離乳食はいつから?鶏団子の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?鶏団子の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食の鶏団子はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回は鶏団子です。

鶏団子を離乳食で始める前に

離乳食に取り入れるときは、鶏肉から始め、次に豚肉、牛肉と順に進めていくとよいようです。鶏肉は離乳食として最も用いられることが多く、厚生労働省の資料によると完了期には85.0%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

鶏団子はいつから離乳食に使用できるのでしょう?

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食 食器
©Devil007- Fotolia

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は10~15g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は15g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は15~20g

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鶏団子を使った離乳食のメニュー例

鶏団子 離乳食 
©Thawornnurak - Fotolia

鶏団子スープ

「離乳食中期の頃に作りました。鶏ひき肉と水切りした絹豆腐をフードプロセッサーに入れてよく混ぜたものを、スプーンで丸めて火にかけた昆布だしの中へ入れて茹でます。やわからい食感によろこんで食べてくれました」(30代ママ)

豆腐を入れることで、ふわふわとした食感になり食べやすくなるようです。強火で一気に茹でるよりも、中火でゆっくり火を通した方が硬くなりにくいという声もありました。


鶏団子の野菜あんかけ

「離乳食完了期の頃、鶏団子に野菜あんかけをかけて出しました。にんじん、白菜、コーンなどたくさんの色の食材を使うことで、子どもが食事に興味を持ってくれました」(30代ママ)

あんかけに使用する野菜や味付けを変えることで、バリエーションを増やす工夫しているママもいるようです。

保存方法

初期・中期

「ボイルした鶏団子が完全に冷めてからよく水気を切り、1食分をフリーザーバッグに入れて冷凍保存しました」(30代ママ)

すぐに調理に使える状態で冷凍保存し、解凍後に他の食材と組み合わせて汁物や煮物を調理するママが多いようです。


後期・完了期

「鶏団子スープや汁気のある煮物は、1食分ごとにタッパーに入れて冷蔵保存しました。鍋に移し替えて温めていました」(30代ママ)

「1週間以内に使い切る分量をまとめて作って、1食分ごとに冷凍保存しています」(30代ママ)

食事のタイミングに子どもを待たせることなく出せるように、すぐに食べられる状態に調理してから保存しているようです。

気をつけていた点

調理時

「調理を中断して子どもの相手をすることがあるため、材料を混ぜるときに手が汚れないように調理用のポリ袋を使っています。袋の底の角を切って絞り出して鶏団子を作る量の調整もしやすいです」(30代ママ)

袋を使うことで衛生的なうえに、手が油っぽくならないため、手洗いが簡単に済み、洗い物も減るようです。ほかに調理用の手袋を使うママもいるようです。


成形時

「手づかみ食べの時期には持ちやすい大きさに調理しました。子どもの口の大きさに合わせた棒状にすることもあります」(30代ママ)

サイズが大きすぎると、食べにくいようですので、子どもの口より一回り小さいサイズを目安に作ると食べやすそうですね。

鶏団子は離乳食中期から使える

離乳食を食べる赤ちゃん
TierneyMJ/Shutterstock.com

鶏団子をいつから与えたらよいか迷うママもいるかもしれませんが、鶏団子は離乳食中期・後期・完了期頃から与えられるようです。下ごしらえや冷蔵・冷凍保存もしやすいようなので、味付けや調理方法など工夫をして食事に取り入れていけるとよさそうですね。離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理するなど、家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年12月20 日時点の情報となります。

2017.12.22

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