方レシピ
昆布だしを使った簡単和食レシピ
離乳食後期・完了期に昆布だしを取り入れようと考えたとき、進め方や取り入れ方に悩むママもいるのではないでしょうか。離乳後期・完了期に食べられる昆布だしを使ったアレンジレシピや昆布だしの基本の取り方、電子レンジを使った時短方法、ペットボトルを使った保存方法についてもお伝えします。
離乳食後期・完了期の進め方
離乳食後期や完了期に入り、手づかみ食べが上手になり、スプーンなどの道具を使える赤ちゃんが多くなり、味がしないもの嫌がる赤ちゃんいるかもしれません。
卒乳へ向け栄養バランスがよくしっかり食べてくれる離乳食を作りたいと思っていてもわからないことばかりでどのように進めていけばよいのか、悩んでしまうママもいるかもしれません。
離乳食後期・完了期の離乳食の量の目安について厚生労働省の資料を参考にご紹介します。
離乳食の量の目安
離乳食後期・完了期の1回あたりの食事量の目安は以下の量とされています。
<後期>
穀類:全粥90g~軟飯80g
野菜・果物:30g~40g
魚:15g
肉:15g
豆腐:45g
卵:全卵1/2個
乳製品:80g
<完了期>
穀類:軟飯80g~ご飯80g
野菜・果物:40g~50g
魚:15g~20g
肉:15g~20g
豆腐:50g~55g
卵:全卵1/2個~2/3個
乳製品:100g
離乳食後期・完了期の頃には、ごはんやパン麺類などの主食、野菜や果物、肉や豆腐、卵などのタンパク質性食品をバランスよく組み合わせ、食品の種類、調理方法にバリエーションを持たせるのがよいようです。
昆布だし自体味が薄いので、食材の味を大きく消すことはありません。一般的に昆布に含まれているうま味成分には、素材の味を引き立てる役割があるといわれています。
昆布だしの取り方レシピ
昆布だしの取り方を改めて知りたいというママもいるのではないでしょうか。基本の昆布だしの取り方や火を使わないで昆布だし作る方法をご紹介します。
お鍋で作る 基本の昆布だし
材料:昆布10cm~20cm、水1L
- 水に濡らし固く絞った布巾やキッチンペーパーで昆布の表面の汚れをふき取る
- 鍋に水と昆布を入れ10分以上おく
- 弱火にかけ鍋底に泡がでてきたら昆布を取り出す
- 再度沸騰させる
昆布は、水洗いをすると表面のうま味成分を洗い流してしまうこともあるようです。赤ちゃんに安心して与えれるように汚れは丁寧にふき取ってくださいね。
鍋で昆布だしを取るときは、水から昆布を煮だし沸騰する前に昆布を取り出すことがポイントです。お湯が沸騰してしまうと、昆布にぬめりでたり風味が飛んでしまう原因となります。
早煮昆布や食べる用の昆布ではなく、だし用の昆布を使った方がおいしい昆布だしになるというママの体験談がありました。
冷蔵庫で作る 水出し昆布だし
- 水に濡らし、固く絞った布巾やキッチンペーパーで昆布の表面の汚れをふき取る
- 昆布をキッチンばさみで細かく刻む
- 麦茶ポットに昆布と水を入れる
- 冷蔵庫で5時間以上冷やし昆布を取り出す
火を使わずに作る昆布だしのレシピです。分量はお家にある麦茶ポットの大きさに合わせ
て調節してみてくださいね。手作りの昆布だしを保存するときは、消毒したペットボトルや蓋つきのガラス瓶など冷蔵庫で保存しやすい密閉容器を使用するのもよいでしょう。
レンジで作る 時短昆布だし
- 水に濡らして固く絞った布巾やキッチンペーパーで昆布の表面の汚れをふき取る
- 耐熱ボウルに昆布と水を入れる
- ふんわりとラップをかけ、電子レンジで3~4分加熱する
- 昆布を取り出す
電子レンジで作れる昆布だしは、急いでいるとき便利に活用できそうですね。離乳食用に少量だけ作りたいときは、マグカップや電子レンジ対応している器を使用しましょう。だしを取った昆布は、大人の煮物や炒め物などに再利用してもよいかもしれません。
離乳食後期・完了期の昆布だしを使ったレシピ
離乳食後期・完了期の昆布だしを使ったレシピをご紹介します 。離乳食の進み具合に合わせて、食材の大きさや味を調節してみてくださいね。
ツナとひじきの炊き込みごはん
- お米を研ぎ、目盛りの少し上まで昆布だしを入れ吸水させる
- ひじきを水でもどし、ごぼうはアク抜きしておく
- ひじき、ごぼう、にんじん、しいたけ、を食べやすい大きさに切る
- 炊飯器に醤油、みりん、酒を少々ずつ入れて軽くかき混ぜ、その上に野菜としいたけ、ひじき、ツナをのせ炊飯を開始する
- 食べる直前に青のりをかける
離乳食後期・完了期に炊き込みごはんを作るときは、赤ちゃんの分だけ取り分けだし汁をたしてラップをかけレンジで加熱すると柔らかめのごはんになります。昆布だしとツナ2種類の食材から抽出されたまうま味がごはんにしみ込み、大人もおいしくしく食べれる炊き込みごはんレシピです。
五目うどん
- にんじんとキャベツを柔らかく茹で、細かく刻む
- 鍋に昆布だし、うどん、刻んだ野菜、醤油少々を入れ、煮立て卵黄を溶き入れる
- 卵にしっかり火が通り、ふんわりと固まったら火を止める
主食、主菜、副菜が一度にとれるバランスがよいうどんのアレンジレシピです。季節の野菜を上手に取り入れるとバリエーションも増やせそうです。調理に油を使っていないので、夏は冷やしうどんにしてもよいかもしれません。
しらす入り出汁巻き卵
- 卵、しらす、小ねぎ、昆布だし、塩・砂糖少々を混ぜ合わせる
- フライパンにサラダ油を敷き、卵液を1/4ずつ流し入れ、巻きながら焼いていく
- 粗熱が取れたら手づかみ食べしやすい大きさに切り分ける
子どもも大人も食べられる昆布だしを使った出汁巻き卵です。ふんわり柔らかく仕上げるコツは、卵を混ぜすぎないことやだし汁の量を少々多めすることのようです。
昆布だしの保存方法
赤ちゃんの離乳食用のだしを毎回とるのは大変と感じるママもいるかもしれません。使い切れなかった昆布だしはタッパーなどの保存容器、ペットボトルなどの蓋つきの密閉容器に入れて冷蔵保存をしたり、製氷皿1マスに大さじ1程度ずつ流し入れ、ラップをして冷凍保存しておくと便利です。
どちらの保存方法の場合も、離乳食に使うときは加熱し、保存した手作りの昆布だしは、早めに使いきるようにしましょう。
昆布だしで赤ちゃんが食べやすい離乳食を作ろう
離乳食後期・完了期に入ると、いろいろな食材の味を経験し、味がしないものや好き嫌いが出てくる時期かもしれません。調理にだし汁をほんの少し使うと、赤ちゃんは新しい味と感じいつもよりたくさん食べてくれることもあるようです。
昆布だしを冷蔵庫で保存するときは、ペットボトルや麦茶ポットなどお家にある使いやすいものを活用してみてくだいね。作りおきした昆布だしを離乳食に使う場合は、電子レンジで温めるなど再加熱してから使いましょう。
離乳食後期・完了期のメニューに上手に昆布だしを取り入れて、子どもが積極的に食事を楽しめるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月26日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。