
離乳食をペーストから始めるとき、どのように調理すればよいのか悩むママもいるかもしれません。今回は、離乳食を始めるときに意識したことやミキサーなどの離乳食のペーストを作るときに使った道具、ペーストを使った離乳食のレシピをママたちの体験談を交えてご紹介します。
厚生労働省の資料によると、離乳食を始めるときは、首のすわりがしっかりしていることや支えると座れること、食べ物に興味を示すことなどが目安として考えられており、生後5、6カ月の頃が適当であるとされています。
実際に、ママたちは離乳食を始めるときどのようなことを意識していたのでしょうか。
「離乳食を始めるときや、新しい食材を増やすときは、1さじずつあげるようにしていました。どのようなペーストが食べやすいのか、子どもの様子を見ながら進めました」(生後5カ月のママ)
離乳食を始めるときは、1さじずつ始めることを意識していたママがいるようです。赤ちゃんが食べにくそうな場合は、ペーストのなめらかさを見直したり、食べやすい食材を選んだりしてみるとよいかもしれません。
「子どもが生後5カ月を過ぎた頃、私たちが食事をしているところを見つめて、よだれを垂らすようになりました。食事に興味をもち始めたのかなと思い、離乳食を始めました」(生後5カ月のママ)
離乳食を始めるタイミングは、赤ちゃんの様子を見て決めたというママがいました。赤ちゃんが嫌がるときは始める時期をずらすなど、赤ちゃんのペースで離乳食が始められるとよいかもしれませんね。
「離乳食は10倍粥から始め、飲み込むことに慣れてきた頃、野菜のペーストをあげました。なめらかなペーストにすると子どもも飲み込みやすいようでした」(生後6カ月のママ)
離乳食初期の頃は、赤ちゃんが食べ物を飲み込むことに慣れていく時期と考えるママもいるようです。10倍粥や野菜のすりつぶしなど、飲み込みやすいペーストから始めることを意識するとよいかもしれません。
離乳食を始めるときは、食材のペーストから進めていくようですが、ママたちはどのような道具を使ってペーストを作ったのでしょうか。それぞれの道具を使ったペーストの作り方をママたちに聞いてみました。
「離乳食のペーストを作り置きしたいときは、一度に多くの量のペーストが作れるミキサーを使いました。作ったペーストは製氷皿に入れて冷凍保存していました」(生後5カ月のママ)
「にんじんやしらすなど、食材ごとのペーストをミキサーで作りました。すりつぶしにくい食材も簡単にペースト状にできるので簡単でした」(生後6カ月のママ)
ミキサーを使うと、簡単になめらかなペーストを作ることができるようです。ミキサーの大きさや種類はさまざまあるようなので、まだ食べる量が少ない離乳食用には、容量の小さいミキサーを選ぶと使いやすかったというママの声もありました。
「ハンドブレンダーはお鍋の中で使えるので、茹でた野菜とその煮汁を使ってそのままペーストが作れました。洗い物も少なく済むので便利でした」(生後5カ月のママ)
「少量のペーストを作りたいときは、ハンドブレンダーを使っていました。深めの容器に野菜を入れてレンジで加熱し、そのままハンドブレンダーでペーストにして子どもにあげました」(生後5カ月のママ)
少量の食材を手早くすりつぶしたいときには、ハンドブレンダーが役立つようです。専用の容器だけではなく、鍋の中などでも使えるようなので、野菜を茹でた後にそのまま使うことができて便利かもしれません。
「かぼちゃなどのつぶしやすい食材はすり鉢を使ってペーストにしました。野菜などはあらかじめしっかりと茹でておくとつぶしやすかったです」(生後5カ月のママ)
「離乳食初期の頃は、小さなすり鉢を使ってペーストを作りました。少しの量ならすぐにペーストができました」(生後5カ月のママ)
すり鉢は、離乳食を少量ずつ作りたいときに使ったママがいるようです。食材のなめらかさを自分の目で確認しながら作ることができるので、ペーストの硬さを調整しやすいかもしれません。
赤ちゃんが食べやすいペーストを使った離乳食のレシピが知りたいママもいるのではないでしょうか。ママたちが実際に作ったことのある、ペーストの離乳食レシピをご紹介します。
「ミキサーに、やわらかく煮たかぼちゃと、お湯に溶かしたミルクを入れて混ぜ、かぼちゃとミルクのペーストを作りました。とてもなめらかになり、子どもも飲み込みやすそうでした」(生後5カ月のママ)
かぼちゃを、ミルクでのばすことでなめらかなペーストができあがるようです。同じ作り方で、ほうれん草や小松菜のペーストを使ったというママもいました。ミルクを混ぜると甘みが加わるようなので、赤ちゃんも食べやすくなるかもしれません。
「枝豆と豆腐のペーストを作りました。枝豆を茹でて、さやから豆を取り出して薄皮を剥き、ハンドブレンダーで細かくします。そこに絹ごし豆腐を加えて数秒ブレンダーで混ぜたら完成です」(生後6カ月のママ)
簡単にペースト状にできる絹ごし豆腐は、さまざまな食材と混ぜあわせて使うことができ、レシピの幅も広がるかもしれません。他にも、トマトやキャベツのすりつぶしと混ぜて離乳食ペーストを作ったというママの声もありました。
「タラを茹でてから、すり鉢ですって細かくします。そこに、茹でたじゃがいもを加えてさらにすりつぶし、白湯でのばしてなめらかなペーストを作りました。子どももおいしそうに食べてくれました」(生後6カ月のママ)
茹でたじゃがいもは、すりつぶしてから白湯などでのばすと簡単にぺースト状になるようです。白身魚など、そのままではなめらかにしにくい食材を使う場合は、ペーストにしやすい食材と混ぜあわせると赤ちゃんも飲み込みやすくなるかもしれませんね。
ペーストから離乳食を始めるとき、赤ちゃんが食べやすいペーストのレシピが知りたいママもいるのではないでしょうか。作りたい量やペーストにしたい食材にあわせて、ミキサーやすり鉢などの道具を選ぶと作りやすいかもしれません。
ママたちが作った離乳食レシピを取り入れながら、赤ちゃんが食べやすい工夫をして離乳食のペーストが作れるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年7月10日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2018年09月01日
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